奥様はクレイジーフルーツ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1032
レビュー : 135
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163904511

感想・レビュー・書評

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  • フルーツにちなんだ短編連作集。

    とっても仲が良いけどSEXレスな子無し夫婦の物語を奥さんの心の声をメインに語られる。

    日本のイマドキあるあるな夫婦の形?
    とってもリアリティあるし、深刻なんだけど、思わず笑ってしまうくらいのエロ妄想っぷり!

    いやぁ。。主人公の初美と友達になりたい!
    作品の内容的に好き嫌いが分かれてしまう作品かも知れないけれど、。

    大好きな夫のために、ストイックに体を鍛えたり痩せたりするのは、とっても健気だし、女としても見習いたいところ。

    大好きだからこそ悩み苦しんでしまうのだよね。
    問題点は、日本のイマドキ夫婦の形。
    しかも30代とくれば、子作りもあっという間にタイムリミット迎えてしまう。
    焦る奥さんと、プレッシャーを感じつつも、呑気な夫。
    だけど、この2人には本物の愛がある。
    お互いを思い遣る心。

    どんなに体の繋がりがあっても、そこが欠けていたら。ずっと一緒には居られないよね。。

    愛って何だろ?

    一緒に居て笑顔で過ごせること。
    情熱的な愛では無いけど、それが幸せの形の1つなんだな~(*´꒳`*)

    エロさ満載だったけど、いやらしくは無かったなぁ。。

    とにかく面白かった٩(ˊᗜˋ*)و

    男性が読んだら、どんな感想なのか気になるところ。。

  • セックスとフルーツってなんて官能的なんだ。

    女医にすらムラムラしちゃうくらいな主人公に共感したりドキドキしたりで忙しい話だった。

    フルーツに関連づけられた話には、どれも刺さるものがあって、主人公と似た経験をしている側としては、のたうち回りながら読み進めてしまった作品。

  • いい時にいい本に出会った。
    「もう、セックスなんてどうでもいい。心のつながりを大切にする彼が好きだ」(P156)
    私がなぜ彼を選んだのか思い出させてくれた。すると急に彼のことが愛おしくなった。不安に思うことなんて何もなかった。なるようになるんだ。

  • いや、何なんだ?この意味深なタイトルと表紙の絵は・・・?
    イヤイヤ、ハラハラドキドキの楽しく微笑ましいお話でした!

著者プロフィール

柚木麻子(ゆづき あさこ)
1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010念二同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞小説部門受賞。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、直木賞候補に。2017年『BUTTER』で直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞候補となる。

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