ママがやった

  • 文藝春秋 (2016年1月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784163903750

作品紹介・あらすじ

ママはいいわよべつに、刑務所に入ったって



小料理屋の女主人百々子七九歳と若い頃から女が切れない奇妙な魅力をもった七つ年下の夫。半世紀連れ添った男を何故妻は殺したのか。

みんなの感想まとめ

79歳の母親が夫を殺すという衝撃的な展開から始まる物語は、家族の複雑な関係とダメ男の魅力を描き出します。小料理屋の女将である母親と、女にだらしない夫との間に生まれた三人の子供たちが、父親の行動に振り回...

感想・レビュー・書評

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  • ズバリ面白かった。
    井上荒野は当たり外れの振れ幅が広くてがっかりすることも多いけれど、こういう本にあたると読んでて良かったなとしみじみ。

    脈絡もなく突然話が展開するところ、登場人物のダメ男っぷり、美味しそうな料理。これぞまさに井上さん。

    ママといっても八十近い老婆が夫を殺してしまった。
    そこから徐々に過去をたどっていく展開。
    何だろう、シリアスなはずなのに他人事のようなママそれから子供たち。それもこれもリリー・フランキーのような適当な夫。
    (ごめんなさい、リリーさん、あくまでもイメージ)
    もうこれブラックコメディでしょ。

    で、とどめの一発が鳩サブレ。
    いやー、もう最高。
    鳩サブレだよ、絶対、ポイントは(笑)

    存分に井上荒野ワールドを堪能することができて満足。
    にしても、ブクログの評価が真っ二つなのが面白い。
    井上さんの作品全般が駄目なのか、この作品が駄目なのか、評価が悪かった人の意見が聞きたいな~。
    みんなの評価読めるってやっぱりブクログって楽しいね(*^_^*)

    • vilureefさん
      nejidonさん、コメントありがとうございます♪

      悔しいけど・・・
      分かります!(笑)

      悔しいのもありましたが、戻ってきたら...
      nejidonさん、コメントありがとうございます♪

      悔しいけど・・・
      分かります!(笑)

      悔しいのもありましたが、戻ってきたらnejidonさんはじめ、私の事覚えててくれてうれしかったな~。
      これもブクログのおかげです(*^_^*)
      2016/06/23
    • 夢で逢えたら♪さん
      お久しぶりです♪
      いいね!ありがとうございました。
      たまに書いたレビューを読んで下さってうれしいです(^^)

      この本で初めて井上荒...
      お久しぶりです♪
      いいね!ありがとうございました。
      たまに書いたレビューを読んで下さってうれしいです(^^)

      この本で初めて井上荒野を読んで、いま井上さんにハマってます。
      これ、面白いですよね。
      だいぶ前に読んで、書きたい事がまとまらなくてまだレビューは書いてないんですけど。
      心の機微を書くのが巧みな作家さんですよね。上手いなぁって思います。

      この頃はたまにしかレビュー書けないんですけど、またよろしくお願いします!


      2016/06/29
    • vilureefさん
      夢で逢えたら...さん、こんにちは(*^_^*)
      ご無沙汰しております~♪

      井上さん、初めてだったとは!!
      私、結構好きなんですよ...
      夢で逢えたら...さん、こんにちは(*^_^*)
      ご無沙汰しております~♪

      井上さん、初めてだったとは!!
      私、結構好きなんですよねー(笑)
      一番好きな本は「キャベツ炒めに捧ぐ」です。
      是非是非読んでみてください。

      こちらこそよろしくお願いしますね(^_-)-☆
      2016/07/07
  • 初読みの作家さん。
    面白かった。
    79歳の母がダメ男の父を殺してしまったことから話が始まる。子供達が集まり、どうするどうするとてんやわんや。
    その後はダメ男の話や彼を取り巻く人達の話。
    つくづくダメ男で、でも魅力的。
    ものすごく陰気になりそうな状況なのに、どこか飄々としていて面白かった。

  • 「ママ」といっても79歳の女性がある日突然、「やった」わけとは‥?
    ろくでなしの父親とその家族をめぐる連作短編が、とぼけた味わいで読ませます。

    母親は小料理屋の女将。
    父は7歳年下で、仕事はしたりしなかったりだが、何故か女心をひきつけるところがあり、別れてはまた女を作ってきた。
    そんな夫との間に、三人の子をもうけた母親はどう考えて生きてきたのか‥
    母親も含め、視点を変えて描かれます。
    時子、文子、創太は、父にあきれつつ、自分の中にも少しは似たところがあるのではと感じている様子。

    章のタイトルが傑作で、何とも苦いけど突き抜けたような軽みもあり。
    少しずつ明かされる駄目夫の妙な感じとないようであるような存在感。
    淡々と事態に対応しようとした家族もまた、何だか妙な感じ‥?

