おあとがよろしいようで コミックエッセイ

  • 文藝春秋 (2017年2月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784163906089

作品紹介・あらすじ

仕事の合間の自炊料理マンガを描くくらい、食べることも飲むことも好きな著者。そんな漫画家が、何よりも怖いものといえば、誰にでもいつかは訪れて、そのかたちも千差万別な「死」。想像力豊かな作家さんに「最後の晩餐」について訊ねることで怖さをやわらげようと、いまをときめく人気作家15人のもとへ。様々な死に方とこだわりのご飯、そして作家の「書く」ということへの姿勢が見えてくるコミックエッセイ!はたして著者の恐怖は克服できるのか。

伺ったのは綿矢りささん、戌井昭人さん、山崎ナオコーラさん 、津村記久子さん、円城塔さん、西加奈子さん、平山夢明さん、桜庭一樹さん、朝井リョウさん、辛酸なめ子さん、村田沙耶香さん&加藤千恵さん、朝吹真理子さん、春日太一さん、島田雅彦さん。

みんなの感想まとめ

死というテーマを通じて、作家たちの「最後の晩餐」への思いや人生観を探るユニークなコミックエッセイです。著者は、様々な著名な作家に「死ぬ前に食べたいもの」を問いかけ、その回答を通じて個性豊かなエピソード...

感想・レビュー・書評

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  • 死ぬのが怖い(まぁ誰でもそうですけど)オカヤさんが、死ぬ前に食べたい食べ物のことをいろんな作家さんにに聞いて回るおはなし。インタビュー実録漫画。

    『人生の最後になにたべたい?』はきっと誰もが話のネタにした事があるド定番の質問なんだけど、聞く方も聞かれる方も作家だと、こんな風に面白い話になるんだなー。

    個人的には山崎ナオコーラさん、朝井リョウさん、辛酸なめ子さんの回が特に好きでした。

    興味深かったのは、この質問に対して、『自身の人生の最期=地球滅亡』とイメージした人が結構多かったこと。それと連動してか、最期の時に友達と大勢でいる事をイメージした人も多かったこと。
    自分では思いつかなかったイメージだったので驚きました。
    確かにどんな死に方を想定するかで最後の食べ物は変わるかも⁈

    読みながら私もシチュエーション別の『最後の晩餐』をあれこれ考えましたが、未だベストアンサーが見つかりません。

  • 食べることが好きで死ぬのが怖いイラストレーターのオカヤイヅミさんが、好きな食べ物と併せて考えたら死ぬのが怖くなくなるかも…と、著名な作家さんたちに『理想の死』と『最後の晩餐』を聴いて回るコミックエッセイ。

    なかなか突拍子もない出だしだが、普段知り得ない作家さんたちの頭の中を垣間見たようで、めちゃくちゃ面白かった。それなのにこの作品の評価がブクログで低いのは、たぶん著者の意思が前に出過ぎだからだろう。もちろん著者のコミックエッセイなのだから本当はそれで良いのだろうけれど、我々読者が知りたいのはインタビューされている作家の方なので、結果著者の感情が邪魔しているように感じてしまう。
    実際、最初の方は、本当に煩いくらいである。「こわいこわいこわい」と作家が答えてる間ずっと被せるように考えている。正直、ウザい。けれどそれも読み進めていくうちに、だんだんと減っていき、終盤にはほとんど出てこない。作家たちの話を聴いているうちに、著者の感情も少しずつ、変化しているのだ。そこに気づけば、この難関を乗り越えられるはず。

    特に印象に残った作家の答えは、やはり村田沙耶香先生だろう。選んだ料理はジビエ。野性的な肉が好き、色んな肉を食べてみたい、人肉も食べてみたい、なんて。そんな作風とどマッチする解答ある!?と笑ってしまったくらいだ。他にも山崎ナオコーラ先生の話に、文豪の墓を訪ねるご自身の本の話が出てくるのだが、ちょうどその本を、この本を買う少し前に購入していて運命を感じてしまった。まだそちらは積読になっているので、近いうちに読みたいと思う。

    そして少々飯テロ要素も含むこの一冊。とりあえず五右衛門パスタとまい泉のロースかつ膳は久しぶりに食べることにしようと誓った。朝井リョウ先生はどこまでいっても朝井リョウで大満足。

    さて、では自分は最後に何を食べるのか…、言わずもがなこの本読んでいると誰しもがそう考えずにはいられないだろう。

    私は好きな食べ物TOP3が、メロン・卵・パン、なのだが、最後の晩餐となれば、ちょっと違う気もする。どうせなら、もっと豪華なものを食べて死にたいと思う。となると結局、いいお寿司か、いいお肉か…。ありきたりだなぁ。

    理想の死に方は、自分でタイミングを選べることだろう。地球滅亡にしても大病にしても、全てを断捨離して潔く逝きたい。だってクローゼットの中に1000冊以上入っている同人誌やBL本を必ずや抹殺しなければいけないのだから。

  • 仮定の話の2大巨頭として

    「生まれ変わるとしたらどうなりたい(どんな設定でも可能)?」



    「明日死ぬとしたら何がしたい?」

    がある。たぶん好きな人と好きなことをして過ごしたいだろう。

    私はそこまで食事に興味が無い。お酒も飲めない。甘いものは好きだからミスドのチョコファッションとエンゼルクリーム、コーヒーがいいな。

  • いやー面白いですわ。
    人間性出る、な。

    印象的やったんが、
    ◎朝井リョウの五右衛門のスパゲッティー
    罪悪感の固まりみたいな食べ物を、もう死ぬんやったらいっか的なノリで食べる
    って考え、面白いなー。
    ひねくれてんなーって思った(笑)
    食べる行為にイライラをぶつけやすいタイプのメニュー、うん、なんとなくわかる(笑)

