苦汁100%

  • 文藝春秋 (2017年5月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784163906546

作品紹介・あらすじ

本当に大切なことは書かないし、書けない。

だから、書く。



楽しい。恐い。売れたい。

嬉しい。悔しい。やりたい。



ロックバンド・クリープハイプのフロントマンであり、

初小説『祐介』が話題をさらった作家・尾崎世界観が赤裸々に綴る、

自意識過剰な日々。



ーー



某月某日

テレビに出ると相変わらずネットでは批判が噴き出す。コイツ喘ぎ声だしてるだけだろう。喘ぎ声で商売してるって凄い世界観だな。こんなようなことを書かれていた。よっぽど燗にさわるんだろう。(ポンポン。癇に障る音。)



某月某日

いつも通っているあの本屋へ。「祐介」がどこに置かれているかの確認へ。前は3冊、サブカルコーナーにぽつんと置かれていた。でも、テレビや雑誌で何度か取り上げて貰った今なら、きっと。そう信じて見たけれど無い。文芸のコーナーに置いていない。サブカルコーナーを見てみると前よりも増えている。おまけに奥の人気の無い音楽書籍コーナーにも追加で大量に並んでいて、絶対に文芸と認めないという書店の意地を感じた。ドラフトで、巨人に行きたいのにオリックスに指名されたら、こんな気持ちになるのかなぁと思った。



某月某日

ライブ本番、今日もアナウンスで冒頭から盛り上がる。細かいミスも気にならない。嫌、本当は気になったけれど、それ以上に良い空気が流れている。お客さんが楽しそうで、そこに答えが見えているから安心出来る。今日も男子が多い。嬉しくなって、「男子」「男性」「男の人」「オス」 「メスじゃない方」と完全に贔屓したコールアンドレスポンスをした。それに対する圧倒的な数の女子からの批判。「女子もやって」という声に対して「だって女子は、ヤッたら終わっちゃうじゃないか」と言ったらもの凄く変な空気になった。



某月某日

夜は皆と飲んでホテルへ。

風呂にも入らず、就寝♫就寝♫(あのCMの救心♫救心♫のイメージで)

みんなの感想まとめ

自意識過剰な日々を赤裸々に綴ったこの作品は、著者の内面や感情がリアルに描かれており、思わず共感を呼び起こします。文字を書いたり歌を作ったりする中で、自分自身に向き合う姿勢や、他人の視線に対する葛藤が印...

感想・レビュー・書評

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  • なんとなしに行動している一つを見て色々と感じることができる人なんだなと思った。
    自分はなんも考えずにただ生きてるなと思った。チコちゃん激怒でしょう。

    文字を書いたり歌を作ったり、自分自身に向き合い続けるって大変そうだな。
    なにくそっ!て思えて突き進めるのすごい。色んな人に見られるのにあの人嫌いだと書けるのすごいな。

    事なかれで考えなしの自分がとにかく嫌になったエッセイでした。

    尾崎さん魅力的な人だ。
    近くにいたら相手にされないのに沼っちゃうから好きになっちゃいけない系の人だ!バンドマンだし!

  • 素直な人で好きだ。
    自分の怒りを大切にしている。それだけ大切なものが多いんだと思う。
    今日も日記を書いていてほしい。今日はどんなことを感じているんだろう。

  • クリープハイプ のファンで、毎日のように音楽を聴いてるのですが、それにプラスしてこれを読んでたら、まさに視覚も聴覚も尾崎世界観で幸せでした。尾崎さんの素直な言葉はスッと入ってくる。綺麗事じゃなくて、取り繕っていない人間らしさが溢れている人柄。これからも音楽も本も楽しみにしてます。

  • 【人気ミュージシャンの、自意識とユーモアに満ちた日々】処女小説『祐介』が読書界を驚愕させた著者。その喜怒哀楽に満ちた日常を、素直にひねくれた筆致で綴る。世界観中毒にご注意下さい。

