本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163906058
感想・レビュー・書評
-
「あの戦争から遠く離れて」の著者。
鹿児島の黒島という島は、かつて特攻隊が不時着したり、遺体が流れ着いたりしたことがあるという。
本書は、著者のモチーフである戦争を語り継ぐとテーマで、戦後も続く島の人々と特攻兵達の交流、島の魅力に取りつかれた映画監督やその妻の物語を織り混ぜで綴られる。
確かに個々の物語には感動を覚えるが、監督の闘病の描写が妙に長かったり、少しバランスを欠いた印象があり、不思議な読後感だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルから勝手に想像していた内容(戦争体験を現在に語り継いでいる黒島の女たち)とは随分違う。記述もストレートではない。継がれているのは「黒島」体験と読みましたが、著者と黒島の関わりが今一つ判然としません。小林広司さんご夫婦の闘病記の件は読ませます。