『罪と罰』を読まない

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903668

感想・レビュー・書評

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  • 岸本佐知子さんおもしろーーー!

  • 三浦さんと岸本さんの発言が特に面白い。「人肌がないとうなされてしまってね・・・」とか「いきなり帰るマン」とか。ラズミーヒン=修造とか。

  • ああ・・・三浦しをんさんが好っきぃぃ・・・。

  • 「『罪と罰』を読まない」読んだ、最高に可笑しい http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163903668 … あまりに意思的なタイトルだから何か社会学的な内容かと思ったら一作品を肴にした井戸端会議の記録だった。本の制作としてこういう方向がありなのか、というまずそこを問いかけたい笑(つづく

    読まないと宣言しつつ結局は読むし、一冊費やしている割にこれの読後にじゃあ実際「罪と罰」を読みたくなるかというと全くならない。可笑しいけどこの1回切りだろうな。重厚で暗いと思っていたドストエフスキーが、作品内で意図的に笑いを取ろうとしているのが読み取れるらしい、のが驚き(おわり

  • 三浦しをんの新作、と思って借りたら「罪と罰」を読んだことのない4人がたまたま宴会でその話になって、皆で話し合って想像してみよう、というものだった。「罪と罰」は読んだことないし、ダメかも、と思って読み始めたら、超面白かった。あとで気付いたけど、岸本佐知子も面白いエッセイ書く人だもんな。三浦しをんの妄想が光って、超笑える。ストーリーを推理していくところも面白かったし、実際人物紹介を読み、本文も読んで、読後会として集まってからの話も面白かった。ちゃんと「罪と罰」のあらすじも書かれてて、それがまた面白かった。あそこは誰が書いたのかな。三浦しをんかな。4人には申し訳ないけど、このあらすじで満足だ。でもほんと、こんなエンタメ作品だとは思ってなかった。スベのスピンオフもぜひ読みたい。「カラマーゾフの兄弟」も同じようにやってほしい。

  • 本を読まないで読書会をするっていう斬新な発想の対談でした!めっちゃ楽しかった!確かに罪と罰みたいないわゆる名作ってなんとなくしか知らないので、一緒に推理しながら読むの楽しかったです!この本に書いてあったけど、何をもってその本を読んだとするのかって微妙だな〜って思った!読んでないけどあらすじ知っているのと、読んだけど内容あまり覚えてないのはどこが違うんだ?っていう問いかけは納得してしまった…!読みたいと思った時から「読む」は始まってるという言葉に感動した…!名作読んでなくても恥じることないし読んでるからえらいわけではないんだよな…

  • 図書館で、けっこうな予約数が入っていたもの。
    みんな「罪と罰」を読みたいと思っていて
    読んでいない人が多いんだろうな。
    タイトルとこのメンツで引きは十分。
    ラズミーヒンが馬で修造というのに爆笑。

  • 983

  • 通勤途上で聞いているPodcastで取り上げられ、新聞の書評でも目にしたのでとても気になって手にとりました。喧々諤々いろいろな意見が出るであろうことを見通した“確信犯的企画”の本ですね。
    さて、本書の前半は、読んでいない状態での「推理」の場。このパートは正直、「?」でした。その点では、後半の各々が読み終えてからのパートの方は結構面白かったですね。参加者が持ち寄った「文庫本」には付箋紙がびっしり貼り付けられていたようです。気になった箇所を抜書きした個人ノートも登場します。

  • 2016/6/11

    楽しかった!
    わたしは「罪と罰」読んだことない。同じく未読の4名が「罪と罰」とはどんな話なのか?語り合う。
    作家は構成や展開をしっかり考えて書いているんだなぁ、と思い知った。しをんさんの思い描くシナリオがピリッとしていて良かったなぁ。

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著者プロフィール

岸本 佐知子(きしもと・さちこ):上智大学文学部英文学科卒業。翻訳家。主な訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、スティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、ショーン・タン『セミ』、アリ・スミス『五月 その他の短篇』。編訳書に『変愛小説集』、『楽しい夜』、『コドモノセカイ』など。著書に『気になる部分』、『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)、『なんらかの事情』、『死ぬまでに行きたい海』など。

「2023年 『ひみつのしつもん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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