インテル 世界で最も重要な会社の産業史

  • 文藝春秋 (2015年9月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (584ページ) / ISBN・EAN: 9784163903316

作品紹介・あらすじ

「半導体の集積密度は18~24ヶ月で倍増する」つまり「コンピュータの処理能力は指数関数的に向上していく」、1965年、インテルの創業者であるゴードン・ムーア博士が発表した論文に書かれていた半導体の能力に関する洞察は、「ムーアの法則」として、今日にいたるまで、情報産業にかかわるものが、逃れらない法則となった。



その法則を生み出した「世界で最も重要な会社「インテル」の産業史である。



ムーアの法則」の誕生のみならず、本書を読む読者が切実に感じるのは、今自分が努めている会社、業界のすべてに通ずる共通のテーマが、鮮烈なエピソードをもって書かれている点だ。



すなわち、「技術力か営業力か宣伝力か」という問題。

あるいは「才能か努力か」

あるいは、「継承か革新か」

あるいは「模倣か創造か」



本書の中には、コンピュータの心臓部であるマイクロプロセッサ(CPU)を世界で初めインテルとともに開発した日本の電卓メーカーが、最後の最後で社長の判断から契約をキャンセル、結果的には、CPUの知的財産権を逃すという「史上最悪の経営判断」をしてしまう話や、あるいは、モトローラに劣るチップをインテルが営業力でもってシェアを逆転する様など、私たちの今日のビジネスの日々の判断に通じる血わき肉おどるエピソードが満載されている。



著者はアメリカの新聞で初めてシリコンバレー担当をおいたサンノゼマーキュリーニュースで最初のシリコン・バレー担当となった記者。1970年代から今日まで、その有為転変を追い続けてきた。

みんなの感想まとめ

技術と経営の交差点で繰り広げられるインテルの物語は、半導体産業の進化を紐解く魅力的な内容です。ムーアの法則を生み出したこの会社の歴史は、単なる技術革新にとどまらず、ビジネスの根幹に迫る深いテーマを提供...

感想・レビュー・書評

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  • アンディとムーア。この2人はインテルがなくなっても教科書に名が残るんでしょうね。

  • p169 シャープの佐々木正 ボブの椅子を崇拝

    p172 ビジコン 嶋正利

    p278 マイクロプロセッサ4004の開発者 テッド=ホフ、フェデリコ=ファジン、スタン=メイザー、嶋正利

    ファジン、嶋はザイログへ

    集積回路 ノイスとキルビー
    トランジスタ  バーディーン、ブラッテン、ショックレー

  • 産業に史上最も重要な変化を与えたインテルの物語。ノイス、ムーア、グローブという3人の個性が織りあって経営が進められていくが、それぞれは偉大ではあるが不完全な特徴もあり、マイクロプロセッサにしても偶然の要素が強く働いていることが興味深い。ただ、その偶然を掴み取り、実現するところに経営としての実力があるのか、と推察。

  • 最高でした。特に半導体戦争の時代背景を知らない世代だった私には、その時代の様子がありありと伝わってきたことはとても良かった。メモするところが多すぎてこれはメモする意味あるんだろうかと思うほど。

    インテル創業者の2名と、もう1人、合わせて3人の伝記。本当に、超がいくつもつくほど優秀な3人が作ったインテルのすごさに迫れる。グーグルの話は読んだことあったけど、こちらの方が何枚も上な気がする。



    ・プロセッサの表記がなぜか漢数字。x86がx八六になるのは違和感しかない。

  • 時間つぶしの読み物としては、面白いしボリュームもあるのでちょうどよい。
    なにか学ぶことがあるかといえばそんなにないかもしれない。

  • 急に半導体に興味を持ったので、業界を代表する会社の歴史を知りたくて読んでみた。これだけの会社だから、創業以来いろんなドラマがあるのは当たり前だし、その意味で特に関心も失望もなし。
    奢れるものは久しからず、PCが明らかに衰退期に入り、替わって台頭してきたモバイル端末でARMコアやクアルコムに出遅れたインテルが巻き返しを図れるのか、むしろ今後の方が注目される。

