終りなき夜に生れつく

著者 :
  • 文藝春秋
3.35
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本棚登録 : 590
レビュー : 90
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163906096

作品紹介・あらすじ

僕たちは、同じ種族だ。永遠に終わらない夜を生きていく種族。のちに何件もの大規模テロ事件を起こし、犯罪者たちの王として君臨する男、神山。市民に紛れて生きていた彼を追う雑誌記者が見たものとは――。強力な特殊能力を持って生まれてきた少年たちは、いかにして残虐な殺人者となったのか。『夜の底は柔らかな幻』で凄絶な殺し合いを演じた男たちの過去が今、明らかになる。

感想・レビュー・書評

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  • これは『夜の底は柔らかな幻』のスピンオフなのね。『夜の底〜』を読んでいないので、残念だ。しかし、登場人物がその後、どうなるのか気になる内容であった。特に神山が気になる。神山の人物の描き方が興味引き引き。

  • 久しぶりに面白い物語を読んだような気がした。残念だったのは本編の『夜の底は柔らかな幻』の内容をほとんど忘れてしまっている自分。過去のレビューを見ても、ぼんやりと思い出すけど細かい部分は完全に忘れていて…『夜の底は~』をもう一回読みたくなるのでした。

    頭の中で『夜底』と『百年法』がごちゃごちゃになっていて困った。「砂の夜」、「夜のふたつの貌」、「夜間飛行」、「終わりなき夜に生まれつく」の4編。

    ==ひとりは傭兵、ひとりは入国管理官、そしてもう一人は稀代の犯罪者となって。==帯より…

  • 【今明かされる、あの殺人者たちの過去】ダークファンタジー大作『夜の底は柔らかな幻』のスピンオフ短篇集。特殊能力を持つ「在色者」たちの凄絶な過去が語られる。

  • 「夜の底は柔らかな幻」の番外短編集
    「夜の底は〜」が好きな話やったからワクワクしながら読み始めて……おもしろいー!!
    一話、二話は本編では脇役になる軍勇司のお話(正しくは、一話はみつきと勇司の、二話は葛城と勇司の話)
    で、この二話でグッと惹きつけてからの三話葛城の入国管理官になる前の話……からのラストにやっと神山登場。
    読み終えると、葛城話がインパクト強かったけど、好きなのは一話かな。でもラストも良い。

    てか、神山の大規模なテロ事件の話はなかったんだけど、これはまたいずれ書いてもらえるのかな?読みたいー!

    とりあえず「夜の底は〜」を再読したい。

  • 『夜の底は柔らかな幻』のスピンオフ。

    勇司から恵弥さんが浮かぶけど、物語を彩るにはいいなぁと思う。
    みつきと勇司、勇司と葛城の若かりし頃の話はどちらも楽しく読めた。
    葛城は、山の一件で性格破綻者になったのかと思っていたけど、割と大学時点では大人しめで驚き。
    え、じゃああんな凄惨なことが出来るようになったのは、入国管理官になってからということ?

    ちなみに入国管理官の採用キャンプの話については、結局、お札取りゲームからはなんのドラマもなくてちょっと驚いた。
    いや、最後はお札を取らせないとか、先輩入国管理官に認められるとか、なんとかあるでしょう。
    というか、いきなり出てきすぎだよ、神山さん!

    というわけで、『夜の底は〜』を先に読んだほうがいいタイプのスピンオフです。
    そして、本編読んだ時点で手離さなかった人が読むといいと思います。

  • やってしもうた。
    他の方のレビューを拝見するとどうやら続き物の作品らしく(スピンオフ?)ちょっと損した感じ。追って早く前作を入手しなければ。

    仮想の国での話が続いていくものとばかり読んでいたら「日本」が出てきて驚いた。

  • 記録

  • 夜の底は柔らかな幻 のスピンオフ。
    軍と葛城と神山の話。

  • 『夜の底は柔らかな幻』のスピンオフ。

    『砂の夜』は、勇司が医師団の業務で遭遇する「イロ」の事件と、青柳の登場。
    『夜のふたつの貌』は、大学時代の勇司から見た葛城。
    『夜間飛行』は、同じく大学時代の葛城が入国管理局の過酷な研修に放り込まれ、神山と一瞬の再会。
    『終りなき夜に生れつく』は、まだ爪を隠して研いでいたころの神山の話。

    この世界にもっと頭を突っ込みたいのに、著者の頭の中にはいろいろあるはずなのに、まだ作品になっていないのがもどかしいような、とても楽しみなような。

  • 本編読んでから推奨。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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