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  • 文藝春秋 (2017年6月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784163906676

作品紹介・あらすじ

任期満了を迎える黛新太総理の後任候補に、48歳という若さと美貌で国民的人気を誇る、越村みやび厚労大臣が名乗りを上げた。日本初の女性総理誕生が、にわかに現実味を帯びはじめる。そんな中、医療・福祉系投資会社JWFの元CEO片岡司郎が、収賄の疑いでみやびを告発したいと東京地検特捜部に接触する。JWFは越村が推進する社会福祉制度改革のパートナー的存在、楽田恭平の会社だ。特捜検事の冨永真一は片岡の事情聴取を行うことにした。裏には永田町の策謀が潜んでいた――。

ベストセラー『売国』につづく冨永検事シリーズ第2弾!

みんなの感想まとめ

政治の裏側を描いたこの作品は、女性初の総理候補、越村みやびを中心に展開するサスペンスフルなストーリーです。彼女が収賄疑惑に巻き込まれ、東京地検のエース、富永検事が捜査に乗り出す中、陰謀や権力争いが渦巻...

感想・レビュー・書評

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  • あまり身近にない政治の世界。検察と国会議員の戦い。もう少しオチが欲しかった。五十嵐さんももう少し活躍して欲しかったw

  • 女性総理 越村みやび が誕生する直前の出来事。
    現在の黛総理のマウンティングが、
    実に巧妙で、スキャンダルを利用しながら
    人を操っていく。頭が上がらないようにする。

    越村みやびが、政治献金と賄賂の区別が
    明確でなく、賄賂に手を染めていく過程が、
    もう少し 心理的葛藤があってもいいのだが。
    それでも、清廉潔白と言い切るには無理がありそう。

    富永という検察のエース。その上司の羽瀬。
    羽瀬は癖がある。豪胆で、狙いも特捜だ。
    特捜の手口があからさまで、特捜がメディアにリークして
    犯罪の既成事実化していく姿は、日本の暗部だね。

    神林という新聞記者のエース。その上司の東條。
    なぜか、富永とは背とよく似た関係になっている。
    記者と検察の深いつながりが見える。

    3億円を受け取った俊策が、会社の1億円融資で
    あたふたしているのは、どうかな。
    それにしても、結末が結末として、闇の中に放り込まれる。
    実際の政治は、もっときな臭いだろうけどね。

  • 冨永検事シリーズ第2弾。
    厚生労働大臣である越村みやびは、日本初の女性総理として任期満了を迎える黛新太総理の後任に名乗りを上げる。しかしながら、社会福祉制度改革のパートナーであった楽田の会社からの収賄疑惑で告発され、東京地検の富永が捜査にあたる。目立つ彼女を貶めたのは誰か、そして彼女は。。。
    村越みやびのキャラクターがいま一つ共感できなかった。酒蔵出身とういことで、もっと日本の良さや高齢者に対しての現状を憂い、凛として立ち上がる、というようなことを期待したのだが。

  • シリーズ1作目の「売国」より遥かに重厚な作品で,ミステリーとしても,社会派小説としても読み応えがあった.サ高住は本当に色々で,「ここなら」と思う所と「ここじゃ…」って所と本当にピンキリなんだよな,それは豪華さとか全く無縁のところで.
    内情やや知ってるだけに,よく取材して表現してくれたなぁってのが感想.
    願わくば,「女性総理候補」の胸の内,何故そこに至ったのか?をもう少し書き込んでくれると更に面白かったんじゃないかなぁ,と思う.

  • プロローグから結末まで、主に4つの視点で物語が綴られています。
    すごいのは、ほぼ全ての視点が密接に関与しながら同時進行で進んで行くにも関わらず、互いに無駄に干渉していないということ。
    何という表現力!噛みごたえのある作品でした。
    ハゲタカシリーズは最後のどんでん返しが醍醐味でしたが、それとは違った楽しみ方が出来ました。
    もっと早く読めばよかった。
    次は「コラプティオ」、「売国」を読みます。楽しみです。

  • 日本にも初の女性総理大臣が誕生したところにこの本を読んだ。なんとも不思議な感じがしたが、政治家は男女を問わず、お金と票は切っても切れないところが良く分かる。検察、マスコミ、当事者の緊迫した時間はハラハラさせられる。回収は大変。

  • 初の女性総理誕生が期待される越村みやび厚労大臣にかけられた収賄疑惑を、東京地検特捜部の検事・冨永真一が追うという話。
    政治にかなり焦点が当たった今作でしたが、前作以上に重厚だったこと・後味の悪さ(ある意味美しいとも言えるから難しい)がちょっと好みでは無かったです。
    読んだ後に「これを読んだあなたは何を考えるか?」と問われるような感覚になるのですが、自分がそういうモードで呼んでいなかったのも大きいかもしれません。

