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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784163903941
作品紹介・あらすじ
なぜ世界で格差は広がっているのか? なぜヨーロッパは危機に瀕しているのか? 日本はどうしたらよいのか? 10のインタビューが導く日本経済への処方箋。
池上彰が聞く――。
1トマ・ピケティさん、
『21世紀の資本』で本当に伝えたかったことは何ですか?
2エマニュエル・トッドさん、
「ドイツ帝国」が世界を破滅させるのですか?
3岩井克人さん、
どうすれば「日本的経営」は復活できますか?
4中曽根康弘さん、
日本経済はどこで間違えたと思いますか?
5小長啓一さん、
オイルショックをどう乗り越えたのですか?
6今井敬さん、
日本の「重厚長大」製造業は復活しますか?
7大場智満さん、
プラザ合意と円高不況はアメリカの罠ですか?
8堤清二さん、
百貨店はなぜ消費者に見捨てられたのですか?
9八城政基さん、
日本の不良債権処理はどこが誤りだったのですか?
10塩川正十郎さん、
国の赤字財政に政治家はどう対処すべきでしたか?
みんなの感想まとめ
経済の現状や未来に対する深い洞察が得られる本書は、10人の専門家へのインタビューを通じて、日本経済の課題と解決策を探ります。特にトマ・ピケティやエマニュエル・トッドの考えは新鮮で、読み応えがあると評判...
感想・レビュー・書評
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後半7人のインタビュー記事が少し古いもので、子供の時の話だし、ところどころ理解できてないところもあったのでサラッと読む。
トマピケティ氏、Eトッド氏のインタビューはわりと新しいものなので、読み応えがあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
池上彰が経済をキーワードに10人にインタビュー。物理学や医学が発展し、その事で世の中が明らかに進化して見えるが、経済学が果たした役割とは?ケインズ以前まで、途轍もない大恐慌で失業者が溢れていたが、そこまでなっていない事が経済学の成果だと。では、我々が経済学を実践するような場とはどのようなシチュエーションか。淡々と仕事をする中にはマクロ政策は生まれず、政策や規制によって左右される環境に合わせ、最適行動を取ることこそが、我々の経済的所作なのだろう。最も、その政策を立てる側にこそ、この処方箋が生きなければ意味がない。経済学が役割を果たすとすれば、政府や金融が正しく理論を用いた場合のみなのではないか。
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今の問題は経済学と社会科学との垣根が大きすぎること。経済学者だとしても、研究の時間を割くべきはデータの収集であって、複雑な理論を築くことではない。歴史的な進化の過程を追っていくべき。文学には経済学的な美しさはないが、社会科学と補完的な関係がある。社会科学の最先端にあるといっても良い。
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無知でもこの10人から聞けた話は貴重だと分かる。話の内容もわかりやすい。経済は生き物、という意味が良く分かった。池上さんのおっしゃる通り、経済と聞くと尻込みしてしまう。すべて理解とはいかないが、今後もっと知識・考えを身に付ける足掛かりになった。昔、今、海外、国内のやり方は良し悪し様々。最終的には「人対人」であることを忘れてはいけないように思った。
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あまり面白くない。
どこかで読んだような内容で特に興味を惹かれることはなかった -
少し前の池上さんの対談本。ピケティに惹かれて買ったのだと思うのですが、中曽根さんとか結構バブル頃、80年代ぐらいの政権中枢の方のものもあって、きっとあと10年ぐらいしたら価値が出て来るのかなーと思う本でもあります(2017.2月読了)
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新規事業は、自分の本業の技術が活かせる領域でなければだめ(130)
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日本の復興、オイルショック、プラザ合意、失われた20年などを、各界の人達に当時の立場に立ってインタビュー。現在、将来は一筋縄ではいかないなぁ。
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トマ・ピケティ、E・トッド、岩井克人、中曽根康弘、小長啓一、今井敬、大場智満、堤清二、八城政基、塩川正十郎。まさに世界の知性といってよい錚々たる面々。池上氏の該博たる知識が、これら一流の名士からとびきりの知見を引き出している。どれも簡潔にまとめられており事の真髄を突いている。加えて非常にわかりやすい。惜しむらくは、簡潔すぎて深まりにかける点。紙面の関係でやむを得なかったのかもしれないが、それぞれの対談をもっともっと長く聞きたかった。とりわけトマ・ピケティとの議論は固唾を呑んで行を追ったが、いずれも巷間言われていることの範疇。特に目新しいものもなく、あっと言う間に終わってしまい、かなりの勢いで肩透かしを食らった。
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対談形式の本。
ピケティ、エマニュエル・トッド、その次の人の話が特に面白かった。
前二者については既知の情報が多かった。
資本主義における法人を2階建ての家に仮定する話は実に分かりやすかった。 -
古いインタビューが多くて残念だったが、戦後の日本経済の歴史について勉強になった。
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2013年時点のインタビューも含まれていたが、歴史の分岐点に立ち会った人たちの臨場感あふれる話が良かった。
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題名の対応している対談は、最初の3本(ピケティ、トッド、岩井克人)だけです。残り7本はこれまでの経済危機の当事者の証言です。安易な編集ですが、残り7本が書籍されたことに一番意味がある?
岩井克人と堤清二とのものが興味深い。
残りは、これまでの経済危機の当事者の証言という感じで、それぞれの予備知識があれば、証言の重要性がわかるのかもしれません。「プラザ合意」に対する張本人の中曽根の評価(アメリカとの関係修復)に対するの産業界の評価(新日鉄今井さん→第二の敗戦)が対立している。国民に目を向けていたのはどちらか? -
質問が鋭すぎるものもある。だから面白い。
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10人との対談集。興味深い話だけ要約するとユーロが崩壊するのは確実で、理由はドイツが経済的に一強で他ユーロ圏の面倒をみたくないから。近代日本経済の歴史話はアメリカとのプラザ合意が衰退のターニングポイント。海外に輸出する場合は円建てにした方が良い。政治家宮沢喜一の鋭さ。などかな。
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第2章のトマ・ピケティ、エマニュエル・トッド、そして岩井克人はタイムリーなインタビューで特に岩井氏の分析の視点は興味が持てた。
第3章は、政界・官界・財界の長老7人へのインタビューを採録したものであるが、各人のテーマが横断的に日本経済の歴史と課題と展望とに結びついており、経済史を知ったうえで今後に生かせる知恵がちりばめられていたと思う。
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