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Amazon.co.jp ・本 (440ページ) / ISBN・EAN: 9784163902883
作品紹介・あらすじ
物語の名手の最高到達点
「ええ声」を持つ「なにか」はいかにして「悪声」となったのか――ほとばしるイメージ、疾走する物語。著者入魂の書き下ろし長編。
みんなの感想まとめ
物語は「ええ声」を持つ「なにか」が「悪声」となる過程を描いており、豊かなイメージと疾走感あふれる展開が特徴です。読者からは、物語の中でのコケと声の絡まりが印象的であり、特に「みずうみ」に続く新たな試み...
感想・レビュー・書評
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少しずつゆっくり読んでいたのを、先ほど読了。久しぶりのいしいしんじ長篇。
コケと声が絡まりあいながら紡がれる話。「みずうみ」が転機な気がするのだけど、「ポーの話」以前より直截的な書き方になった気がして、私自身はまだその感覚に慣れていない。序盤・中盤まではうーん、と思っていて、四章になったあたりで少し引き込まれ、でもそのまま山場を迎えきれないまま終わってしまった感じ。でも新境地を開拓してるのは感じるから、私が慣れないだけなのかもしれない。
今月また長篇の新作が出るらしいので、それも楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
独特な世界観に圧倒され、なかなか物語に入っていくことが出来ませんでした。。
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生駒山上でライブをやっていました。
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難しくておもしろかった。
表紙の通りで、いいとかわるいとかじゃなく、それでその区別ははっきりしないってことだと思ったけど違う? -
いしいしんじさんが大好き。にもかかわらず、「みずうみ」に続き、ついていけなかった小説。なんか悔しい。
ぐんぐん引き込まれて読み進む箇所もあれば、なにかがなにかを見ているような場面や描写になると、とたんに進まなくなる。珍しく、日本が舞台っていうのも違和感があったのかな?うーーーん。なんだろうなぁ?
図書館の返却期限を意識して、どんどん読み進めたものいけなかったかな?
もっとゆっくり、言葉を楽しみ、想像し、心に絵を描くように楽しんで読まないといけなかったかなぁー。
もっと楽しんで読める小説な気がするのに、なんだか、悔しい。
いつか、なにも考えずにのんびりと再読したい。
★後でわかったこと。
筋立ても分量も、あらかじめ何も決めずに想像の赴くままに書き進めたらしい。そりゃ、難解だw -
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「ええ声」を持つ少年はいかにして「悪声」となったのか―ほとばしるイメージ、疾走するストーリー。物語の名手が一切のリミッターを外して書き下ろした問題作。
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第一章 「ぶっしょうじ」縁起 第二章 アムステルダムの父親 第三章 方舟教会ライブ 第四章 球体
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廃寺の緑の苔の上で泣き声を上げ、荒れ果てた堂宇から現れた女の左の乳を呑んでいた赤子・<なにか>は、近所の農夫の養子になって成長するが、中学の時音楽の女教師に歌の素質を見出される。だがそれは単なる歌の巧さということではなく、聴く人の細胞に沁み渡るような声の質、とでもいうようなものなのである。<なにか>は成長とともにさまざまな人と出会い、いろいろな経験をするのだが、最後まで読むと、すべて夢の中のできごとだったのだと言われても決して驚かないのである。ここにいてここにいない。ここにいるのにどこにでもいる。壮大で矮小であり、外であり内である。不思議な旅の物語のような一冊である。
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