色仏

  • 文藝春秋 (2017年5月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784163906454

作品紹介・あらすじ

うちの背中の観音様より、色っぽい仏さん、彫ってみ。

目をそらしたらあかん……官能と芸道の間で揺れ動く男と女の業(ごう)



江戸末期の京都。北近江の十一面観音に魅せられた青年、烏(からす)は、

僧になるため京の都にやってきたが、観音像を彫るために仏の道を捨てる。

食うために彼が生業にしたのは、生身の女のあられもない姿を掘り出すことだった……。



団鬼六賞受賞の、注目の女性作家、初の官能時代小説。

みんなの感想まとめ

官能と芸術が交錯する物語が展開される本作は、江戸末期の京都を舞台に、青年烏が僧になる修行を捨て、観音像を彫る道を選ぶ姿を描いています。彼は北近江の十一面観音に魅せられ、食うために生身の女性をモデルにし...

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にてお借りした一冊です♪
    花房観音さん、はじめまして (・ω・)ノ*。.・°*

    どなただったかなぁ…
    どなたかの本棚で拝見したんですよねー
    花房観音さんの本を。
    違ったかなぁ(´・ω・`)?
    まっ、いっか(笑)

    無理矢理、熱だけは下げたとはいえ、全快には程遠い程に体調は悪い(⃔ ꒪꒳꒪̟ )⃕↝

    なのに、本書は読めちゃいました♪

    江戸時代を舞台とした観音(カンノン)さんが描く観音(カンノン)様の官能(カンノウ)小説!
    ラップか!! ナンデヤネン(  '-' )ノ)`-' )"
    いや、それだとあまりにも観音様に失礼な^^;

    滋賀県長浜市(本書では北近江と紹介)にある向源寺、国宝十一面観音像に魅せられた男たち(主人公の烏と沙那丸)の物語。

    十一面観音に魅せられた烏は自らの手で十一面観音を越える観音様を彫るため仏師を目指す。

    そして食うために始めたのは受注生産にて一糸まとわぬ女性のあられもない姿を彫ること。

    そんな烏の大家となった真砂は同じく十一面観音に魅せられた沙那丸に惚れ、沙那丸の手によって自らの背に十一面観音を背負う。
    (沙那丸は彫師)

    真砂自体が男無しでは生きていけない程に欲深く、その結果が導いた恐ろしき真実。

    私自身が魔物にでも取り憑かれたかのように世界観にどっぷりハマってしまいました。

    なぜか内藤了さんのどハマりしたシリーズ「よろず建物因縁帳」の「魍魎桜」を思い出しました。


    観音様とエロスが融合した官能小説は破壊力抜群でした。



    本の概要

    うちの背中の観音様より、色っぽい仏さん、彫ってみ。
    目をそらしたらあかん……官能と芸道の間で揺れ動く男と女の業(ごう)

    江戸末期の京都。北近江の十一面観音に魅せられた青年、烏(からす)は、
    僧になるため京の都にやってきたが、観音像を彫るために仏の道を捨てる。
    食うために彼が生業にしたのは、生身の女のあられもない姿を掘り出すことだった……。

    団鬼六賞受賞の、注目の女性作家、初の官能時代小説。

    花房観音 ( ハナブサ カンノン )

    兵庫県生まれ。京都女子大学中退後、映画会社、旅行会社などを経てバスガイドを務めるかたわら小説を執筆。2010年、第一回団鬼六賞大賞を『花祀り』で受賞。著書に『女の庭』『好色入道』『指人形』『果ての海』『京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男』『女の旅』ほか多数。(2023年5月現在)

    • yukimisakeさん
      今更ですが初めまして、いつもいいねありがとうございます!
      体調はいかがですか?ご無理はされないで下さいね(>_<)
      体調崩されてるのに読書…...
      今更ですが初めまして、いつもいいねありがとうございます!
      体調はいかがですか?ご無理はされないで下さいね(>_<)
      体調崩されてるのに読書…尊敬します!
      いつもヒボさんの観てらっしゃる美しい本にため息ついてます。
      2024/07/07
    • ヒボさん
      yukimisakeさん、こんにちは♪
      こちらこそいつもイイネをありがとうございます。
      また私の体調まで気にして頂き、なんだか申し訳なく.....
      yukimisakeさん、こんにちは♪
      こちらこそいつもイイネをありがとうございます。
      また私の体調まで気にして頂き、なんだか申し訳なく...<(_ _*)>
      ここ最近は例え1Pでも毎日本を読む生活をしているので、どれ位読めるかで自分の回復具合をはかろうとしている愚か者です^^;

      本当は今日も家でゆっくりしていたかったんですが、図書館の予約本の取り置きが1週間しか出来ないので、ついついピックアップに来てそのまま図書館で過ごしています(笑)

      これを機にいろいろ交流させて頂けると嬉しいです♪


      2024/07/07
  • 初めて読む花房観音作品。
    テーマと、舞台となる土地、時代が気分と合致し食指が伸びた。

    構成を練ってから部分を描き進めていかれている印象を受けた。RPGを見ているような印象とも言える。

  • 初出 2014〜15年「オール讀物」

    北近江の月無寺のなまめかしい十一面観音に憧れた「烏」は、僧になる修行を辞めて観音像を彫りたいと願うが 、その観音像の刺青を背に負う真砂に出会い、食うために求めに応じて裸の女をモデルに人形を彫る。

    真砂の刺青を彫った男の求めで、烏はモデルなしに自分の内なる観音像すなわち自分にとっての「女」の姿を彫ろうとする。

    どろどろした情念とエロスを芸術にしようとする男と、そこに嫉妬しエロスに生きようとする女が時代小説にうまくはまっている。

  • ふむ

  • 【うちの背中の観音様より、色っぽい仏さん、彫ってみ。】江戸末期の京都。僧になるため上京した青年、烏(からす)は、ある女に出会い仏の道を捨て、観音像を彫り始める…著者初の時代小説。

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著者プロフィール

1971(昭和46)年、兵庫県豊岡市生まれ。
京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、2010年に「花祀り」団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。男女のありようを描く筆力の高さには女性ファンも多い。
著書に『寂花の雫』『花祀り』『萌えいづる』『女坂』『楽園』『好色入道』『偽りの森』『花びらめくり』『うかれ女島』『どうしてあんな女に私が』『紫の女』『京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男』など多数、最新刊は『縄 緊縛師・奈加あきらと縛られる女たち』。

「2025年 『生きてりゃいいさ 河島英五伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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