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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784163903842
作品紹介・あらすじ
稀代のストーリーテラーによる心に響く短篇集
あの時、あの場所にいなければ……時代と過酷な運命に翻弄されながらも立ち向かい受け入れる、名もなき人々の美しい魂を描く短篇集。
みんなの感想まとめ
心に響く短篇集は、過酷な運命に翻弄される名もなき人々の美しい魂を描き出します。表題作「獅子吼」をはじめとする6つの短編は、戦中戦後や東京オリンピックの時代を背景に、どこか寂しさを感じさせる一方で、小さ...
感想・レビュー・書評
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この作家さんのは好きです。
同世代なのでかもしれません。様子や背景が想像できるのでしょう。
やはり表題通りの「獅子吼」がいいです。
でも何やらもの悲しさがしばらく残ってしまう…そんな作家さんです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表題作「獅子吼」をはじめとした6話の短編集
戦中戦後、東京オリンピックの頃が舞台のお話たち。
どの話もどこか寂しく感じられた
でも、どの話にも小さな優しいエピソードがあって、寂しいだけでは終わらない何かがある。
頭の中の映像はグレーに近い青、群青色、
きっとこれは表紙の装画に引っ張られているんだろうなと思う。
広い大地に空まで届きそうな大きな1頭のオスのライオンが吼えている
星が煌めいているから夜なのだろうな
ライオンのお腹あたりにかかっている雲からは雨が降っている
力強い絵です
6話の中で「獅子吼」が1番好き
冒頭、誰かが目覚めて語り始める
読んでいくとそれは動物園にいる獅子だった
語りは、穏やかで優しい獅子です
次に人の語りが続く
東北が舞台のお話で、東北弁での会話が始まる
浅田次郎さんの東北弁とゆうと、「壬生義士伝」の吉村貫一郎!
浅田次郎+東北弁=涙腺ゆるゆる
の方程式を持つ私は涙スイッチが入ってしまう、、、
戦時中は人間も動物も厳しく苦しい時代で、それでも優しい気持ちを忘れない人も必ずいて、その人がいてくれた事で少しの希望になる。
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浅田さんの短編集。六話が収録されています。
時代や設定等が様々で統一感はないのですが、全体的に暗めな内容の話が多かったです。
(第六話「ブルー・ブルー・スカイ」はちょっと毛色が異なっていましたが)
個人的には、表題作の第一話「獅子吼」が印象に残りました。“戦争×動物園の動物”という鉄板の悲しい話なのですが、“獅子目線”で語られるパートと“人間目線”のパートが交互に入れ替わって展開する構成が、より一層悲哀を感じさせるものがあります。
“獅子パート”では上官からの命令によって、自分を殺しにきた人間たちを思いやる獅子の優しさと気高さが描かれていて、胸が痛くなります。
そして、動物を射殺する役目の人間たち。草野君も可哀想ですが、鹿内兵長の切なさたるや・・(個人的に“兵長”というだけで、某漫画の某兵長と重なってしまい、勝手に思い入れが強くなってしまっております)。
人間というのは、何故“戦争”という愚かな事をしてしまうのでしょうか。それによって利益を得る人がいるから、と言ってしまうとまた別な話になりますが、“人間、ムズイなー・・”とは私も常々思いながら生きております。 -
なんて切ない後味引くのか…どのお話もたまらない悲しい余韻をたたえています。
帰り道
流離人
獅子吼
秀逸としか言えないです。
時代に翻弄された悲しみはぶつけどころがなくて本当苦しいです。 -
「獅子吼」「帰り道」「九泉閣へようこそ」「うきよご」「流離人」「ブルー・ブルー・スカイ」の六篇を収録。どれも消化不良気味のストーリーで今一だった。
図書館利用。 -
浅田次郎さんらしい短編集
1番最初の題名にもなっている「獅子吼」は切なくて、
戦争と動物、これは反則だよ
1話ずつ、読み終わると悲しい余韻で次に進めない
でも、知らないふりをしているより
小説として、その世界に浸ったほうがいい
そんな風に思いながら読んだ -
時代は戦中から戦後
登場人物はそれぞれ立場も性別も違い、独立した短編集
戦中の獅子(ライオン)の生涯を描いた表題作が印象的だった -
短い映画を観たような、映像が浮かぶ作品。
避けられない運命の中でもひとは生き方を選ぶことができると教えてくれる。
切なさを思い出す。
読めてよかった。 -
表題作の「獅子吼」が一番良かったです
「帰り道」はよく分からない
浅田作品には「天国までの百マイル」でもそうですが献身的に身を引く女性が出てくるけれどもなんで?って感じで理解不能です -
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さすが、著者の引き出しの多さに感服。戦争の愚かさ身勝手さ、淡く切ない恋愛の回顧、やばい事件に巻き込まれるも滑稽な温泉旅に博打旅、そんな統一感がないようでいずれも郷愁を覚える作品群だ。『獅子吼』では、ライオンはさることながら草野君、さらに鹿野君の心情をおもんばかるに、あまりに辛い。時代は違えど『帰り道』では、スキーバスでの青いときめきに既視感が湧くし、エピローグがいい。素敵なアンソロジーを贈っていただきました。
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それぞれに味がある短編集
表題の獅子吼もいいが流離人もいい
いつものキレが少ないようには感じたが… -
浅田作品は獅子までが限りなく優しいんだな。自分を愛おしんでくれて、戦争ゆえに自分を殺さざるを得なくなった若い兵士のために、敢えて封印していた怒りの相を見せる、その優しさが限りなく切ない。
その他の作品も、戦争に関してこういう作品を書いてくれる人がまだ存在して、それが出版できるうちは、日本はまだ大丈夫かな、と。 -
戦中、戦後を舞台とした短編集。浅田次郎らしい設定の作品であるが、内容は中途半端で今までの作品集と比べ物足りない。時代の雰囲気がテーマなのかな?時代が分かるだけに、浅く感じる。せめてギャンブル好きの浅田さんとしては、ラストのブルーブルースカイを面倒なドタバタじゃなくユーモア物にして欲しかった。前は外れなしと思っていた浅田作品も陰りかな~
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どれもイマイチで、特に短編を貫く一貫性もなかった。
反戦かと思いきやようでもないし、人間模様も薄っぺらい。 -
2017.07.25
どうもいけない。最近、途中で終わる本が3冊続いた。著者は良いのに残念!きっと私に余裕かないのだろうなあ•••。 -
短編。
久々の人情物を楽しく読みました -
浅田次郎さん、椿山課長とかついこないだの一路とか結構たのしかったけど、これはあんまり好きじゃなかったな。
様々な境遇、時代で、不運と思われる人が主役。どこか後味の悪い気持ち悪さが残る短編集。
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