ドクター・スリープ 上

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163902784

作品紹介・あらすじ

あの名作『シャイニング』の続編、堂々の日本上陸『シャイニング』に描かれた惨劇から30年。ダニーを再び襲う悪しきものども。異能力「かがやき」を持つ少女とともに彼は敵に挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 上巻の最初はシャイニングの続きらしい怖さ一杯。
    下巻に入る頃には対決バトル物。良いのだけれど、好みとしてはじわじわ来る怖さをもっと味わいたかった。
    一人でバスルームのドア開けたくなくなるタイプの。

  • シャイニングの続きが出ていたとは!!!
    面白かった!そして冒頭から怖すぎてホテルに泊まる予定なのに読んだことを後悔。
    久々に夢中になって読みました。

  • あの「シャイニング」の続編。今度の敵はリアルに存在する「超能力者」の集団だ。お化けホテルの惨劇を生き延びた少年ダニーはトラウマ抱えて冴えないおっさんになって再登場、自分以上の能力「シャイニング」を持つ少女と知り合い、その少女をつけ狙う敵「True Knot」と戦う羽目になる。
    だが前作でダニー少年の「シャイニング」が家族を怪異から守るのに何の役にも立たなかったのと同様、少女の能力も敵の能力も異様ではあるが地味っちゃ地味である。だから少年ジャンプ或いはx-men的なちょうのうりょくしゃのすげー戦いを期待して読む人は肩すかしを食らうかもしれない。
    「今から行ったるからな」「ドアホこっちから行ったるわ」「バーカ」「バーカ」みたいな敵とのやりとり、すげー緊迫感なんだけど、ちょっと笑ってしまいました。
    この小説の魅力は、特殊な能力は持たないが隣人の苦しみを見過ごせない勇気、それを行動で示す凡人の偉大さ、自分の能力をささやかに仕事に活かせる喜び、過去の自分の行ないを見つめること、今日できることを一度に一つずつ遂行していく勇気、みたいなものかもしれない。それって面白いかと聞かれたら、めちゃくちゃ面白い。怖い思いをさせるばかりで役に立たない、自分を世間から孤立させる能力を抱えて生きるってどういうことか、ちゃんと共感できるように書いてある。
    身の毛もよだつシーンもあるし、よくこんな事を思いつくなあ!という展開もある。最近は話がくどくてしばらくキングの小説は敬遠してたけど、やっぱりすごい作家だと思う。

  • 映画を先に鑑賞。シャイニングを読んでからだいぶ時間が経っていたので思い出すのに苦労した。映画を見ていたので登場人物の姿がすぐに思い浮かんだ。キング作品はたいてい長いが、これはあまり長さを感じなかった。

  • 先に映画を見てからの読書。

    「ピーナッツ農夫が大統領だった頃」と書かれてもピンと来ないが、それでも気温が摂氏になっただけ理解しやすくなった。
    前作シャイニングの「一家の貯金が6000ドル」「ホテルの収益が100万ドル(100万ドルは投資で収益は1万ドルだったかも)」という表現ではどのくらい貧しいのか豪華なのか今一つわからなかったが、本作の「1週間分の給料が5万ドル」「財布から70ドルを盗む」「6桁の年俸」は実感としてよくわかる。
    ピケティが「現代小説は価値を貨幣で表現しなくなった」と書いていたが、こうした表現が出てくるようになったということは、とりもなおさず世界が貧しくなったということだろう。

    前半は登場人物の掘り下げで物語の動きはほとんどない。

    映画版アブラが黒人少女だったのでそのイメージで読んでいるが、白人少女でもよかったかもしれない。アジア系だと何となく違和感がある。

  • シャイニングの続編。表紙が繋がっているので上巻は左に置かないと。

  • めちゃくちゃ面白い!!これはキング、久々の傑作です。下巻が楽しみ。

  • 『シャイニング』ディテールを覚えてなかったので再読しておいて良かったよぉ。わくわくしながら読み進めました。めっちゃ面白い!野球少年の描写、怖かったぁ〜!ダン、アブラがどうか傷つきませんようにと祈りながら(そんなわけないだろ!と確信しつつ)下巻へ!

  • 下巻でまとめて書きます。

  • 下巻でまとめて

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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