    かなりブラック・ユーモアただよう内容。
    誰にでもオススメするというわけにはいかないかも。
    奇妙な味わいの連作短編と聞いて食指が動く人向け。
    けっこう面白かったです☆

  • 時系列がばらばらの連作短編。

    女にだらしなく、仕事もしてるのかしていないのかの、どうしようもない父親。
    その妻で、小料理屋の女将のママと、2人の娘と息子。
    それぞれには、それぞれのいろいろがあり、各章事に視点が変わり、それが綴られます。

    物語は、妻であるママが夫を殺めてしまったというショッキングな出来事からスタートするのですが、なんだかシュールで可笑しみがあるのが不思議。
    過去のふたりが明らかになるにつれ、切ない気持ちになっていきます。
    なぜママは夫を殺めてしまったのか。
    理由は語られませんが、わかるような気がします
    そして、子供達も、きっと理解しているのでしょうね。

    読んで良かった。
    私にはいい出合いでした。

  • 安定の井上さん。彼女が描く愛の形は、いつもずっしり重く心に突き刺さってくる。表面上は穏やかなのでよけいに激しさを感じる作品だった。
    79歳の妻が夫を殺してしまう。子供達を巻き込んでどうしたもんかと相談している所から始まり、広渡家のそれぞれ過去の出来事が描かれて現在に戻ってくる。
    定職にも就いてなく常に愛人をつくっているダメ男な夫と、何も言わない妻。とっくに愛想尽かしてそのまま生活してたら歳とってしまった的な事かと思って読んでいたら、最後の最後でやられてしまった。
    ラストは少し修羅場な感じになってたけど、ジーンと胸が熱くなりました。

    • 円軌道の外さん
      フーミンさん、お久しぶりです!
      お元気ですか?

      なんやかや仕事が多忙で、ボクシングも現役を引退して教える方にまわったこともあり
      ブ...
      フーミンさん、お久しぶりです!
      お元気ですか?

      なんやかや仕事が多忙で、ボクシングも現役を引退して教える方にまわったこともあり
      ブクログを見る暇がない状態が続きまして(汗)、
      そうこうしているうちに書こうと思ってもなかなかレビューが書けない
      所謂スランプに陥ってしまいました(笑)

      体は元気だし、本は少しずつ読んではいたんですが、
      いざ書こうと思うとなかなか言葉が出てこないんですよね~(;゜0゜)

      まぁ、そんなこんなでブクログを2年くらい離れてしまいました。

      まだ完全復帰とはいかないですが、
      まぁ、ボチボチやっていきたいと思います。
      こんなアホウですが、またよろしくお願いします!

      P.S. 井上荒野さん、僕も大好きな作家です。独特な比喩表現や味のある言い回しに毎回クラクラするし(笑)、
      荒野さんを読むといつも感じるほの暗い情念と
      行間から沸き立つどこか淫靡な匂いにもハマってしまいます。
      紹介してくれたこの作品はまだ未読なので、
      次に読む日が楽しみです♪
      2018/01/19
  • 母親(79歳)から呼び出されて実家に集まる2人の姉と弟の3人の子どもたち。実家へ行くと家には父親(72歳)の死体が…。母親に「なぜ殺したのか?」と聞いても「ドラマでやってたような方法をしてみたら人間意外とあっさり死ぬものなのね」としか言わず、肝心の動機を明かさない。冒頭からの不穏な雰囲気に、ここから父親の死体をどうするかを巡るサスペンスが始まるのか?と思いきや、事件そのものとは関係のないこの家族それぞれの過去が描かれる連作短編集となっている。
    連作短編は、父親が殺された理由には必ずしも関連しない。
    でもそれぞれのエピソードに父親は何らかの形で必ず登場して確信をついているようでもあり大した意味はないようでもある「テキトー」な言葉を放つ。
    そんなテキトーな言葉に救われる場面が生じるのは、子どもたちがどこか父親のその「テキトー」さを引き継いでいるからこそなのかもしれない。そこには逃れられない地獄もあれば、ただ一瞬の救いもまたあると思う。そしてたぶん母親もまたそうであったのだろうと想像する。
    母親視点の短編は2つ収録されていて、この2つを読むと父親を殺した理由がある程度想像できるし納得もできると思う。
    そして、最後に収録された短編は唯一あの家族以外の人物からの視点で描かれていて、ラストシーンで、これがあることによって恋愛の虚構性が際立つと同時にそれを求める切実さもまた際立たせてるのが素晴らしい。
    構成、描写力、そしてテーマすべてが凄まじい小説だった。
    暗さはあるものの、何者にもなれない平凡な人間の苦悩みたいな、誰もが抱えうるものを描いていると思う。広く読まれてほしい。

