さらば愛しき魔法使い

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163906270

作品紹介・あらすじ

「魔法使いマリィ」シリーズ第3弾!『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』『魔法使いと刑事たちの夏』に続く、人気ユーモアミステリーシリーズ第3弾が登場!魔法の力を借りつつ、八王子界隈の事件を解決してゆく魔法使いマリィ&小山田刑事の名コンビ。今回もアリバイ崩しに、ダイイングメッセージ解読にと大活躍だが、ついにその「魔法」の存在を、オカルト誌に嗅ぎつけられてしまう――。二人の、そして八王子の未来はいかに!〈収録作〉・魔法使いと偽りのドライブ・魔法使いと聖夜の贈り物・魔法使いと血文字の罠・魔法使いとバリスタの企み

感想・レビュー・書評

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  • コミカルミステリ。連作短編集。シリーズ3作目。
    やはりコミカルな会話と定番のボケが特徴的。
    ゆるく楽しむのに最適な作家さん。
    野球好きとしては、「魔法使いとバリスタの企み」の野球ネタでニヤニヤ。

  • ワンパターンも気軽という点ではいいのかな?犯行から始まるので犯人は分かっている。マリィの魔法で主人公刑事には犯人が分かるのだが、証拠がない。そこで、たまたまのマリィとのやりとりでヒントを見つける。まぁ、このヒントが面白いところかな。
    まぁ、3巻12話も打ち切りパターンの範囲かと思いながら、中途半端な終わり方に後味が悪かったけど、再連載しているらしい。まぁ、単行本になって図書館に納まるのはかなり先だろうなぁ~

  • 基本ストーリーの流れはすべて同じなので流石にマンネリ気味。キャラの楽しさと文体の軽快さで面白くはあるのだが、魔女シリーズも限界かなぁ。でも、全10話くらいでドラマ化はしてほしいな。

  • 多くの人が既に書いていることだが、確かに物語の筋書きは毎回一緒だ。でもその分、安心してというか、緊張することなく楽しんで読めてしまうのがいいところ。他の人のミステリには出せない味を出してる。
    収録されているうち、「魔法使いと偽りのドライブ」がお気に入り。「はいはい、もういいよ…」と何気なく読み飛ばしてしまいそうな箇所に、さりげなくかなり大きな伏線を張ってしまう(それも2回も!)のが大胆でかつ繊細だと思う。
    唐突な終わり方で、これではあまりにマリィが不憫…と思っていたら、続編があるようで安心。変な言い方だが、自分はなんやかんやでハッピーエンドが好きなんだと再確認した。

  • 魔法使いシリーズ3作目

    「苗字が欲しい」
    マリィと聡介の仲が進展するのかと思いきや・・・

    テンプレのキャラ
    ドタバタギャグミステリ
    さすがにこれ以上続けるのは無理があったか(笑)
    魔法使ったら何でもアリだもんねぇ

  • 弁護士と顧客の妻が共謀した殺人事件。アリバイ作りのせいで気がつかなかったポルシェのボンネット。

    映画コメンテーターとして売れない女優が邪魔になっての殺人事件。
    被害者がカフェで読んでいた電子書籍。

    金銭問題で甥に殺された叔父。
    残された血文字を細工したつもりが、フリクションボールペンとアイロンで消された真実。

    バリスタと不倫関係にあった従業員の死。
    常連のタバコを偽装に使うものの、被害者も隠れてタバコを吸っていたことでわかったこと。

    名字がほしいと聡介にねだる魔法少女マリィ。
    突然姿を消したマリィ。

    なんとも、なんとも。

  • やっぱりマリィ。表紙の通り今度は巫女。そしてタイトルやオビの通り消えるマリィ。ぶった切れるラスト。これで続かなきゃ嘘でしょ! ……続き待ってます。

  • 魔法使いマリィ3弾。マリィはどこへ?シリーズ3作目はきりがいいからここでおわりかな。

  • 呆気ない…

  • 面白かった~(^o^)♪小山田刑事と魔法使いマリィとの掛け合い、小山田刑事が殺人現場に到着してからのルーティーン(?)全てがお気に入りだったのに、あっさり「さらば」なのか(ToT)でも聡介がそう感じているだけで、マリィは違うかも!と続編を期待してしまう(^^;)

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著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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