怒鳴り癖

  • 文藝春秋 (2015年10月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784163903439

作品紹介・あらすじ

会社帰りに遭遇したおやじ狩り、小学生の娘が苦しむ奇妙な病、永遠に忘れられない昔、同棲した女の影--。人生の「迷路」に立ちすくみ、あがくしかない男たちのドラマが胸に迫る。恋愛、ハードボイルド、さまざまな形で「人の心のはかなさ」と「人生の機微」に触れる物語を紡ぎ続けてきた名手が描き出した、人生の曲がり角で待ち受ける危機と再生。全六編の短編小説集。



「怒鳴り癖」仕事帰りに、二人組の男に暴行を受けた会社社長。怒鳴ってばかりの自分に怨みがある者の犯行ではないかと疑い……。

「通報者」怪しい男から近所の若い女性を救ったものの、警察に通報した若い男の容疑者が自殺したことから窮地に追い込まれ……。

「時には母のない子のように」同棲していた年下の男と刃傷沙汰になった事件。加害者の女性は昔愛した女と同姓同名だった。

「押し入れ」娘が突然かかった奇妙なパニック障害。妻は何を隠しているのか。

「マンションは生きている」中学生の女の子がマンションのロビーでプチ家出を始めた。管理人の私は親に連絡するのだが……。

「消えた女」退職後に付き合い始めたコンビニ店員の女性が突然姿を消した。彼女の残した地図を頼りにその足跡をたどる男を待つ思わぬ“真実”とは。

感想・レビュー・書評

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  • 中年男性の悲哀。

  • 藤田さんが書く男っぽさが出てていいものはいいんだけれど、やはりこの人は、長編がいいかなあ。短編で、あれ? これで終わりなんですか? というのがあってね。
    個人的には最後ふたつの「時には母のない子のように」「消えた女」が良かったさ、物語の空気感で。

  • この筆者は大人の話が多くて好きなんだけど、もっと恋愛恋愛したのを読みたかったなあ。

  • 藤田宜永さんらしい6編の短編集で構成されている。どの主人公も、こういう人って確かにいるよな思わせる。身近な友人が描かれているようなリアリティがあり、ついつい読まされてしまう。中年以上の男女の描き方がうまい作家だなと思う。

  • もう一つかな。入り込めない。

  • 『怒鳴り癖』が一番面白かったなぁ。私も怒鳴られたりするのが苦手。そういう人って多いと思う。落ち着いて話してくれればちゃんと理解出来るから。怒鳴ることで自分だけストレス解消しないでほしい。怒鳴られる側は結構ストレスになるんだから・・・と思っている。
    『怒鳴り癖』を長編で読みたかった。

  • 相性の合う作者さん。しかしこの人に新宿界隈語ってもらうと実にリアルw思い切り思わせぶりで最後まで白黒つけないって年代のなせる業?なのにw私の中では新宿鮫と同じトーンて....

  • 「瞬間湯沸かし器」と呼ばれるような主人公は、今では貴重な存在かもしれません。
    題名の作品は面白かったです。

  • 気が短く、つい怒鳴り散らしてしまう男が、暴漢に襲われる。首にした元従業員の復讐なのか?。表題作ほか全6編、人生に迷う男を描いた短編集。

    いくつか自分もと思い当たることもある短編集でした。

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著者プロフィール

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞受賞。17年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。その他『タフガイ』『わかって下さい』『彼女の恐喝』など著書多数。2020年逝去。

「2021年 『ブルーブラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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