  • ママがやった、というミステリを感じるタイトル。
    たしかにママがやったんだけど、ミステリというよりは家族小説。

    79歳の母が、父を殺すところから物語ははじまる。
    居酒屋を切り盛りする働き者の母と、自称小説家で遊び人の父。
    家族それぞれの視点で過去が語られる連作小説で、結局、なぜママがやったのか、その謎は釈然としない。
    愛情なのか、憎しみなのか、若いときに決意したことが熱病のように思い出されたのか…。
    穏やかで働き者に描かれるママ(百々子)のなかに激情が隠されていたことが、徐々に明らかになってく。

    この本を読んでて、樹木希林さんを思い出した。
    なぜ内田裕也さんと別れないのか尋ねられて(その質問もどうかと思うが)、樹木希林さんは、最後まで責任がある、みたいなことを言っていた記憶がある。
    愛情を超えて、情念のようなものを感じた。

    この本の「ママ」は、20歳で酒と睡眠薬と女にフラフラする男(夫)と出会い、こんな男は早く死ぬ、むしろ殺されるべきだ、と思う。
    その方が、ほかに誰も不幸にならずに済むから…もしかして、夫と結婚したのもその動機から?他の女性がこの男と結婚して不幸にならないように…ってこと?
    ママは、責任持って夫を殺した、ということなんだろうか。
    夫のせいで自殺を図ったかつての教え子(澄江)に、また夫が接触してることを知り、「この男は殺された方が良い」と思った当時の気持ちが引き金になったのかな…。
    謎の多いはなし。

    個人的に好きなエピソードは、息子が中学時代「精鋭グループ」からバレーボールの特訓と称してボールをぶつけられるという憂さ晴らしをされた日のこと。
    父が「そういうのは現実じゃないと思えば良いんだ。ドラマを演じてると思えば良い」とドヤったのに対して、
    息子は、そんなのはとっくに分かってる、じゃあどうしたら現実に戻れるのか教えてくれ、その先を父も知らないんだな、と呆れるところ。
    70過ぎてモテるような不思議な魅力のある父だけど、ただの薄っぺらである、ということを如実にあらわしてるところがすごい。

  • 人間だれしも潜在的に「クズ」であり、また「クズ」なりきりたい願望をもっている。

    しかしながら、社会生活を差障りなく送るために仕方なく、分別を持ったマトモな人間のフリをして暮らしているのだ。

    ......と書くと、一部界隈から「主語が大きい」と叱られるので、一旦は主語は「私は」に訂正しておく。

    この8編からなる連作短編集の登場人物の殆どが「人間のクズ」であり、本作を一言で表すとしたら、その見事なまでのクズっぷりを堪能する作品である。

    亭主を殺した母親がその亭主と所帯をもった経緯、定職もなく浮気を繰り返す亭主のいい加減さ、5回だったか6回だったか覚えていない長女(何が「五、六回」なのかは読んでのお楽しみ......わたしはこの題名に仰け反ったw)を始め、クズな人物のクズなエピソードのオンパレード。

    最後はそのクズな家族が集まっての最高にクズな結末。

    これを痛快と呼ばずになんと呼ぶのだろうか。まさに井上荒野の真骨頂である。

    ところで、最近巷にあふれる「登場人物に共感できませんでした」といってその作品を「つまらない」と決めつける、所謂「共感厨」(←思い付きの造語w)は、読書の楽しみの半分を放棄しているのではないかと、かねがね思っていた。

    しかしながら人生経験が豊富ではなく、挫折を知らず、未来が夢と希望に溢れている若者にっとっては、それも仕方ないのかと、最近は思うようになってきた。

    全ての若者がそうではないにせよ、この作品も(予想どおり)そういう感想が多かったので、ふと思ってみた次第である。

    いや待てよ......この作品を文句なしに面白いと感じている私は、実はクズに共感しているのかもしれない。

    ......と考え、本記事冒頭のテクストに戻る。

    やはり読書は面白い。

  • 80歳の母、70代の父、中年の娘二人と息子一人
    その他父の愛人のような人という登場人物の
    それぞれの視点で、それぞれ時系列は今だったり
    昔にだったり前後して物語が書かれている。
    登場するどの人もすっきりしない、
    どんよりとした人ばかりで
    読んでいてじわじわと疲れた。
    どうしちゃうんだろうなーと飽きずに読んだけど
    読後感も悪く、疲労感もあり、読まなくて良かった。

  • ああ、と思わず零してしまうような話がずっと続いた。タイトル通りママがやった、殺った話。
    最初にママがやった箇所から始まる。70を超えても生涯、色男であり続けた夫をママがやった。今年80になるママを監獄にいれることをしたくない娘二人と、戸惑い続ける息子のそれぞれの過去の回想が中盤に散りばめられる。
    それが全部痛々しくて、ああ分かる、そうそうこんな感情っていうのが随所に入り混じっているものだから苦しい。
    何でも許してくれる妻は、何を許せずやったのだろうか。許せる許せないの問題ではなかったのかもしれない。やった理由、それが明確にされていないこと、あらゆる想像をすることができることが、なんだかひどく切なかった。