  • 真山仁さんの作品は13作目。本作は『売国』に続く冨永検事シリーズ第2作である。初の女性総理を狙う元厚生労働大臣・越村みやびは自信の推奨するサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の規制強化法を打ち出した。『社会福祉健全化法』という名のそれは当初は業界から反対の声が上がり、法案成立は難しいと言われていた。ところがメディアの後押しで世論が動き状況が一転、遂に成立かと騒がれたが土壇場になって時の総理の裁定で先送りになった。しかし、後にこの『社会福祉健全化法』成立をめぐって越村みやびの贈賄疑惑を特捜部に告発するものが出てきた。みやびが与党内の法案成立反対派議員にカネを握らせ、賛成派に取り込もうと画策したというのだ。その金はみやびの盟友と言われている投資会社の代表から提供されたという話だった。しかしいずれも裏付けとなる物証はない。特捜検事の冨永真一は告発者の事情聴取を行うことにした……。前作『売国』は宇宙開発事業に絡む話で政治とあまり関係ないようで、ある種非現実的でもあったが、今作は老人福祉医療の闇がテーマという、より身近な問題にフォーカスしてきた。前作より政治家の汚職追及を丹念に描き切ったイメージがある。こういうのを書かせると著者はうまい。詳細→
    https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou23413.html

  • 巨悪を眠らせないにせよ、不偏不党に基づいて捜査に取り組む検察官の冨永。
    日本初の女性総理大臣と目される越村みやびにまつわる黒い噂、不正なお金の流れ・・・

    検察庁が行政組織である以上、民主的統制に服するのはやむを得ないが、果たして政治家にどこまで任せていいのやら。

  •  スッキリとしないこの中途半端な終わり方が、今のこの国の現実だろう。政治も、成功者も。
     ジャーナリストも、弁護士も、検察も、政治家も、どこに焦点をあてるかで、相対的にしか正しさは現れないか。

  • ストーリーは面白かったけど、結末がスッキリしなかったかも。。かなり残念!

  • 近未来の話で、武装が許されている警備員達。日本は荒れてすさんでいる。敵と戦うので警備員とういうよりボディガードといった方がよいかもしれない。仲間たちがどうなったのかわからずに終了してしまい、次作があるのかもwww

  • 102政界のドロドロはステレオタイプ。女性首相を誕生させたかったのか、女性というキーワードがなくても成り立つお話のような気がする。これはこの主人公の続編を書かないと作家としてどうなんかな?

  • 政治のかけひきが現実味がありすぎる

  • 一気に読み終える程の面白さ。ハゲタカもいいが検事物もいいね

  • なかなか面白い

  • 若さと美貌を武器に総理の座を狙う越村みやび。そんな彼女に致命的なカネの問題が浮上する。東京地検特捜部の冨永真一の追及に、越村みやびは沈黙という戦闘態勢に入った-。『産経新聞』連載を加筆修正。

    検察の標的は初女性総理目指す政治家。旦那(最後に学生時代の革マル派の襲撃で不能者であることがわかる)は女性の家に婿養子の酒造会社社長兼政治研究家。
    妻が贈収賄で逮捕され黙秘を続ける。全ては自分の一存で妻は傀儡と遺書を書いて故郷金沢大跡地で飛び込み自殺
    それでも女性政治家は罪を認めない。現総理はこのゴタゴタで3期目に突入。(物語終了)

    みやびに金をわたしていたのは医療ビジネスで大儲けをたくらむコンサル楽田。ケイマン諸島に100億円の預金あり
    社員が現金を運ぶ。ゲート前のトイレに隠す。清掃員が拾う
    このシステムを構築した会社社長を逮捕

    楽田の妻が贈収賄の証拠を持って検察の密告
    同期は?夫が面白くなくなったのでエールだ
    子供の書いた者写真で楽田は落ちた

    3億円を受領したのは夫。車を受領したホテルの駐車場でこすっていたのを新聞記者が検察官にリーク

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  • 『売国』につづく冨永検事シリーズ第2弾。
    サービス付き高齢者住宅(「サ高住」)に関する諸問題を題材にしたお話。

  • 主人公の特捜部検事vs女性初の首相を目指す議員と夫、の対決。
    残念な結末で書籍としての価値も残念だ。

  • 著者初読み。初の女性総理誕生かという次期総理候補の女性政治家とサ高住をめぐる問題という福祉の話がメインと感じたが、女性政治家の金銭に絡む問題が重要な事件ではないかと検事が女性の身辺を調べているうちにある男性の存在を突き止め、政治と金の問題へと発展していく。政治家は国を良くしたいがためのお金の使い方を一歩間違うととんでもない方向へ向き、犯罪絡みの大きな問題と大きな代償へと繋がる怖さを感じる。適正な方へ使って欲しいと常々感じる。最後に女性政治家の夫の自殺にモヤモヤした終わり方で、次がありそうな含みを感じる。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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