    ◎桜庭一樹の白米
    カレーもいいなと思ったけど、よりシンプルに白米。
    アメリカの死刑囚の話で、
    出てきたパスタが指定したブランドのと違うと怒ったまま死刑になった人がいて、
    そういうもやもやを抱えるぐらいなら、特別なものよりもいつも食べているようなものがいいかなとの事。
    ほぉ、そんな考え方もあるのか。
    でも白米はさすがに味気なくないか。
    せめて塩おにぎりとか。

    私が死ぬ前に食べたいのは今は一択かな。
    大好きなあそこのカレー屋のあのカレー。
    で、死ぬシチュエーションは、もういきなり一人でなんの前触れもなく死にたい。
    死ぬ準備はしたくないし、不安に呑み込まれそうなのも嫌やから、苦しまずに即死したい(笑)

  • 死ぬのが怖い著者が、15人の作家に会いに行く。
    最後の晩餐にしたいものを一緒に食べながら、死を含む未来について語り合う。

    綿矢りさ、山崎ナオコーラ、西加奈子、朝井リョウ、村田沙耶香、面々にひかれてにとる。

    作家さんて考えに迷いがなくて、話を聞くのが楽しい印象。食べたいものも死に方も人それぞれ。

    コミックなので、読みやすいけれど、一つ一つがさらっと流れてしまうのがもったいなかった。言葉や文章でもっと聞いてみたい。

    西加奈子さんの、映画はたまにめっちゃ観たくなるけど、小説は毎日でも飽きひん。という言葉がいいなと思った。
    朝井さんの、五右衛門パスタ側に入って提案したくなるくだりは朝井さんらしくて面白かった。

  • 面白そうなものを見つけたので読んでみたけど・・・

    死ぬのが怖くて、いろんな作家さんにどういう死に方がいいですか、そして死ぬ前には何が食べたいですかって聞くんだけど・・・

    いろんな答えがあっていいのですが・・・私にはピンときませんでした。ごめんなさい。

  • 1.8

  • 読み終わった?

  • オカヤイズミさんのコミックエッセイ『おあとがよろしいようで(2017)』を読了。

  • 人生最後に何を食べるかという問いは、昔の夜のニュース番組でもコーナー化されていていろいろな人が答えていて興味深い話も多かった。
    インタビューというには漫画家さんの主観も多くてまとまりがなく、タイトルも内容と合ってないように思えた。でもだらーっと一気にストレスなく読めたのは絵の線の柔らかさが心地よかったからかもしれない。

  • 読んでるとふわふわリラックスできた。テーマは重いのに。

  • 「死ぬとわかったら最後に何食べる?」という内容なんですが、

    絵柄のせいか、暗い(笑)

    著者が死ぬのが怖いからいろんな人に話を聞いてみるという体も共感できなかった。

    いろんな著名人のいろんな解釈は楽しめるかなと思います。

  • 読後感がとても良かった…
    死生感ってものを普段意識しない人間なんだけど、考えさせられました。
    死後の世界とか、考えたくもないんだけどね。
    色んな方の最後の晩餐を聞いてて思ったのは、信念、一貫性がある人強いな、格好いいなって。
    自分が流され人間なもんだから、無い物ねだりでそういう人に憧れちゃう部分あるもんな。
    とってもオススメです。

  • 死への恐怖を和らげるよりは、食にまつわる作家へのインタビューがメイン。
    とりあえずは、まだ行ったことのない五右衛門に行きたくなった。

  • 死ぬまでに食べたいものかあ。

  • 作家さんそれぞれで面白い。けど、読みにくかった…。

  • さらっと読めます。よくある最後の晩餐について小説家に聞いたもの。でもこれその最後の晩餐を食べながらの対談形式で聞き手のイラストレーター?さんの主張も入ってくるので小説家さんの独特な考えとかが薄れて気軽な感じになってます。さらっと読める分さらっと忘れるというか(忘れるのは私の頭だからかもしれません)

  • 死ぬ前に何を食べたいかは
    何の為に生きているかにも通じるし
    何をもって何でもないことだと思っているかの判断にもなる。

    インタビュー相手がほぼ小説家という事もあり
    話の内容が
    もしかしたら必要とされていない小説をなぜ書き続けているのか
    という問題にもなる。

    それは自己表現という小難しい話ではなくて
    どうしたら楽しくなるか、どうしたら楽しく感じるかを
    小説家は追い求めているなぁと。

    著者のイラストレーターの方が結構ウジウジ悩む系の人なので
    そのコントラストがまたよかった。

  • 色々な作家に所謂「最後の晩餐」を聞いて回るコミックエッセイ。
    それ自体はとても興味深いし各人様々な死生観が垣間見えて読み応えはあるのだが、いかんせん作者自身の「死への恐怖」が全面に出すぎていてそれがずっと引っかかりながらの読書になってしまったのが残念

  • 淡々と。
    作者は、どうしてこんなに死にたくないのか。
    すき焼きにチャレンジしてみたい。

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著者プロフィール

イラストレーター/漫画家
著書に『いろちがい』『すきまめし』『続・すきまめし』(マッグガーデン)『おあとがよろしいようで』(文藝春秋)『いのまま』(芳文社)『ものするひと』全三巻(KADOKAWA)など。
趣味は自炊。
http://www.hasumukai.jp/

「2020年 『ランバーロール 03』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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