- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163904054
作品紹介・あらすじ
「あたしたち、最強の相棒。」韓国最凶の特殊部隊が日本に潜入。迎え撃つは、元公安のシングルマザー&女性体育教師!?・あらすじ韓国の大物工作員キル・ホグン率いる最精鋭特殊部隊が日本で韓国要人の拉致作戦を実行した。事件に巻き込まれ、人質となってしまった中学1年生の祐太朗。日本政府と警察は事件の隠蔽を決定した。祐太朗の母親で、かつて最愛の夫をキルに殺された元公安の秋来律子は、ワケあり担任教師の渋矢美晴とバディを組み、息子の救出に挑む。因縁の関係にある律子とキルの死闘の行方は。そして絶体絶命の母子の運命は――。・著者コメント「(アクションorサスペンスor興奮に)手に汗を握りつつ、泣いて笑ってしんみりと。私の持てる技術をありったけ投入した、あなたのためのエンターテインメントです」・著者プロフィール:月村了衛(つきむら・りょうえ)1963年大阪生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。2012年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞を受賞。2013年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞を受賞。2015年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土爆の花』で第68回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)と、驚異的なペースで受賞を重ねている。他の著書に『神子上典膳』『黒警』『機龍警察 未亡旅団』『機龍警察 火宅』『槐』『影の中の影』などがある。
感想・レビュー・書評
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テンポよくドタバタ話が進んでいく。
なんだか映画を見ているみたいな感覚になる本。
先生の軽くてバカっぽい雰囲気でだいぶ軽くなってるけど、題材的には重いんだよな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
#読了。
日本国内で韓国要人が韓国の大物工作員キル・ホグンによって拉致される。巻き添えに人質となってしまった祐太郎の母親は、かつて公安に在籍し、夫となる同僚をキルに殺された律子。祐太郎の担任教師の晴美とともに救出に向かうが。。。
シリアスさは失われてしまうが、「新宿鮫」と読んだ方には面白いネタが。あの話はいつ出てくるんだ?とストーリーを横においてしまうような面白さも。 -
アニメ的なテンポ
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なんか軽い
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うわっ、なんておもしろい作品なんだ! 群馬県の温泉町を舞台に繰り広げられる壮絶な死闘。お笑い担当の女教師と、こう見えて実は……の主婦が、百戦錬磨の外国人部隊を相手に善戦する。もちろん背景にはあんなことやこんなことも盛り沢山なんだが、エンタメに吹っ切れた爽快感が心地よい。人殺し小説ではあるけれど、必然があるので全然許せる。寝不足必至の活劇小説だった。
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書き出しから最後まで一気読み必至のエンタメ小説。元公安のスーパーエージェント主婦と、子供の担任であり、元彼が公安刑事で元ロッカーの女性体育教師の痛快バディもの。荒唐無稽さもこの疾走する痛快さに些末に感じてしまう。「先生」「お母さん」の関係から「美晴」「律子先輩」に変化する様もニヤッとしてしまう。
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とある群馬の田舎町。山の中の別荘御殿で大量殺人事件発生!運悪く居合わせた息子を助けるため立ち上がる主婦と教師。教師は元バンドボーカル、主婦は元公安。どえらい二人がバットに包丁を手に取って、精鋭部隊と警察権力を相手取り、大立ち回りを演じる。
という、もう大筋はこれだけなんですが、まぁとんでもない相手に大胆でクールな戦法で突き進む二人の女。
アクションであるけれど、「そんなにうまくいかないだろうなぁ」もてんこ盛りの一種のファンタジーな面も。
公安関係の説明などはすいません、興味ないので退屈だったのですが、アクションシーンはスリル満点でした。
ストーリーではなくアクションをお楽しみください。
スッキリできます。 -
月村了衛祭りは続く。
韓国の大物工作員キル・ホグン率いる最精鋭特殊部隊が日本で韓国要人の拉致作戦を実行した。事件に巻き込まれ、人質となってしまった中学1年生の祐太朗。日本政府と警察は事件の隠蔽を決定した。祐太朗の母親で、かつて最愛の夫をキルに殺された元公安の秋来律子は、ワケあり担任教師の渋矢美晴とバディを組み、息子の救出に挑む。
因縁の関係にある律子とキルの死闘の行方は。そして絶体絶命の母子の運命は――。
「槐」と似たような設定だが、こちらの方がすっきりしている。某人気刑事小説(最近新作なし)を思わせる設定は、ギャグですか? -
軽いハードボイルドかな。日本の田舎で韓国の要人を韓国特殊部隊が拉致し、巻き添えで子供も拉致されてしまう。子供の母親と女教師が救出に向かうが…軽いエンターテイメントのノリなので本の厚さの割りにアッサリしていた。図書館で借りた本。