• Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903651

感想・レビュー・書評

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  • アミの会(仮)アンソロジー、第一弾。

    テーマは【捨てる】ですが、「捨てたくないもの」「むしろ消えて欲しいもの」「捨てるのに困るもの」「捨てるべきなのかどうか悩むもの」「どちらが捨てたのか」「いずれは捨てるのだろうか」「捨て時はいつ」「本当には捨てない(謎かけみたい)」「形のないものを捨てる」「捨てる物に託す」など、いろいろ。
    やはり、今みんなが気にしているであろう、遺品整理や断捨離の話も出てきましたが、ヴァリエーションさまざまで面白かったです。
    え…っと、どこに【捨てる】が入っているのか?
    直接描かない高度なものもありましたが…

    『箱の中身は』大崎梢
    『蜜腺』松村比呂美
    『捨ててもらってもいいですか?』福田和代
    『forge’t me not』篠田真由美
    『四つの掌編』光原百合
    『お守り』新津きよみ
    『ババ抜き』永嶋恵美
    『幸せのお手本』近藤史恵
    『花子さんと、捨てられた白い花の冒険』柴田よしき

  • アンソロジーなので、普段手に取らない作家さんの作品も読めるので楽しかったです。
    「捨てる」というテーマで書かれた作品ですが、やはり好みのものとそうでもないものはありました。
    「蜜腺」や「ババ抜き」などが楽しめたにはいかにも私っぽいと思いますが、「箱の中身は」や「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」も好きです。

  • タイトル通り「捨てる」にまつわる短編集。
    「捨てる」という行為は「選ぶ」という行為の裏返しだなあと。


    「密線」
    自分の祖母と父もこんな感じだったので、まさか見られてたのかと一瞬思うくらいビビった。愛情を得られないからこそ執着する、という構図は理屈じゃないのか。パート先で嫌な女社員が白眼視されるよう仕向けたり、姑へ静かに食虫植物のお菜入れたり、一見弱そうに見えて嫁さん超怖い。こんな人が職場にいたら細心の注意を払って距離を最大限にとりたくなること請け合い。

    「お守り」
    いい話?ダメな話?はっきりさせない所が謎を謎のままでという感じ。


    「ババ抜き」
    ルーブルの絵画「ハートのAを持つイカサマ師」を連想。
    阿鼻叫喚一歩手前の殺意が怖い。他人の物だからつまんでみたくなるのか。男じゃなくてスリルが欲しかったのか。

    「幸せのお手本」
    皮肉なタイトルの全方位アイタタ話。
    確かにそれは友達なくすよな~というお付き合いや、話し合いのないまま夫婦仲が崩れてく様子がイタくてリアル。でも自分だったら絶対こんな風にならない!って突き放せる所でもないのがまた。我が身のことがバイアスかかって一番見えてないってのが世の常だし。ヒリヒリ痛い。

    「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」
    作者がエンタメホラー系だった気がしたので身構えながら読んだけどほどよくあっさり、笑いを持ってトリを務めてた。「幸せのお手本」の後だったから余計にほっとさせられたってのもあるか。逆だったら落ち込んだままの読み終わりだし。構成侮れないかも。

  • 捨てるをモチーフにした女流作家のアンソロジー
    これはお題がいいんだろうな、多彩でそれぞれの持ち味が出て、みなさん楽しそう。

    でするすると読んでしまって中身がなんだったか? (^^;;
    蜜腺はウツボカズラだったかしら......怖いような納得できるような
    捨ててもらっていいですか は 復員兵だったお祖父ちゃんの家を片付ける話
    ババ抜きは圧巻、こっわ〜〜(笑)

    箱の中身は / 大崎梢著
    蜜腺 / 松村比呂美著
    捨ててもらっていいですか? / 福田和代著
    forge´t me no`t / 篠田真由美著
    四つの掌編 戻る人形 / 光原百合著
    ツバメたち / 光原百合著
    バー・スイートメモリーへようこそ / 光原百合著
    夢捨て場 / 光原百合著
    お守り / 新津きよみ著
    ババ抜き / 永嶋恵美著
    幸せのお手本 / 近藤史恵著
    花子さんと、捨てられた白い花の冒険 / 柴田よしき著

    http://hon.bunshun.jp/articles/-/4273

  • いろんな方の作品が読めて良かった。

  • 先日読み終わった「推理作家謎友録」(エッセー)で、女性作家のアンソロジーが複数冊出版されていることを知って読んでみたくなった。
    発行順に読もうと思い、これが1冊目。

  • 2016 7/27

  • 前向きな話は少なく、暗い感じの話が多かった。

  • 913.68

  • アンソロジー。ホラー系の話が結構怖くてインパクトあり。

著者プロフィール

大崎 梢(おおさき こずえ) 
東京都生まれ、神奈川県在住。10年以上の書店員経験がある。2006年、書店で起こる小さな謎を描いた連作短編集『配達あかずきん』でデビューし、以降「成風堂書店事件メモ」としてシリーズ化、代表作となる。ほか、「出版社営業・井辻智紀の業務日誌」、「天才探偵Sen」のシリーズがある。
原宿を舞台にエリート出版社員が原宿系ファッション誌担当となるコメディお仕事小説、『プリティが多すぎる』が2018年10月ドラマ化される。カンヌでワールドプレミア開催&アジア各国で同時期放送が決まり、新たな代表作となった。

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