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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784163906331
作品紹介・あらすじ
お気楽者の跡取り息子、大いに気を病む。
思いがけずに雪見に誘われ、
同心の養子となった盟友・
吉五郎の様子がおかしいことを悟った、
町名主の跡取り・麻之助。
吉五郎には一葉という許嫁がいるのだが、
その目はほかを向いており……。
いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。
泣きたいときほど泣けない、
「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。
札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは。「わかれみち」
盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす。「昔の約束あり」
麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは。「言祝ぎ」
火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる。「黒煙」
行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする。「心の底」
沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か。「ひとめぼれ」
著者プロフィール
高知県生まれ、名古屋育ち。漫画家を経て、2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。16年に「しゃばけ」シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他の作品に『けさくしゃ』『つくもがみ、遊ぼうよ』『こころげそう』など著書多数。今作は、『まんまこと』『こいしり』『こいわすれ』『ときぐすり』『まったなし』に続く「まんまこと」シリーズ第6弾。
みんなの感想まとめ
人の生死や恋愛をテーマにした物語が展開され、登場人物たちの人間模様が描かれています。シリーズ第6作目では、町名主の跡取り息子・麻之助とその友人たちが、江戸時代特有の結婚事情や人間関係の複雑さに直面しな...
感想・レビュー・書評
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まんまことシリーズの第6作。
畠中恵の、「しゃばけ」シリーズに次ぐ人気シリーズ。でしょうか?
2017年発行の本で、おそらく年内には読んだと思うのですが。
ブクログに登録したはず、なんなら感想を書いたような気もするのに、何度探しても、ない。
文庫で再読したら、やっぱり内容は知ってました。
さっき、リストで本棚に登録がないということを確認して‥
どうやら、何かの拍子に誤って消したらしいです(涙)
こちらも文庫より感想が多いという長所がありますので、登録しておきます。
面白く読ませていただきました~また後で続きを読みます。
シリーズ6作目。
神田の町名主の跡取り息子、高橋麻太郎。
隣町の町名主の跡取り息子、八木清十郎。美男でもてもて。お安というしっかり者の妻を得たところ。
武家の生まれで同心見習の相馬吉五郎。堅物。人に信頼される。
いい友達付き合いが続いている3人の若者にふりかかる問題と、周りの助けも借りながら解決していく様子を描きます。
麻太郎はもとは真面目な方だったが、あるきっかけがあって投げやりになり、幼馴染ともども、やんちゃぶりが知れ渡った。
だが、声をかけやすいので何かと巻き込まれ、根は人が良いうえ、いい加減なところも幸いしたりして、いざという時の機転が利く。
当時の結婚事情が現代とはかなり違い、適齢期が早い、基本的に親が決める。身分の差も厳然とあるのです(養子になるなどの方法はありますが、いつも可能なわけではない)。
その不自由さと、医療なども整っていないゆえ寿命も短い儚さ。
そういう中で生きる、でも感情は意外と?そうそう現代と変わりはしない人々の地道さ、けなげさ、しぶとさ。
そしてちょっとおかしな成り行きも含めた、采配ぶり。
「しゃばけ」と違うのは、妖怪に頼れない?ところと、縁談の成り行きなどが増えていくところ。
麻太郎は、ほろ苦い想いを嚙み締めているようですが。
そろそろ、変化が起きそうな?
という段階でしたね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まんまことシリーズの女性達が大活躍する巻でした。
最後のひとめぼれは、惚れたはれたで結婚できない江戸時代の切なさが出た感じがしました。 -
「まんまことシリーズ」
妻と子を失った麻之助も、徐々に元気を取り戻し、この本では以前の様子に戻ってはいるようだが…
ふとした拍子に切なく思い出してしまうのは仕方のないことだろう。
今回は、相馬家の、吉五郎のお義父上・小十郎さんがだいぶ出張っている。
どんな時でも冷静に、判断を誤らない、素敵な人である。
『わかれみち』
お由有をつけまわす男の件と、小十郎が同心見習いの教育を押し付けられた件が、意外な絡みを見せる。
事件が無事片付き、大倉屋の番頭・四郎兵衛とお由有、八木清十郎とお安、二組の祝いの席が設けられる。
『昔の約束あり』
相馬小十郎のもとへ、麻之助と清十郎が訪ねて来た。
相馬家が絡む重要な話である。
女の勘と、女たちの活躍(途中ドタバタ)が鍵!
