ジャックはここで飲んでいる

著者 :
  • 文藝春秋
3.07
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本棚登録 : 80
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163904504

作品紹介・あらすじ

洒脱な文章、洗練された会話、万華鏡のように混ざり合う虚構と現実……。「文學界」に掲載された6つの短篇と、書下ろし2篇からなる、片岡義男のスタイリッシュな世界を堪能できる、魅惑の作品集。

感想・レビュー・書評

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  • 面白いのか、おもしろくないのかさえよく分からない読後感。人生の連続性みたいなの。

  • ゆくゆくは幸せに暮らす
    って物語が入ってる。

    是非ともあの人に読んで欲しいものだ。

    はじめて片岡義男の世界が自分と重なったのかな。
    何十年にもわたって読んでたけど

  • 相変わらず独特の世界観と描写。さらりとエロティック。

  • 非現実的な乾いた男女の恋物語りは、片岡さんらしいけど、これらの短篇はあまりにもありえないよ。けどこの装丁の50年ほど前のNY写真がとてもすてき。

  • 短編集,8編.
    恋愛小説というより,恋愛も含めて人間の微妙な距離感を,スタイリッシュな雰囲気の中でさらりと描いている.思わせぶりで意味のあるようで意味のない会話が,絶妙な味わいで面白い.

  • 初片岡かな。行間抜け過ぎとの感もあるが、日常的な割にありえない展開。しかし、高すぎでは?図書館本だから良いが。

  • 相変わらずの片岡ワールド。
    妙に現実的で具体的な周囲の描写のなかで、機械仕掛けみたいな人間が、一瞬一瞬を丁寧に通りすぎる。
    喫茶店がたくさん登場し、コーヒーやお酒、食べ物も色々出てくる。
    女性の容姿、服装とともに、そちらの描写も緻密でそそられるな。

  • 片岡義男は行間を読ませる作家。
    物語の空気感を伝える、と言ってもいいのかな。
    不思議な作家だと思う。

    感動するストーリーとか、驚きの展開はなく、
    描かれている日常に引き込まれてしまう。

  • 短編集。人生はいろんな関係に成立つということを実感する。自分の外側に人生があるという発想に驚く。
    なんかおしゃれな小説。

    短編集の一つ「五月最後の金曜日」は舞台が京都。覚えておこう…

  •  ありそうには無い日常。
     シチュエーションとキャラクターの掛け算の試行錯誤。
     

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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