ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)
- 文藝春秋 (2015年8月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163903231
作品紹介・あらすじ
ラグビー日本代表を勝利に導く名将の哲学弱かったラグビー日本代表は、なぜ世界の強豪に勝てるようになったのか。世界的名将が組織と個人を育てるための哲学を語り尽くす!
感想・レビュー・書評
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「コーチの仕事はいかにそれぞれの人間の能力を最大限に引き出すか」
本書ではアートと表現されてます。
たしかにそれぞれの個性をいかにして伸ばして作品に仕上げるかはアートやと思います。
本書でもクリエイティビティの大切さが書かれています。
日本人に足りないのはクリエイティブな発想なんやなと思います。
一気に読んでしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラグビー初心者だったけど、ラグビーやコーチングの話、国民性や文化、歴史の話、幅広くて、面白くてどんどん読めた。
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「生島淳」の『ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」』を読みました。
ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」
ラグビー関係の作品は昨年の10月に読んだ「荒木香里」の『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』以来ですね。
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ラグビー日本代表を勝利に導く名将の哲学
弱かったラグビー日本代表は、なぜ世界の強豪に勝てるようになったのか。
世界的名将が組織と個人を育てるための哲学を語り尽くす!
ラグビー弱小国・日本は、なぜ世界と戦えるようになったのか――。
2012年4月に「エディー・ジョーンズ氏」がラグビー「日本代表」HC(ヘッド・コーチ)に就任してから3年、「日本代表」は「ジョーンズ氏」の緻密なコーチングで着実に力をつけ、世界ランキング10位に入るまでになった。
そして、9月18日からイングランドで開催されるワールドカップでは、ベスト8を目標に掲げて世界の強豪に挑むことになる。
これまでのW杯での対戦戦績は1勝21敗2分、ラグビー弱小国・日本は、「ジョーンズ氏」のもと、どのようなコーチングを受けて世界の強豪と互角に戦えるようになったのか。
「プロのコーチングはビジネス」と言い切り、「コーチングはアート」とも語る「ジョーンズ氏」。
これまでW杯で「オーストラリア代表」を準優勝、「南アフリカ代表」を優勝に導いた知将は、すでに日本の強みと弱みを見極めて、チームにすぐに変化をもたらしている。
W杯では「ジャパン」をいかに勝利へと導くのか。
ラグビーだけではなく、欧州のプロサッカーリーグ、NBAバスケットボール、NFLアメリカンフットボールなどのプロスポーツのコーチングを研究し、心理学、統計学などジャンルを超えてあらゆる知識を貪欲に採り入れ、「コーチングでいちばん重要なのは、選手に自信を持たせることだ」と語る「ジョーンズ氏」の「勝つための哲学」を10時間以上にも及ぶインタビューから明らかにする。
ラグビー/スポーツのジャンルにとどまらず、「弱小組織が世界で戦って勝つため」に必要な思考法を経営者やビジネスマンなどにも幅広く伝える。
巻末の「「エディー・ジョーンズ」が選ぶ、指導者なら読んでおきたい15冊」も、ビジネスマンには非常に参考になる。
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ラグビーワールドカップ(RWC)2015直前の2015年(平成27年)8月に刊行された作品、、、
ラグビーワールドカップ(RWC)2015で「日本代表」のヘッドコーチを務めた名将「エディー・ジョーンズ」の勝つための哲学を、スポーツライターの「生島淳」が10時間以上に及ぶインタビューから明らかにした作品です。
■プロローグ
■Try1 コーチングはアートである
■Try2 コーチングの流儀1 アイデアをいかに生かすか
■Try3 コーチングの流儀2 数字を使いこなす
■Try4 勝つための組織作り
■Try5 革命の起こし方―日本の課題を整理する
■Try6 教育の価値を考える
■Try7 コーチング最前線
■Try8 ラグビーの世界地図―南半球編
■Try9 ラグビーの世界地図―北半球編
■エピローグ
■特別付録 エディーさんの参考書―必読の15冊―
「エディー・ジョーンズ」が「コーチングはアートである」と語るところから、日本人の感覚とは随分違うもんだなぁ… と感じ、作品の中にぐいぐい引き込まれていきました、、、
●規律と楽しさは矛盾しない
●コーチとは優秀なセールスマンでもある
●コーチにとって大切なのは選手は何故そういう決断をしたか考えること
●成功しているチームを構成する4つのポイントは、①ハードワーク、②楽しさ、③規律、④柔軟性
●下位10%の選手を中位に引き上げるのが大切
●ステージが変わればリーダーの条件も変わる
等々、ビジネスマンとしても参考になる言葉が印象的でしたね。
そして、各国・各地域のラグビーカルチャー、ラグビー事情を解説した『Try8 ラグビーの世界地図―南半球編』と『Try9 ラグビーの世界地図―北半球編』は、ラグビーファンとして愉しめる読み物になっていましたね… そして、「エディー・ジョーンズ」が、スポーツだけでなく、ビジネスについても、良く勉強していることが理解できましたね、、、
面白く読めました… 知将がラグビーワールドカップ(RWC)2015終了後、日本を去ってしまったのが残念でなりません。 -
スポーツ問わずに、コーチとしての大切な真髄が記されてある。
コーチにとって大切なのは、選手がなぜそういう決断をしたのか考えることである
結果ではなく、プロセスにこだわる
革命を起こすときに大切なことは、全員が信じること
これらを大切にしてコーチングしていきたい -
2015年ワールドカップ。あの南アフリカを破ったGiant Killingの直前に出版された作品。エディー・ジョーンズへの10時間に渡るインタビューをもとに、リーダーシップ、コーチング、そして、日本や各国の文化についての彼の考えが収められている。
コーチングとはアートである。状況、相手を見ながら、最も適切と思われる方法、言葉を選ぶ。数字、統計を使いこなすこと、科学的であること。クリエイティブであること。そして、勉強すること。彼の世界各国でのラグビー指導者としての経験から語られるこれらの言葉は、ビジネス、人生にも参考になる。 -
心に響くフレーズ
① 徹底的に観察する。それがコーチの仕事だ。
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「信じる」というキーワードは一回くらいしか出てきてないように思う。前半はコーチングの本だが、後半はラグビーの本だったかも。
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チームをまとめる人は読むべきだと思います。
ワールドカップの南アフリカ戦前に書かれた本なので、冷静にコーチングにフォーカスされています。
これを読むと、日本代表が、南アフリカ共和国代表に勝ったのが「まぐれ」ではなかったということもよくわかります。
日本代表は全員が「勝てる」と信じていた。それを心の底から信じることができたのは、エディー・ジョーンズの「コーチングの力」でした。
著者は「コーチングはアート」だと言ってます。つまり、コーチの仕事は選手の能力を最大限に引き出すことであり、そのために創意工夫を凝らすのが「アート」。