奥様はクレイジーフルーツ

著者 :
  • 文藝春秋
3.04
  • (12)
  • (78)
  • (201)
  • (69)
  • (10)
本棚登録 : 1026
レビュー : 135
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163904511

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 笑えて哀しい短編連作集。序盤、必死すぎる初美は最早ギャグな感じですが、読み進めていくと夫婦のあり方って何なんだろうという、ベタだけど難しい問いにぶち当たっていきます。フルーツのみずみずしさとエロさが絶妙。

  • セックスレスに悩む奥様の初美(--;)一人で思い詰めている暗い話かと思っていたけれど、妄想したり、人に相談したりしいて、結構明るいなぁと思った(^^;)最後まで読み終わる頃には「結局のところノロケ話じゃないのか!」と思ってしまった(^o^;)

  • 柚木さんってこういう話のも書くんですね。
    こーいう女いるよね!っていう主人公。
    結局私にはよくわからなかった・・・。

  • したい妻にしたくない夫。
    仲良しなのにセックスレスなことを悩み、妄想し、暴走する初美。
    そのイタさ加減が呆れもするけど分かりもする。

    【図書館・初読・8月18日読了】

  • したい妻としたくない夫、セックスレスを妻からの目線で描いたの12の物語。俺は男なのでこの妻に今ひとつリアリティが感じられなかったのですけど、女性が読むと納得できる部分があるのかもしれません。ホンマかいな(笑

  • テーマはセックスレスの夫婦。軽いタッチで書かれている短編連作。うまくフルーツを絡ませながら書かれている作者の力量はさすがだ。まさに奥様は熟れに熟れたクレイジーフルーツ。初美は豊満なわがままボディを持て余し、日々、出会う男性とよからぬ妄想を繰り返す日々。そんな初美を笑いながら見守っていたが、途中から、愛おしくなってくる。初美と同じ悩みを抱えた人がどれくらいいるのだろう。初美、「はちゅ」と呼んでくれる旦那さんを大事にしてね。「たかがセックス、されどセックス」だ。ちょっと明るい未来が見えるエンドにホッとした。

  • 夫婦って難しいのだなと感じた。
    最後は少しずつ前進しているように感じた。

  • 読み終わってみれば成程な題名。初美の欲求不満はかなりクレイジーです。
    最初はそんな欲深な初美を滑稽だと思っていましたが、コメディのような彼女の思考がいつか可愛く思え、いつまでも報われない現状が可哀想になりました。
    もっと年齢差があるなら分かるけど、初美の夫は不甲斐ない。昔だったら甲斐性無しと笑われるレベル。
    でも今はこういう男性増えているようですね。女が強くなり男がヘタレる現代。まだ更に女性は肉食にならなければいけないのでしょうか。
    とても幸せだけど、ある一点で圧倒的に不幸な夫婦のお話しでした。

  • 通勤電車の中で読んでいて、思わず周りを見回してしまった。
    きゃあ、恥ずかしい・・・
    努力しても手に入らないものは、この世の中に確かにある。
    あきらめずに手に入れようと努力するのも大事。
    だけど、それにとらわれ過ぎてすでに自分の手の中にあるものをいつくしむこと、ありがたく思うことは忘れないようにしたいと思う。

  • セックスレス夫婦の物語。主人公の初美のゆれる心理や夫婦のやり取りを細やかに描く。アッコちゃんシリーズは好きだけど,これは僕には合わない。

全135件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

柚木麻子(ゆづき あさこ)
1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010念二同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞小説部門受賞。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、直木賞候補に。2017年『BUTTER』で直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞候補となる。

柚木麻子の作品

ツイートする