ガンルージュ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 242
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163904054

感想・レビュー・書評

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  • さらさらっと読めた。
    グレネード弾を金属バットで打ち返すところは爆笑。

  • ●秦さんのオススメコメント●
    「美晴でいいっすよ、お母さん」
    「律子でいいですよ、先生」
    元・ロックバンドボーカルの冴えない体育教師。渋谷美晴。一人息子とつつましやかに暮らす主婦・秋来律子。
    ひょんなことから韓国特殊部隊と戦うことになってしまった強運の素人・美晴とかつてのプロフェッショナル律子
    女二人の痛快アクション劇!!
    武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000124965

  • 韓国最凶の特殊部隊vs主婦&女教師コンビ!?
    一気読み必至の超弩級エンターテイメント!
    「そんなバカな~」とツッコミながらも最後まで楽しんで読みました。月村氏の著作では
    本作の前に「槐」を読みましたが、屈強な男をものともせず戦うスーパーウーマンの様な
    設定が好きなのかな?たまたまかな。次はもっと男くさい作品を選んでみようと思う。

  • 面白かった。何冊か読んでる作家さんだけど、今後も読み続けたい。

  • 元公安なママとヤンキーっぽい女先生コンビが活躍
    展開が早くて楽しいわー

  • スーパー主婦とスーパー女教師のお話。
    ちょっと都合よすぎないかというシュチュエーションも否めない感があったけど、エンターテインメント性はあって面白く読んだ。
    先生、もうよりは戻せないのかしら?

  • 展開が非現実すぎると話題の本作ですが、僕は大好きです。良くも悪くも作者らしく感じられないのですが、安心して最後まで楽しめる作品です。

    グレネード弾を金属バットで打ち返したっていいじゃない。

    そして、あの作品へのオマージュも…

  • 月村氏らしいキレのあるアクション、良くも悪くもマンガ的アニメ的であり、アニメ脚本、シリーズ構成を手掛けてきた月村氏の足跡がうかがわれる。

    韓国特殊工作員グループが群馬県水上市にて拉致事件を起こし、運悪く少年少女が人質となる。警察機構は公安の暗部によって事件より遮断され当てにはならない、救出に命かけるのは女二人のバディーである。一人は38歳主婦であり少年の母親、元警官であり実行犯のリーダーとは浅からぬ因縁を持つ。ここまではまぁよい、主婦歴が10年以上なのに特殊工作員と五分以上の戦闘力を持ってたり、射撃の精度がほとんど100発100中だし、何人殺すんだよ~ってメンタル的にも超ド級。でも違和感は感じない、なんていってもアニメの脚本的に読み進めて読者は勝手に脳内動画再生すればよいのだから…

    でもでも、もう一人少年少女の担任女教師33歳の設定は飛びすぎてた。本読みの人なら今作の一番の注視ポイントは彼女に違いない。田舎の体育教師でジャージが普段着であるが、元はアマチュアロックバンドのヴォーカルであり、別れた元カレは新宿署で飼い殺しの目にあってる元公安のキャリア。そして元カレは公安必殺の闇情報を握っていて、常に公安の監視対象…これは大沢在昌氏の「新宿鮫シリーズ」の鮫島と晶しかいないいじゃん!

    「新宿鮫」本編では「絆回廊」で二人は別れてしまうけど、さらに数年後こんなふうに二次創作に及ぶとは?月村氏の中でか?それとも月村、大沢両氏の間でやりとりがあったのか?そのあたりに興味は尽きない。

    女二人の活躍で人質も救出されハッピーエンドでの終幕であるが、アニメ的作風の中にも「公安」の闇を感じさせる挿話を絡めてあり、氏の代表作「機龍警察シリーズ」の重厚さに通じるものを感じた。

    最後に思うことは金属バット最強!ですね。

  • 日体大体育学部卒・水上二中の体育教師・渋矢美晴33歳、元公安・特殊訓練・中1男子の母親(主婦)秋来(あきらい)律子、この先生と主婦の二人、ただものではありません。ぶっとび級のすごさ、そして面白さです。韓国の拉致グループに巻き込まれ拉致された「息子」「担任の生徒」を救うため二人は急遽タッグを組み~~~。テンポのいい展開で一気に読了、楽しめました。

  • 普通でない主婦と普通でない女教師が
    ひょんなことからタッグを組んで
    韓国工作員たちの野望を打ち砕く。
    なんとも痛快なハードボイルドだった。

    敏腕刑事の元カレから
    武術や格闘の手ほどきを受けたロックバンドのボーカリスト・渋矢美晴は
    元カレと別れた後、群馬県の小さな中学校の教師をしていた。
    ヤンキーな青春を送っていた美晴は教師としても異色で
    問題発言や問題行動をおこし、
    PTAからいつも目の敵にされていた。
    ある日もPTAの総会でつるし上げられていたとき、
    担任である中一の秋来裕太朗の母・律子が
    普通の主婦ではない感じがするのに気が付いた。
    実は秋来律子は、元公安。
    公安警察官で最愛の夫を韓国工作員キルに殺された過去を持っていた。
    裕太朗は、夫の忘れ形見であり、
    律子は裕太朗の成長だけを楽しみにしていた。
    そんなとき、裕太朗がキルたちの韓国要人の拉致作戦に巻き込まれ
    人質として連れ去られてしまう。
    誰にどこへ連れ去られたのかわからないまま、
    昔の公安の勘だけを頼りに
    律子は息子を助けるために行動をおこす。
    裕太朗を救おうと一緒になった教師・美晴の過去も知ることとなり、
    2人はお互いの腕の強さを確認しながら、
    工作員たちの跡を追いかけ、そして激しい戦いが始まった。

    母を強し、というべきだろう。
    キルは何のために
    引退した元公安の律子が自分を追ってくるのかわからない。
    律子はキルの命などどうでもよかったのだ。
    我が子さえ取り戻せばそれでいいのだから。
    このあたり、男性には理解し難いのだろう。
    母であるがゆえに無我夢中でとった行動だが、
    それをサポートする美晴もまた女性ながら
    男性顔負けの武術の技をもっていた。
    多少、ヤンキーでも
    正義を貫く女性の姿ってかっこいいなと思った。

    普通の主婦と普通の教師。
    コンビを組めば、最強のパートナーになるというこの2人。
    もう少し2人の活躍を読んでみたいものだ。
    続編出ないかな、と期待をしている。

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著者プロフィール

1963年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞を受賞。他の著書に『神子上典膳』『機龍警察 狼眼殺手』『コルトM1847羽衣』『東京輪舞』などがある。

「2019年 『悪の五輪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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