『言祝ぎ』
欲得ずくの縁談に狙われ過ぎな相馬家。
ここでも女の知恵が事件を解決に導く。
『黒煙』
大火事がおさまって、新たにわき上がる問題。
一番良く出来ているし、畠中作品らしい謎の展開だと思う。
人を気遣うが故に隠し通す事がらや気持ち…
最後に目出度いことたくさん。
『心の底』
小十郎の伯母上・お浜の頼みで、孫娘の許婚が行方不明になっている件を探ることになった麻之助。
欲深者や放蕩者がそれ相応の没落を見る、説話的展開。
お浜の孫娘・お雪に、麻之助はなんとなく亡き妻の面影を重ねる。
『ひとめぼれ』
少女の淡い恋と、顔だけ良くても幸せになれない女顔の美男。
長男以外は虫けら扱い、のれん分けで店でも持たない限り結婚もできない奉公人…
江戸時代のこの封建的システムが、様々な事件を呼んでいる気がする! -
今回は、小十郎さんがやけに存在感をはなってたな。そして、最終話の吉五郎の許嫁一葉との顛末はなんだか切ない。
幼い少女の初めての恋がああだなんて、、、3人組のうち、幸せな結婚をしているのは一人だけなんて、ね。
早く、みんなに幸せが訪れますように。
麻之助が無謀にも小十郎に向かっていったシーンがかなりのお気に入り(笑) -
町名主の跡取り息子、麻之助と仲間たちのところには、今日も謎が持ち込まれる。いつの間にか、仲間たちは責任のある役目についていて、それだけに身軽な麻之助が動かされる。この巻では、友人吉五郎の義父で同心の相馬小十郎が多く登場。これまであまり出てこなかった人柄がいろいろわかり面白い。まだまだ続いてほしいシリーズだ。(麻之助の将来はどうなるのかわからなくて、やきもきさせられるから。)
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お気楽者の跡取り息子、大いに気を病む。 思いがけずに雪見に誘われ、同心の養子となった盟友・吉五郎の様子がおかしいことを悟った町名主の跡取り・麻之助。 吉五郎には一葉という許嫁がいるのだが、その目はほかを向いており……。いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。 札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは。「わかれみち」/盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす。「昔の約束あり」/麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは。「言祝ぎ」/火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる。「黒煙」/行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする。「心の底」/沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か。「ひとめぼれ」
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初出 2015〜16年の「オール讀物」の6話
神田の町名主のお気楽息子と仲間たちのほんわか難題解決シーリーズ第6作。
吉五郎の養父で定廻り同心相馬小十郎が新登場。実入りの多い同心の家に入ろうとしたり、陥れようとしたり、その影響力を借りようとしたりと、相馬家を巻き込む事件が次々起きる。
清十郎が嫁にしたお安やお虎も事件解決に力を発揮し、話のスケールがおおきくなってきた。
小十郎の伯母料理屋花梅屋の大女将お浜の孫で、許嫁が行方不明になったお雪が気になる。今後麻之助に関わってくるんじゃないかなという予感。 -
「わかれみち」
疑われる人物とは。
実際に目にしていなければ、何を聞いても一番に思いついてしまうのは一人しかおらず大変だっただろう。
「昔の約束あり」
娘たちが帰らない。
一緒に調べてくれる男たちがいるのであれば、思うことを全て伝えて勝手な行動をとらないのが安全だろ。
「言祝ぎ」
縁談相手を探って。
どんな相手なのか話をして知っていく時間があればいいが、仲人の力次第で決まるとなると気になるだろ。
「黒煙」
火から逃げた先で。
自分でない誰かが連れてくれると考えてしまったからこそ、いないことに気付いた時には遅かったのだろ。
「心の底」
消えた縁談相手は。
店のためを思って話をしたというのに、甘えたことばかり口にして聞き入れてもらえなかったら諦めるな。
「ひとめぼれ」
雪の中に隠した鍵。
恋した相手と結ばれたいからと選んだ方法とはいえ、こんな賭をするほど溺れていたのは予想外だったろ。 -
久しぶりすぎて、主な3家族以外の名前に心当たりがないんですけど?な感覚が半分。
同じような跡取り息子である長崎屋の若旦那とは違い、実はそれなりに腕っぷしも強いんですなぁ。 -
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<目次>
略
<内容>
内容にだんだん同心の吉五郎の義父新十郎も関わるようになり(今回の巻はほとんどに顔を出す)、町役人のレベルでは話が回せなくなったのかな?と… -
内容(「BOOK」データベースより)
札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは(「わかれみち」)。盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす(「昔の約束あり」)。麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは(「言祝ぎ」)。火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる(「黒煙」)。行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする(「心の底」)。沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か(「ひとめぼれ」)。いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない、「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。
令和4年6月27日~28日 -
小十郎様にいそいそと使われてますね~
ちゃんとお仕事こなしているうちにまっとうになれるのかしら?
吉五郎は複雑だろうが、成長しても家族が出来ても仲間でいられるような関係であっていてほしい。 -
20191013〜1018 麻太郎達が段々と時を重ねて大人になっていくのがしみじみしちゃう。
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どの話も良かった。
「ひとめぼれ」は切なかった。
この時代、本人たちの意思でだけではどうにもならない結婚が切ない。
一葉も切ないし吉五郎も小十郎も切ない。
麻之介のほんわかした口調が、物語の悲しい現実を柔らかくしてるのがまた良い -
凄く切ない話なのに麻之助がのんきなせいかホンワカとした読み心地(^^;)この頃の縁談って本人の気持ちだけでなく、家が絡んでくるからな~(--;)麻之助は毎回、本当によく頑張っているよ(^^)
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麻之助、いい奴だから、また幸せになるといいなあ。一葉の恋の話、なんだかちょっと可哀想。
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