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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784163904696
作品紹介・あらすじ
美しい? 不便? 乱れてる?
テレビでおなじみ金田一先生が研究室を飛び出した。
言葉を使うプロたちに、日々変化する日本語の魅力と難しさを尋ねに出かけるのだ。
語り合ったのは、13人の言葉の達人たち。
加賀美幸子(元NHKアナウンサー)「アナウンサーが気になる日本語」
桂文枝(落語家)「素人さんほど面白いものはありません」
谷川俊太郎(詩人)「言葉って本当に不便なものです」
外山滋比古(英文学者)「早期英語教育より母親の言葉」
内館牧子(脚本家)「日本語の乱れに年中腹を立てています(笑)」
安野光雅(絵本作家)「美しい言葉から美しい絵が生まれる」
ロバート キャンベル(日本文学研究者)「日本人の知らないくずし字の世界」
きたやまおさむ(精神分析医)「日本語には『表』と『裏』がある」
三谷幸喜(脚本家)「芝居に名台詞はいりません」
出口汪(現代文講師)「『あいまいさ』こそが日本語の良さ」
糸井重里(ほぼ日刊イトイ新聞編集長)「文章は目でなく耳で読ませたい」
土井善晴(おいしいもの研究所代表)「日本語上手は料理上手」
吉本ばなな(作家)「文法よりもずっと大切なこと」
言葉遣い、敬語の意味、言葉にならないことをどうあらわすか――軽快でユーモアあふれる対談集!
感想・レビュー・書評
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谷川俊太郎さんと土井善晴さんとの対談パートのみ。それぞれ一流の詩人/料理研究家として知られているが、それぞれの専門分野と日本語とのつながりについて時に納得しながら、時に新しい知見に触れて感心しながら読んだ。
たとえば谷川さんの「明治以降に西洋からやってきた概念の和訳としての言葉はあまり美しくないと思う」という視点は美醜という観点から言葉を取捨する詩人ならではの視点だと感じたし、土井さんによって和食・和菓子に関連して用いられる表現全般においてなされた「気づかないで捨てていこうとしているものは多い」という指摘は、感覚や知恵といった本来昔から受け継いできた料理の根本を、意識する機会がないまま喪っていくに等しいのではないかと考えさせられた。
また、谷川さんの「語彙は量ではなく質である」という意見には共感すると同時に生活において意識しておきたい。何においても量をこなすことで次第に質が表れるというのは真理だろう。ただ、量をこなす・多く知ることだけに腐心するのは本質を捉えているのとは違う。何を知り、何を言い、何を言わないかということにも繋がる戒めだと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この人たちが語る「日本語大好き」な話を読みたくて
手に取った。
加賀美幸子さんの話は、さすがだなぁと改めて美しい日本語の
使い方について、考えさせられる。
他にも
谷川俊太郎さんの
「語彙は数ではなくて質だと思っています。」
安野光雅さんの
「文学作品に接することは、筋書きだけでなく、詩から受けるような「美しさ」に心を動かされる感情を培うことでもあります。」
など、心に残る言葉が多かった。 -
日本語について、話すということについて秀穂氏が対談取材したもの。言葉を扱う脚本家や作家など。それぞれがなかなかの切り口を示している。異色きたやまおさむ、やはり精神科医として論じている。
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810
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「文藝春秋」に掲載されていた対談をまとめたもの、
話し相手は、加賀美幸子、桂文枝、谷川俊太郎、外山滋比古、内館牧子、安野光雅、ロバート・キャンベル、きたやまおさむ、三谷幸喜、出口汪、糸井重里、土井善晴、吉本ばななの13人
外山滋比古:早期英語教育より母親の言葉
内館牧子:テレビドラマの言葉の問題(方言や役割語、歴史的なことばづかいをどこまで使うか)
三谷幸喜:芝居の言葉、芝居の作法
出口汪:国語教育
糸井重里:コピーで売ってやろうはよくない
吉本ばなな:小説は書けても詩は書けない娘と、すばらしい詩を書けるけど小説はだめな父
など、興味深い話題満載。
自分と同じ日本語教育&言語学の世界の人が言葉の達人と話すわけだから、言葉への姿勢、聞き出したいこと、感心することなどの感覚が近くて(日本語の変化についての見解のしなやかさなど)、気持ちよく楽しめる本だった。 -
【対談相手】加賀美幸子、桂文枝、谷川俊太郎、外山滋比古、内館牧子、安野光雅、ロバート・キャンベル、きたやまおさむ、三谷幸喜、出口汪、糸井重里、土井善晴、吉本ばなな
*一人一人が短いので、ちょっと物足りない感じがする。 -
【美しい? 不便? 乱れてる?】テレビでおなじみ金田一先生が研究室を飛び出した。桂文枝、三谷幸喜、糸井重里らと、日々変化する日本語の魅力と難しさを語った。
著者プロフィール
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