ガーデン

著者 :
  • 文藝春秋
3.31
  • (10)
  • (28)
  • (56)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 361
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163906447

作品紹介・あらすじ

植物になら、惜しみなく与えられるのに。花と緑を偏愛し、生身の女性と深い関係を築けない、帰国子女の編集者。異端者は幸せになれるのか。幸せにできるのか。著者会心の感動作。 男は必ず間違える。 知っている女の声が頭で響く。誰が言っていたんだっけ。思いだせない。思いだせないけれど、頭の片隅で思う。 女は花なのかもしれない。愛でられたいという本能だけで咲く花。 これは謎かけなのだろうか。僕は答えをださなくてはいけないのだろうか。(本文より)【著者プロフィール】一九七九年、北海道江別市生まれ。立命館大学文学部卒業。二〇〇八年、「魚」で第二一回小説すばる新人賞受賞。受賞後「魚神」と改題。〇九年、「魚神」で第三七回泉鏡花文学賞受賞。一三年、「あとかた」で第二〇回島清恋愛文学賞受賞、第一五〇回直木賞候補。一四年、「男ともだち」で第一五一回直木賞候補、一五年、「男ともだち」で第三六回吉川英治文学新人賞候補。他の著書に『桜の首飾り』『おとぎのかけら 新釈西洋童話集』『からまる』『あやかし草子』『眠りの庭』『森の家』『西洋菓子店プティ・フール』『夜に啼く鳥は』など。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この作家さんの作品は、いつもひんやりとした質感が漂っていて、読んでいて心地よいことが多くて、好き。

    この作品はあらすじから想像していたものとだいぶ違っていた。
    「仕方がない」と達観し、植物に愛情を注ぐ羽野くん。周囲の人との距離感もほどほどに。
    彼の回りの女性は結果的に皆離れていくことに。

    ちょっとよくわからなかったけど…
    植物に守られた世界から一歩踏み出そうとしたということかな?

  • この空気感はけっこうすき。
    ずーんて重いんだけど、どん底ではない。

    光の裏には闇もあるし、
    闇の中には光もさす。

  • 羽野くんは、多分自分しか好きじゃないんじゃないかな、と思う序盤。こういう人、本当にいそう。でも私は多分好きになれない。異性としてじゃなくて、人として。うわべは付き合えるだろうけれど。羽野くんもきっと誰に対してもそう思いながら生きていたんじゃないだろうか・・・と思う。羽野くんの考え方、私も分かる気がする。どうしてみんなカテゴライズが好きなんだろう。でも、カテゴライズされるのは嫌いだけど、するのは好きな人多いと思う。ただ・・・羽野くんもそうなんじゃない?と思う所もあり。理沙子さんに惹かれた理由は謎のまま。

  • 誰もが欲望をもち、大きさではなく
    満足できるかできないからの差がある
    満足できるかだけの欲望をもつか
    溢れてしまうほど貪欲か
    尽きない欲を持ち続けることと
    欲を制御し続けることどちらが簡単なんだろう

  • 途中で読むの辞めた。。
    途中までしか読んでないけど、全然嫌いな話じゃないし、みんなの感想見てても興味をそそられるから、もっと読み進めたいって思うのに、どうしても、どうしても、眠くなってしまう!
    休日この本読む予定しか作ってなかったら、結局一日中昼寝をしてしまったので、この本とはもうサヨナラです。

  • 現代日本が舞台。人工物ばかりの都会で日本では非自生の熱帯性観葉植物を育てつつ、いわる「トレンド」を作り出す業界でモデルや芸術家を相手にする仕事に就く主人公の青年が、色々あって「リアル」に目覚める話。
    色々なタイプの女性が出てきて主人公と関わるのが、何だか美少女ゲームかラノベのシチュエーションだなあ、と思いつつ読んでいたが、雰囲気は確実にこちらの方がオサレ。
    人に知られても勧めても恥ずかしくないのは確実にこちらでしょう。いい本だと思います。

  • 自分や人の気持ちを感情抜きで客観的に見れる主人公。今時の子くくりされるイメージ。私とは真逆なのでこういう性格だったらさぞ生きやすいだろうなぁと思う。後半で、主人公の事をズバッと当てはめた言葉は、当てはまりすぎであぁっ!と納得!

  • 2018.10.31.読了

  • 植物にこれほど想いを寄せることができるなんて!

  • 千早茜、今、一番好きな作家。

全46件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1979年北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。09年に同作で泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で島清恋愛文学賞を受賞。他の著書に『からまる』『眠りの庭』『男ともだち』『クローゼット』『正しい女たち』『犬も食わない』(尾崎世界観と共著)『鳥籠の小娘』(絵・宇野亞喜良)、エッセイに『わるい食べもの』などがある。

「2019年 『夜に啼く鳥は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

千早茜の作品

ガーデンを本棚に登録しているひと

ツイートする