ガンルージュ

  • 文藝春秋 (2016年2月19日発売)
3.47
  • (16)
  • (64)
  • (60)
  • (15)
  • (3)
本棚登録 : 367
感想 : 74
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784163904054

作品紹介・あらすじ

「あたしたち、最強の相棒。」



韓国最凶の特殊部隊が日本に潜入。

迎え撃つは、元公安のシングルマザー&女性体育教師!?



・あらすじ

韓国の大物工作員キル・ホグン率いる最精鋭特殊部隊が日本で韓国要人の拉致作戦を実行した。事件に巻き込まれ、人質となってしまった中学1年生の祐太朗。日本政府と警察は事件の隠蔽を決定した。祐太朗の母親で、かつて最愛の夫をキルに殺された元公安の秋来律子は、ワケあり担任教師の渋矢美晴とバディを組み、息子の救出に挑む。

因縁の関係にある律子とキルの死闘の行方は。そして絶体絶命の母子の運命は――。



・著者コメント

「(アクションorサスペンスor興奮に)手に汗を握りつつ、泣いて笑ってしんみりと。

私の持てる技術をありったけ投入した、あなたのためのエンターテインメントです」



・著者プロフィール:月村了衛(つきむら・りょうえ)

1963年大阪生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。2012年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞を受賞。2013年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞を受賞。2015年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土爆の花』で第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)と、驚異的なペースで受賞を重ねている。他の著書に『神子上典膳』『黒警』『機龍警察 未亡旅団』『機龍警察 火宅』『槐』『影の中の影』などがある。

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれるストーリーが展開される中、元公安のシングルマザーが息子を救うために立ち上がる姿が描かれています。韓国の大物工作員による拉致事件を背景に、母親と担任教師がバディを組んで奮闘する様子は、アク...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 月村了衛さんの作品を読むのは、『脱北航路』『ビタートラップ』に続いて3作目です。
    最初に『脱北航路』を読んで、なかなか骨太な作品を書く作家さんだなと思ったのですが、『ビタートラップ』でこういう軽い作品も書かれるんだと思い、本作で果たしてどちらがメインなのか?と思ってしまいました。
    ビタートラップも本作も公安警察が暗躍するんですが、公安警察(特に外事)というと『外事警察』の重苦し〜いイメージが強いので、あまり軽い作品に仕上げられてしまうとちょっと調子が狂ってしまいます。
    ま、なんにせよ本作はテンポよく話が進み、面白かったことには間違いないです。

  • テンポよくドタバタ話が進んでいく。
    なんだか映画を見ているみたいな感覚になる本。
    先生の軽くてバカっぽい雰囲気でだいぶ軽くなってるけど、題材的には重いんだよな。

  • 爽快に笑えた。
    GoogleAIに聞いてみた。
    Q:グレネード弾40mmを人間が金属バットで打ち返すことは物理的に可能ですか?
    A:結論から申し上げますと、物理学の観点からは「理論上は可能だが、生存率は極めて低い(あるいは相打ちになる)」という、非常にスリリングで絶望的な結論になります。
    だって。
    ラストで出てくるかと期待した先生の元カレが結局登場しなかったのが残念。

  • とっても面白いアクション小説です。元公安のPTAお母さんと、元公安の彼氏を持つ暴力的な元女性ロッカー教師。その二人が韓国の特殊工作員に拉致された息子(生徒)を助け出すためにプロを相手に大立ち回りを繰り広げます。
    流れるように読めるエンタメ小説でありますので、小難しい理屈無しで楽しむ事が出来ます。
    理屈に合わない事や都合が良すぎる事が山盛りだし、元公安の母親はともかく教師の強さの理屈がほとんど少年ジャンプレベルなので、こちらも少年になって読まないと少々心が冷めてしまいます。こういう小説を色々考えながら読んではいけません。バキューンバキューン、ボーンボーン、ドスッ、バババババ。という感じで読むのが正しい姿勢です。
    この少年漫画路線は全く構わないのですが、せめて戦う相手がプロではなくて歴戦のプロが率いるやくざとか半ぐれ程度にしておけばよかったのになと思います。そうすれば主婦無双、教師無双にももう少し胸がすく思いが出来たと思います。

  • #読了。
    日本国内で韓国要人が韓国の大物工作員キル・ホグンによって拉致される。巻き添えに人質となってしまった祐太郎の母親は、かつて公安に在籍し、夫となる同僚をキルに殺された律子。祐太郎の担任教師の晴美とともに救出に向かうが。。。
    シリアスさは失われてしまうが、「新宿鮫」と読んだ方には面白いネタが。あの話はいつ出てくるんだ?とストーリーを横においてしまうような面白さも。

  • アニメ的なテンポ

  • なんか軽い

  • うわっ、なんておもしろい作品なんだ! 群馬県の温泉町を舞台に繰り広げられる壮絶な死闘。お笑い担当の女教師と、こう見えて実は……の主婦が、百戦錬磨の外国人部隊を相手に善戦する。もちろん背景にはあんなことやこんなことも盛り沢山なんだが、エンタメに吹っ切れた爽快感が心地よい。人殺し小説ではあるけれど、必然があるので全然許せる。寝不足必至の活劇小説だった。

