FIFA 腐敗の全内幕

  • 文藝春秋 (2015年10月30日発売)
3.40
  • (5)
  • (7)
  • (14)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 130
感想 : 9
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784163903637

作品紹介・あらすじ

FIFA会長はスイスの本部から故国に帰国するたびに、
金の延べ棒をブリーフケースにいれて持ち帰っていた。
税関も外交パスポートを持つ彼をチェックできない。

資金洗浄、軍事独裁政権との癒着、韓国戦他での八百長、
W杯開催地選挙、会長選挙で飛び交う実弾、
放送権、マーケティング権をめぐる賄賂。

「今回のFIFA幹部一斉逮捕の端緒をつくり
ブラッターを辞任に追い込んだ男」(ワシントン・ポスト紙)
一匹狼の老調査報道記者アンドリュー・ジェニングスが
10年に及ぶ執念の取材のすべてを記す。


序 章 逮捕
世界を震撼させたFIFA幹部の逮捕劇は、三年前に私がFBIに預けた機密資料がき
っかけだった。私に脱税をつきつけられた米国の理事は、おとり捜査を承諾したのだ

第一章 リオのゴッドファーザー
違法宝くじで一大犯罪帝国を築いたリオのドン、カストル・アンドラーデ。彼のヤミ献
金帳簿には、大統領から判事、警察官そして、FIFA前会長アヴェランジェの名前が。

第二章 爆殺事件
リオデジャネイロの顔役だったカストロの死後、覇権をめぐって血で血を洗う争いがお
こる。一方で二〇〇〇年代世界各地のサッカー協会は腐敗の温床となった

第三章 FIFA会長の黄金入りアタッシュケース
チューリッヒからの帰りの便、アヴェランジェのアタッシュケースにはいつも金の延べ
棒がつめこまれていた。FIFA会長として外交官特権を持つ彼の鞄は税関も調べない

第四章 秘密賄賂リストを入手する
〇一年に経営破綻したイベント会社のISL。その89年から12年間の秘密の贈賄リストを私は入手した。アヴェランジェとその義理の息子は賄賂をいかにむしりとったか

第五章 ナイキとの片務契約
ブラジルサッカー連盟の会長であるテイシェイラの錬金術はナイキとの片務契約を結んだことから始まる。複雑な金融操作でマネーを洗浄、その金は議会の政治家へ

第六章 ドイツW杯決定のスキャンダル
06年のW杯は南アへ、そう耳打ちしていたブラッターだったが。結果は、オセアニアサ
ッカー連盟の棄権による一票差でドイツに決定。裏で二五万ドルの現金が動いていた

第七章 W杯チケット闇市場
W杯チケットは公式には、FIFA公認のチケットしか流通しないことになっている。
しかし、実際には四割が非公式ルートで流れる。その闇市場で甘い汁を吸う幹部たち

第八章 副会長の錬金術
中南米の票をとりまとめるためにプラッターが重用したトリニダードのジャック・ワー
ナーは、紛らわしい名前の会社を親族でつくり、そこにFIFAの金を振り込ませた

第九章 アメリカ理事はなぜ太っているのか
後にFBIのおとり捜査に協力することになるFIFA理事の

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

サッカー界の権威、FIFAに潜む腐敗の実態を暴露した作品は、驚くべき事実の数々を明らかにします。著者は、FIFA幹部の賄賂や八百長、資金洗浄といった不正行為を詳細に追跡し、その背後に存在する権力の暗黒...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 金が動くところに上手く入り込む輩は多いんだろうな...
    かなりびっくりな事実も多々。

  • FIFAの金を巡るスキャンダルが、これでもかと続く。あまりの醜さに吐き気さえ覚える。
    FIFAの幹部が摘発されたのは今年の5月のことであったが、それまでもBBCなどでは報道がなされていたようだ。なぜ、ここまで放置されていたのか。
    著者はこれまでもIOCのスキャンダルを報道してきたようだ。爽やかな善のイメージを振りまくスポーツの裏側に戦慄する。

  • 正直書籍としては読みにくいし、翻訳としてこれでいいんだっけ?という部分もありますが、内容は非常に生々しいFIFAの汚職に迫った内容です。このリポートが元になりFBIが動き、ブラッター以下が窮地に追いやられ、でもIOCサイドではバッハはいて、リオ五輪が開催され、ロシアW杯もカタールもと…。

    FIFAゴールプロジェクトと票の関係、バイロンとW杯チケット。リヒテンシュタインやスイスの銀行、カリブ海のタックスヘイブンの国。最高の弁護士と組織全体にはびこる腐敗。リオのマフィアたち。「僕、何の為に仕事してるのかな…」とつくづく思うし、クラブW杯の時期になるとコンラッド(電通の横のビル!!)にFIFAの旗がはためいているのを知っていたりすると、もういろんなことが想像されますw スポーツビジネスに関わる人で読んでないとやばい一冊です(2015.12.20ごろ読了)

  • 資金洗浄、軍事独裁政権との癒着、韓国戦他での八百長…。幹部一斉逮捕の端緒をつくり、ブラッター会長を辞任に追い込んだ英調査報道記者が、15年に及ぶ執念の取材のすべてを記す。賄賂リストの写真も掲載。

    調査報道の手本のような力作だった。アヴェランジェ、ブラッターらがいかに長年FIFAを食い物にして私腹を肥やしてきたかがよくわかった。ついでにIOCも似たようなものだということも。またさんざん言われてきたことだが、日韓W杯における韓国戦絡みの八百長のこともしっかり書かれていた。
    (B)

  • 腐敗のフルコースに途中からお腹いっぱいに…。FIFAで汚職に絡んで大量逮捕があったのは記憶してたけど、ここまでとは…。細かい汚職の手口は難しいしそもそも読みやすいとは言えず飛ばし気味に読んだけど、FIFAのドス黒さはよく分かった。
    子供ながらに昔思ってた、アベランジェっていかにも悪者みたいな顔してるなーとか、ブラッターで絶対裏で悪いことしてそーだな〜とかの印象論は外れていなかったのか…笑
    でもこの2人は逮捕されていないし、W杯はカタールで開かれるし、まだまだ闇は深そう。
    見えてるものじゃわからないのな、世界は。

  • 2018/5/31

  • これはヒドイ!って、本でなく、ここに書かれている出来事。我々が愛するサッカーの総本山であるFIFAがここまで腐敗しているとは。こうした事実を丹念に調べ上げた著者の執念に敬服です。

  • 暴露事項が切れ切れに述べられているだけで読むに耐えず.
    翻訳の問題ではないと思う.半分でやめた.

全8件中 1 - 8件を表示

木村博江の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×