  • 読了。昔、「アップル」を読んだことがあるが、それに比べると非常に読みやすかった。しかし、500ページを越えるボリュームは、読むのにエネルギーを要した。自分の1ヶ月に掛ける読書力の大半を必要とした。
    終戦間際からの話があり、壮大なエレクトロニクスの話であった。パソコンの心臓部CPUを独占して作った会社である。自分たちの生活(携帯を含むあらゆる家電)に大きくかかわりのあったことだったと再認識させられた。原題は、「インテル トリニティ」である。トリニティは三位一体という意味で、3人の創業者のことである。創業者は、以下である。
    ロバート・ノイス(ノーベル物理学賞受賞者営業担当) ゴードン・ムーア (ムーアの法則 提唱博士 技術担当)アンディ・グローブ(ホロコーストサバイバー 実務責任者)
    カッコに思い付く肩書きをいれてみたが、本書を読むとそれ以上の役割を感じると思う。帯文に「全管理職必読!」とあった。平社員であるが、読んでみた。仕事の悩み解決方法は、なかった。今が絶頂期の会社であれば、ソリューションがいくつもちりばめられ、気持ち良く、読み終えたと思う。しかしどこの会社もそうであるが、いつまでも君臨できる訳ではなさそうである。さて普通のサラリーマンはどうしていくかなと、考えてしまう。

  • 549.067||Ma

  • 文字量が多かったのでさらさらーと。
    読み応えがあって、物語として面白い産業史だったが、
    その中に「日米半導体戦争」が書かれていてすこし驚く。
    日本企業が半導体戦争で負けた原因の一つは
    「きわめて短い時間軸で働いていたこと」。
    これは、今の日本社会全体に当てはまりますね。

  • インテルの創業から2013年までを創業者を軸に、半導体史を織り交ぜながら描く。上下2段で550ページ余りの大著だが、翻訳がこなれているせいもあり読み易かった。
    グローブの「パラノイアだけが・・」のセリフや日米半導体交渉、メモリー事業からの撤退など、断片的な知識だけであったが、成功が約束されていたかのような現在からは考えられないくらい、危機の連続であったとは。
    本書を読んでいる途中でグローブ死去のニュースが流れ、一層感慨深い。
    素晴らしい本なのだが、時系列で前後する部分が多く、いつの時代の話なのか見失いそうになるのが唯一残念。

  • 世界で最も価値のある企業のひとつであるインテルの、創業から現在での企業史。

    三人の創業者が創りだす「インテル・トリニティ」が、いかに同社の成長に大きく関わっているのかが細やかに書かれている。
    ITに詳しくなくても、インテルがどのような理念を持って邁進してきたか、世界で最も価値のある企業は何を重視してきたのかを読むことで、学べるものは非常に多いと感じた。

    創業者の一人で三代目CEOのグローブが著した「インテル経営の秘密」も読んでみた方が良さそうだ。

  • ロバート・ノイス初めて知りました。
    ムーアの法則がいかに生まれたか。グローブ含めた3人の歴史。


    人間関係と経営。


    気にする必要あるのか、ないのか…

  • いい本だった

  • 読み応えあります。8080とか、8086とか、中学生の時のintelはそれほど大きな会社ではなく、zilogや68000、6809みたいな石がどんな立ち位置だったのか?というのが説明されていきます。ロバート・ノイスのことは全く知らなかった。

  • 「ムーアの法則」が当事者によって守られる事で確立し、インテルの経営も成功させるとは!翻訳も◎

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著者プロフィール

テクノロジーをテーマに執筆する著名なライター。サンノゼ・マーキュリー紙をはじめ、ハイテク業界を30年以上取材している。ドットコムブームの最中には、世界最大級のビジネス系雑誌であるフォーブスASAP誌の編集者を務め、現在はウォール・ストリート・ジャーナル紙に寄稿している。著作には『バーチャル・コーポレーション』(徳間書店)などがある。

「2015年 『シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法-ビジネスを指数関数的に急成長させる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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