  • 書き出しから最後まで一気読み必至のエンタメ小説。元公安のスーパーエージェント主婦と、子供の担任であり、元彼が公安刑事で元ロッカーの女性体育教師の痛快バディもの。荒唐無稽さもこの疾走する痛快さに些末に感じてしまう。「先生」「お母さん」の関係から「美晴」「律子先輩」に変化する様もニヤッとしてしまう。

  • とある群馬の田舎町。山の中の別荘御殿で大量殺人事件発生!運悪く居合わせた息子を助けるため立ち上がる主婦と教師。教師は元バンドボーカル、主婦は元公安。どえらい二人がバットに包丁を手に取って、精鋭部隊と警察権力を相手取り、大立ち回りを演じる。

    という、もう大筋はこれだけなんですが、まぁとんでもない相手に大胆でクールな戦法で突き進む二人の女。
    アクションであるけれど、「そんなにうまくいかないだろうなぁ」もてんこ盛りの一種のファンタジーな面も。
    公安関係の説明などはすいません、興味ないので退屈だったのですが、アクションシーンはスリル満点でした。
    ストーリーではなくアクションをお楽しみください。
    スッキリできます。

  • スーパー主婦とスーパー女教師のお話。
    ちょっと都合よすぎないかというシュチュエーションも否めない感があったけど、エンターテインメント性はあって面白く読んだ。
    先生、もうよりは戻せないのかしら?

  • 月村了衛祭りは続く。

    韓国の大物工作員キル・ホグン率いる最精鋭特殊部隊が日本で韓国要人の拉致作戦を実行した。事件に巻き込まれ、人質となってしまった中学1年生の祐太朗。日本政府と警察は事件の隠蔽を決定した。祐太朗の母親で、かつて最愛の夫をキルに殺された元公安の秋来律子は、ワケあり担任教師の渋矢美晴とバディを組み、息子の救出に挑む。
    因縁の関係にある律子とキルの死闘の行方は。そして絶体絶命の母子の運命は――。

    「槐」と似たような設定だが、こちらの方がすっきりしている。某人気刑事小説(最近新作なし)を思わせる設定は、ギャグですか?

  • 軽いハードボイルドかな。日本の田舎で韓国の要人を韓国特殊部隊が拉致し、巻き添えで子供も拉致されてしまう。子供の母親と女教師が救出に向かうが…軽いエンターテイメントのノリなので本の厚さの割りにアッサリしていた。図書館で借りた本。

  • 韓国の特殊部隊に拉致された子供を救出するために、戦いに挑む母親と教師。とにかく痛快でテンポがよくてスリル満載、そして笑えます。ぐいぐい引き込まれて一気読みでした。
    母親・律子は元プロなのでいいとして。教師・美晴が素人の割には凄すぎ! 最強の運が招く予期せぬ展開に、むしろ敵の方が可哀想になってしまいました(笑)。あれだけいろんな武器持った精鋭が、金属バットに勝てないだなんて。どんだけ強いんだ金属バット!
    しかし。真に怖いのは日本の警察なのかもなあ……と思えてしまうのは私だけではないはず。実態はよく知らないけれど、公安ってとっても怖いイメージです。

  • 図書館で。女バディー、かっこいい‼ バトルのシーンはスピード感が有って楽しく読みました。実際にはあり得ない(?)設定だからこそ、無心で読書を楽しめた本でした♪

  • 元公安の主婦と体育の先生がバディーとなり 韓国特殊部隊と戦う!

    相変わらずの 超エンターテイメント! 月村了衛らしい・・・かな

  • なんとも明るくいっちゃってる感じのアクション連発。有り得ないほど敵が弱い。というか主人公の女性二人が強すぎ。この有り得なさが嫌いな方は読んじゃいけない。腹が立ってくるだろうから。私は馬鹿げてるほど突き抜けている感じは大好きだ。ただ気になるのは「槐」あたりから少しばかり金属的な冷たさや重々しさが無くなってきている気がするのだ。ま、いいか。面白ければ。
    今回はやたらとエピローグ的な部分が長かった。なにか意図があったのだろうか。敵が倒れた後の終章がやたらと長すぎてちょっと気になった。
    とにかく今一番旬の月村さん。このまま突っ走ってください後をついていきます。

  • 愉快痛快コミカル!楽しめると思います。

  • 元公安特殊部隊の母、息子の担任の元ロックバンドボーカルで新宿鮫の元カノと一緒に、元旦那の仇がさらった息子を助けに行く。
    グレネードランチャーの弾を金属バットで打ち返すさまはいとをかし。

  • いいです。勧善懲悪の世界。悪の中に警察組織も含まれる。彼の作品のエンジュに通じるが、バッタバッタとやっつけるのは、気持ちいい。美晴がいい味を出している。息子のその後、続編が読みたい。

全64件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

月村了衛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×