  • クソみたいな男とそれからは離れられない人間の話…
    クソジジイは奥さんに殺してもらってよかったじゃないか。自分で後始末もしなくていいし、死に逃げできて幸福だと思う。

    人間の哀しさや、執着を超えた情みたいなもの、、と想像は巡るし、作者の文章はすごく読ませるので綺麗な言葉で感想を言えるけど、クソジジイはもちろんクソでしかないし、ほかの登場人物もみんな変で、この変さが人間なのかな、と思った。
    理屈では説明できない人間というもの。
    人を殺す理由なんか、あるようでないんだろう。

  • ほのぼのとしたミステリーとでもいう話。
    冒頭で79才のママが'やって'しまうところからはじまる。
    短編で百々子と拓人の出会いと生活が見える構成。短編ごとにきっぱりと完結しない曖昧な終わり方が拓人のいい加減さを表すようだし皆大体流されるように生きている表現でもあるよう。
    女の人の隙間に、天才的に入り込み人生ずっとヒモ状態の拓人(72歳)。
    そんな、いつも女がいる拓人をそばにおいておく百々子の心情は全くわからないけど静かに悲しみの中にいるのは読むこちらに伝わってくる。
    最適なラストだけど何も解決してない!!斬新すぎる。

  • 酔いつぶれた夫の拓人を、妻の百々子があっけなく殺した。
    拓人は女癖が悪く、家族もそれを黙認している。

    居酒屋ひらくを手伝う長女時子が繰り返す堕胎。
    次々と付き合う女を替えてはひょうひょうと生き抜く拓人。
    結婚宣言した娘の失踪に翻弄される次女の文子。

    拓人と出会った頃、教師だった百々子の教え子の澄江。
    中学時代の長男の創太と同級生。
    夫が見せつけてきた澄江の影。
    拓人と会う約束をしていた女。

    みんなどこか歪んでいて、それでいて平然を装って日常を過ごしている目に見えない不自然さ。
    最後があんまりおもしろくなかったけど、読みやすくて井上荒野ワールド全開)^o^(

  • 百々子が拓人を殺さねばならなかった理由が痛いほど分かった。
    あまり物事に拘らない百々子が、拓人にだけは執着を捨てることができなかったのは、
    愛があったからであり、それ故に彼を許せなかったのだろう。

    お金もなくてちゃらい爺さんが、どうしてこんなにモテるのか不思議に思っていたが、
    「好きではなかった」という愛人の言葉で得心した。
    拓人はモテていたのではなく、女性が寂しさを埋めるための道具だったのだろう。
    同時に拓人の妻に対する勝利感も味わえる。
    不幸な人間は、思うようにならない自分の人生の仕返しを
    誰かの人生に、してやりたいのかもしれないと思った。

  • ずっと夫への恨みが募ってたんだろうな?

  • 淡々としているぶんエロティックな部分があってそこがよい

  • ネジの外れた父親のもとみんなどこかネジの外れた家族の愛憎劇というか。
    それなりには面白かったが、さっと読んだためか個々の話の中につながりや必然性をあまり感じませんでした。なので、結末がやや急転でしりすぼみに感じました。蛇足だとしてもさらにその後、が知りたかったです。

  • 2024.6.16 読了

  • 陰気だけど、面白かった。
    最後の方、ドキドキした!
    イントロのない音楽のような始まり方。
    静と動とか、起承転結とか、作文の基本が出来てるような書き方だった。見せ場は見せ場でちゃんと盛り上がった。

  • 「母親が父親を殺した」と聞いて慌てて『創太』が実家の飲み屋に戻ると、母親と2人の姉がいた。どこか他人事のような母と、隠ぺい工作をしようとする姉たち。奇妙な空気の中買い物に行かされた創太は、父親の浮気相手と出会い連れてくるように言われる。

    それぞれがそれぞれの立場で語る家族の姿。定職にも就かず女好きのいい加減な父親だが、明らかにこの家族に大きな影響を与えているのも父親なのだ。なんだか変わってるなというのが正直な感想。

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著者プロフィール

1961年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。1989年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、2008年『切羽へ』で直木賞、2011年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞、2016年『赤へ』で柴田錬三郎賞、2018年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞を受賞。他の作品に『もう切るわ』『ひどい感じ 父・井上光晴』『夜を着る』『リストランテ アモーレ』『あちらにいる鬼』『あたしたち、海へ』『そこにはいない男たちについて』『百合中毒』『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』『小説家の一日』『僕の女を探しているんだ』『照子と瑠衣』『猛獣ども』『しずかなパレード』などがある。

「2025年 『私たちが轢かなかった鹿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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