奥様はクレイジーフルーツ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1026
レビュー : 135
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163904511

感想・レビュー・書評

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  • (2016/9/11読了)
    ピオーネで、ぐったりした気持ちが上がりつつあったのに、最後まで読んで、がっかりした。
    タイトルは、フルーツも含めこじつけ。
    柚木さん、どうしちゃったのかな?

    (内容)
    夫と安寧な結婚生活を送りながらも、セックスレスに悩む初美。同級生と浮気未満のキスをして、義弟に良からぬ妄想をし、果ては乳房を触診する女医にまでムラムラする始末。この幸せを守るためには、性欲のはけ口が別に必要…なのか!?柚木がたわわに実る、果汁滴る12房の連なる物語。

    (目次)
    西瓜のわれめ
    蜜柑のしぶき苺につめあと
    グレープフルーツをねじふせて
    ライムで半裸
    林檎をこすれば
    柚子の火あそび
    ピオーネで眠れない
    桃の種はしゃぶるしかない
    柿に歯のあと
    メロンで湯あたり
    よそゆきマンゴー

  • 引用
    ・もしかすると、すべては実りを待つようなものなのかもしれない。時間をかけて、手間をかけて、肌を合わせていれば、心を通わせていれば。夫婦で居ることをしぶとくやめなければ。いつしか花はゆるやかに開くのかもしれない。
    ・どうして今まで、セツクスレスを自分たちの手だけでどうにかしようとおもっていたのだろう。探せばいくらでも、親切に手助けしてくれる道具や場所はあるのだ。男女が長く一緒に居たら、飽きて当たり前、倦んで(うんで)当たり前なのだ。どんなに愛しあっていたって、自然にまかせたままで上手くいくことなんてそうそうありえない。それがこの上ない悲劇であるかのように、どうして世間の多くは気弱そうに背中を丸め、ヒソヒソと聞かれてはいけないことのように囁き合うのだろう。

  • 買おうか迷っていたけど結局買わなかった柚木さんの本。これは買わなくてもよかったかな。セックスレスの欲求不満な肉感的人妻の妄想炸裂、な1冊。コメディにも振り切れてなくて少し痛々しい。

  • 今までの柚木麻子の作品とはちょっと違う。30代既婚女性の赤裸々な性についての小説だ。描写はきわどいしヒロインはナイスバディの持ち主だが、それほど生々しく感じないのコメディ仕立てだからか。自分とは真逆だな・・・と当初思えたが読み進めて行くに「どこか私と似ている」と苦笑してしまった。一生懸命が空回り。必死なのだ。だから憎めない。女ってやつはある人からは女と見られたいのに、別の人からは女として見られたくない。本当に勝手な生き物だとつくづく思う。しかし最後まで浮気しなかったのはエライ!!これぞ純愛小説なのではないか?

  • 出会い系には踏み出さなかったんだなぁ。

  • 仲はいいけどセックスレスの夫婦。したい妻としたくない夫。
    セックスレスも柚木さんの手にかかればコメディになるんですね。面白かったです。が、やはりちょっと切なくて重い部分も。
    まだ独身だけれど、子どももいないのに既にレスとか、想像しただけで私は嫌だな…。

  • 図書館で借りた本。
    結婚して3年、そろそろ子どもが欲しい初美。優しくて、大事にしてくれる旦那さんに不満はないはずなのに。どうしても譲れない問題があって、解決できないままの2年ぐらいを書かれた話。なかなか大変だね。夫婦ってのは。

  • まさしく瑞々しい果物のような、ナマの文章、という印象。場数を踏んでいなければ書けないような、繊細で微妙な雰囲気の描写がすごいです。
    初美さんの色んな意味で女性らしい言動が可愛らしかったり、ちょっとした言い回しが妙にツボで、生々しいのにくすりと笑ってしまうような1冊でした。

  • 西瓜のわれめ
    蜜柑のしぶき
    苺につめあと
    グレープフルーツをねじふせて
    ライムで半裸
    リンゴをこすれば
    柚子の火遊び
    ピオーネで眠れない
    桃の種はしゃぶるしかない
    柿に歯のあと
    メロンで湯あたり
    よそゆきマンゴー

  • フルーツと絡めて進めていく文章が巧みで面白い。
    初美の必死さが面白くて、思い出しても笑えてくる。

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著者プロフィール

柚木麻子(ゆづき あさこ)
1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010念二同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞小説部門受賞。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、直木賞候補に。2017年『BUTTER』で直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞候補となる。

柚木麻子の作品

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