  • 素直な生きづらさとか悔しい気持ちとかこんな自分が嫌になるって気持ちを書いていて読んでて気持ちいい。みんな何クソって思いながら生きてるよね
    どんな本を読むよりどんなものを見るより、初めての人とお酒を飲むのは得られることが多い、みたいな部分。すごく素敵な人間らしさだと思った。
    日常に登場人物も多いし、尾崎世界観、人を愛し愛される人なんだろうな。

  • 自分もこんな日記書きたいと思った。
    尾崎世界観の人間らしいところがやっぱり好きだなあ。

  • 尾崎さんが思ったことを本当にそのまま、徒然と書いているのが良かったです。
    ファンとしてはカリスマのように感じていましたが、本当に苦汁を搾りながら曲や作品を生み出しているんだなあ…

  • キロク

  • 中条

  • 尾崎世界観だいすきだわ。

  • ロックバンドのクリープハイプのヴォーカル、ギターの尾崎世界観氏の日記エッセイ『苦渋100%(2017)』を読了。

  • 尾崎世界観

  • 尾崎世界観が好きだから読める。そんな本。
    本当に苦労してきた人の歌も言葉も沁みるなって思った。

  • その時の情景、脳みその中身が伝わりすぎてすんごい面白かった。
    持ってるエピソードも日常の見方も感じ方も面白い。
    尾崎好きだ~。
    バンドマンの尾崎は熱々でかっけぇって思った。
    もっともっともっともっとクリープハイプ好きになっちゃったじゃないか。幸せ~。

  • 人間臭くて好き。
    注釈が全て巻末にあるのは読みにくい。
    定額音楽配信サービスに肯定的でない様子。自分はipodを使っている。中途半端?
    語尾の遊びは個人的に好き。「しっかりしなさい(ツヨシ)」等、わかる人だけわかればいいという感覚には共感する。

    俺もよく秋葉原から御茶ノ水まで歩くんだよなあ。あの坂。知らないうちにすれ違ってるかもなあ。

  • ただただ尾崎さんすき

  • クリープハイプのファンなので
    100%尾崎さん、という感じで大好き!

    大事に大事に少しずつ読んだ。

  • 誰かの毎日なんてどうでもいいのにその毎日に惹かれてしまう自分がいた。
    有名な人ほど自分を繕ってる気がしたけどそんなことはなかった。むしろ「普通」だった。

  • 世界観さんイメージより素直
    ファンを大切にしててライブに対して真剣で
    ライブへの向き合い方、リハ、会場の音の響き、
    いつも戦ってる お客さんに感謝してる
    情けないっていつも落ち込んで悔しいってイライラする
    素直でリアル
    でも本当に大切なことは書かないし、書けない。だから書く
    友達も仲間も味方も沢山居て
    毒は吐くが正直
    そしてヤクルトがめっちゃ好き めっちゃ神宮に行く
    共通点が多い
    野菜食べられない 毒 リリイシュシュ こけていっしゅ aiko
    人との会話を大切にしている
    歌詞を書いて文章を書いて朝に寝る
    知らないおじさんにお金を握らせて帰る(TAXI)
    命を削りながら働き過ぎ

    苦汁を読んであたしの中でのイメージが変わった。

  • 付箋をつけながら大切に大切に読んだ。
    クリープハイプのフロントマン、尾崎世界観さんの1年間の日記。

    ワンマンライブのあとに綴られた「Tシャツを着てタオルを巻いて、嬉しそうにステージを見ているこの人達が周りから馬鹿にされるようなバンドにはなりたくない」という言葉にジーン。
    こんな風に思われるファンで幸せだな。

    破天荒で変わり者な風に演出されがちな尾崎さんですが、この日記を読んだらびっくりするくらい普通で、繊細で、優しい人だと分かる。

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著者プロフィール

1984年、東京都生まれ。ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル、ギターを担当。作家としても活動し、これまでに小説『祐介』、日記エッセイ『苦汁100%』『苦汁200%』(いずれも文藝春秋)、『犬も食わない』千早茜との共著(新潮社)を上梓。

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