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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784163903859
みんなの感想まとめ
人間関係の複雑さやしみじみとした感情が描かれた短編小説集で、昭和の香りを感じさせる作品群が魅力です。全6篇の物語は、それぞれ異なるテーマを持ちながらも、共通して心に沁みる温かさをもたらします。特に「マ...
感想・レビュー・書評
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朱川湊人著『わたしの宝石』読了。
背景は昭和の香でしみじみ感満載ですが、
人間関係の気まずさや親しみ感は、今も変わらないと思います。
超人的な感じや宇宙人を思わせる作品も良いですが、
この短編6作品すべて良かった。
それぞれの作品の最後がほっこりした感じになりました。
『ありがとう』って言いたいです。誰にだろ?
朱川さんはじめ。。。自分の周りの人たちにかなぁ。
そんな気分ですわ^^詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったです。
ポコタン、グレート過ぎます❤︎ -
朱川湊人さんの「わたしの宝石」、2016.1発行。短編6話、朱川さんらしい、しみじみと心に沁みる物語です。私の「好き度」を6話に5段階で示しますとw、「さみしいマフラー」3、「ポコタン・ザ・グレート」4、「マンマル荘の思い出」5、「ボジョン、愛してる」1、「思い出のセレナーデ」2、「彼女の宝石」3 です。「マンマル荘の思い出」、秀逸でした(^-^) 昭和40年代、東京下町、木造2階建て、玄関一つ・6畳一間・共同台所のアパートに住む人々の切なくもひたむきな生き様が描かれています!
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恋愛小説短編集。少しだけ不思議要素もあって、ほんのりと切なかったり悲しかったりする印象。ハッピーエンドでないものも少なくはないのだけれど、後味は悪くありません。
お気に入りは「ポコタン・ザ・グレート」。ポコタン、なんとも愛すべきキャラクターなのです。たしかに女性としては不遇かもしれないけれど、それもはねのけてしまうような素晴らしさ。痛快な一作でした。
「さみしいマフラー」も好き。さみしさを口にできないことの切なさと、あっさり口にしてしまうことのあざとさの対比が見事です。なるほど、と深くうなずいてしまいました。 -
朱川的世界観満載の短編6編。「ポコタン・ザ・グレート」には大いに笑わされ、「想い出のセレナーデ」にはしんみりさせられ、一粒で何度も美味しい短編集です。
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さみしさが目に見えたら、世界はどう変わるだろうか。苦しいほどの感情が胸に迫る。名手が放つ、切なさと爽快感いっぱいの直球6編!
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ある年齢以上の人ならたいていが懐かしさとともに、そこはかとない寂しさを覚える風景が広がっている。自分の子ども時代と、あるいは青春時代と照らし合わせ、そのころ流れていた空気感まで甦ってくるようである。そんな中で、寂しさを抱えながら、現在のように気軽に声を上げられずにいる人たちがいる。そしてなんとなく事情を知りながら、深く入って行けない人たちもいる。この物語たちを読むと、寂しさというのは、隠そうとすればするほど、近しい人には見えてしまうものなのではないだろうかと思われてくる。そして、見えてしまっても手を差し伸べることができない寂しさもまたある。多くの人は、そんなどうにもできない寂しさを飼い慣らしながら日々を生きているのかもしれない。寂しくもなるが、胸の奥がほのかにあたたかくもなる一冊である。 -
ほろ苦く切ない、でもとても大切な思い出や経験。そんな宝石たちを綴った6編の短編集。
どのお話も昭和時代の懐かしさが感じられ味わい深く、心地良い余韻が残る。
「マンマル荘の思い出」が一番印象的。「ポコタン・ザ・グレート」も。ポコタン、カッコいい。 -
短時間で読み終わったけど、実は味わい深かった。とりあえずおすすめです。さらっと読んで、じんわり余韻に浸って下さい。
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宝石は心の中にあるんですね。
恋の記憶がこんなに大切なものだなんて。
叶わなかった思い出だとしても色褪せることなく仕舞っているからいつでも取り出して眺めることができる本当の宝物です。
どのお話も素敵なんですけどやっぱりポコタン・ザ・グレートの笑顔になるストーリーは大好きです。 -
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朱川さんらしいホラーちっくなものかと思ったら、不思議な話は最初の1つだけなのが意外。
2つめ以降は、ちょっとほろ苦い思い出話が多い。
お気に入りは「ポコタン・ザ・グレート」
途中まではそうでもなかったんだけど、ラストが最高! -
誰かが云っていた、朱川湊人には白シュカワと黒シュカワのふたつがあるんだって。
そうするとこの作品は白シュカワかな。
あ、いやもしかするとグレー朱川かもしれません。
m(_~_)m(すまぬw) -
私、俺、僕だけの宝物
それが今作のテーマのように思えた。
推し活ブームがある今、
まるでそれを知っていたかのように書かれていた作品もあり、この話は深く共感出来ました。
ただ、どの話もアンハッピーエンドなので
少しだけ大人な「宝石」たちの話が多いかなー -
ポコタンとマンマル荘のお話が好き。
自分の宝石はなんだろうと昔を思い返したくなるような本でした。 -
世代と出身エリアが似通っている作家さんでこれが何冊目だろう。いつだってこころがあったかくなる
ちょうど、テレビドラマ「舟を編む」で愛と恋の違いについて、主人公が考えるシーンがあったので、最後の「彼女の宝石」で、「僕」が、愛と恋の違いが理解できた、と回答が出て、なるほど、と思った。
努力次第で誰にでも与えられるのが「愛」、そして恋は、夢を燃料にするロケットのようなものだと。恋するものに、今とは違う世界に連れて行ってくれるに違いないと強く確信させ、古い世界を捨てさせる覚悟を求めるものが、「恋」 -
すべての短編の主人公が自分だけの宝物を持っていて、その思い出やそれにまつわる後悔や色んな事が書かれた物語。美しく幸せなだけではないのに、いつまでも大切にしておきたいその人にしか分からない宝石。とても好きな本だった。
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笑えるのは、「ポコタン・ザ,グレート」、昭和の香りは、「マンマル荘の思い出」切ない想いは、「彼女の宝石」かな?
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わたしもポコタンのようになりたい。
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朱川さんの本は昭和の時代を振り返る設定の話が多い。自分も同じ昭和生まれならもっと共感し懐かしみながら読めるのになぁと思う。
最後の話が心に残った。大事なことやものって言葉にするのが難しい。人の心は水のように自在に形を変えることはできないんだなあ。
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