声のお仕事

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 272
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903866

作品紹介・あらすじ

「声で世界を変えてやる!」崖っぷち声優の、大きすぎる野望は叶うのか!?



二十代後半、いまだ目立った実績のない声優の結城勇樹。

背水の陣で挑んだ野球アニメ「センターライン」のオーディションで

ついにレギュラーを摑むが、その役は……なんと犬!?



誰もが身近に感じながらも、知らないことの多い声優の世界に光をあてた、

リアリティたっぷり、胸が熱くなるお仕事小説です。

感想・レビュー・書評

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  • 声で世界を変える。
    歌や音楽で世界を変えると一緒かな。
    いかにも青春という感じですね。
    羨ましいです。

  • 声優さんのお仕事の裏側が見れ、読みやすかった。しかし擬態・擬声語が多いのでアニメ部分はやはり映像で見たいかも。

    しかし二十代後半で崖っぷちという割にはまだなんか緩さ?がある気がして、そこの必死さはもっと欲しかったかも。

  • 本を読んで脳内で自分流にイメージしていることを声だけで見ている人を裏切らないよう形にする難しさ。声優さんはすごい仕事です。
    声で世界を創る…夢を実現させていく勇樹は志を持ってもっと大きくなりますね。

  • 声優の仕事の難しさがわかる小説だったが、作中の野球アニメの描写に全くついていけなかった。野球の知識がなくても楽しめるようにしてほしい…。

  • 声優というのは大変だけれど、それもそれで楽しいこともあるんだと思った。同じく声優を目指している身であるから、ちょっと気合が入った。

  • 面白かった❗️最近アニメを見る機会が増え、声優さんたちの活躍をよく目にする…こんな世界なんだ〜と興味深く読んだ。

  • ミニコメント
    アニメの収録現場。声優たちの競争をリアルに描いた熱血成長物語。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/629207

  • あとがきに曰く、自作のサッカー小説がアニメ化された機会に声優の世界に興味を覚えたのがきっかけになって三年がかりで執筆した由。上手い(技術はある)のにプロには結局なれなかった業界誌の記者に主人公を評して「うますぎないのが味というか、技術ではなく伝わる演技」と言わせてるあたりはなかなかウマイ。
    名言。「崖っぷち。ギリギリで危険な状態。でも風が吹き上げている。飛ぼうと思えば飛べる。飛ばないのは臆病者。けれど、翼を持たず、風を受ける技術も持たずに飛ぼうとするのは蛮勇。境目はどこにあるのか。」

  • 慣れないダブル群像劇。
    初めは戸惑ったけど、後半はどんどんのめり込んだ。
    楽しめた。

  • 新人声優がお仕事を通して成長していくお話。私自身声優さんが好きなのでお仕事小説と聞いて興味を持ち手に取りました。声優という職業や、エンタメ業界の裏事情(本当かどうかは定かではないですが)などを交えながらお話が進んでいくのですが、主人公の設定等どうにも上っ面なかんじが最後まで拭えませんでした。10代前半の子が読むのにオススメなかんじかな。

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著者プロフィール

1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。文筆家。東京大学教養学部卒業。日本テレビ勤務中、1995年『クジラを捕って、考えた』でノンフィクション作家としてデビュー。退社後、1998年『夏のロケット』で小説家デビュー。小説に『せちやん 星を聴く人』『銀河のワールドカップ』『算数宇宙の冒険』『ギャングエイジ』『雲の王』『12月の夏休み』など。ノンフィクションに『PTA再活用論』『動物園にできること』『ペンギン、日本人と出会う』『イルカと泳ぎ、イルカを食べる』など、著書多数。現在、ナショナル ジオグラフィック日本版および日経ビジネスオンラインのウェブサイトで「・研究室・に行ってみた。」を連載中。

「2020年 『「色のふしぎ」と不思議な社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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