- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163906683
作品紹介・あらすじ
ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 2015 1位!(エッセイノンフィクション部門)『時をかけるゆとり』に続く、待望の第二弾。「別冊文藝春秋」「日本経済新聞 プロムナード」掲載分に大量の書き下ろしを加え、計500枚の大ボリュームでおくる傑作エッセイ集!・レンタル彼氏との騙し合い対決・担当税理士の結婚式にて炸裂させた渾身の余興・初めてのホームステイにてマル秘パンデミック勃発・ファッションセンス完全外注の経緯・特別収録!痔瘻の発症、手術、入院――著者の肛門にまつわるすべてをしたためた100枚超の手記「肛門記」……読んで得るもの特にナシ!! 立派な感想文なんて書けっこない、ひたすら楽しいだけの読書体験をあなたに。
感想・レビュー・書評
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あまりにも自分をさらけ出す朝井リョウ、好きです。
肛門記は、この症状に悩む人必須本ですね。病院に置いて欲しいくらい。いやもう置いてあるかも。
第一部、第三部が面白過ぎたので、ちょっと真面目な第二部は寝かかってしまった。ごめんなさい。
ネガティブっぽいけど、心の中はテンション高めな朝井さん。これからも応援します! -
「マーガレット・ミッチェルに捧ぐ」という献辞から始まるエッセイ集。
読後、まず頭に浮かんだのは「朝井リョウは本当にこの本捧げていいんかいっ!」という心からのツッコミでした。
1冊丸々読者を笑わせにかかっているのですが、著者の思惑どおり、涙がにじむくらい笑かされました。
3部構成で、第一部は日常のエッセイ。
こんなギャグマンガみたいな日常…すてきすぎ。
特に応援している俳優への手土産を選ぶエピソードは、笑いすぎて悶えてしまいました。
日本経済新聞の「プロムナード」の連載を集めた第二部は、掲載媒体を考慮して少し控えめなのですが、ここでためたものを一気に爆発させるかのような第三部がすごい。
タイトルからして『肛門記』だもの。
入院・手術も伴う症状の治療は大変だったと思うのですが、もう全部笑いに変えてやる…という著者の思いが迸っています。
今後の朝井さんの人生において、バーベルを持ち上げる機会が訪れないことを祈っておりますw
以前読んだ『学生時代にやらなくてもいい20のこと』(文藝春秋)もめちゃめちゃ笑った記憶があるので、未読の『時をかけるゆとり』にも期待大。
とにかく細かいこと考えずに笑い倒したいときに読もうと思います。 -
朝井リョウ2作目のエッセイ。
前回の『時をかけるゆとり』が面白かったので今回も期待して読んだ。文庫になるのを本当は待っていたのだが気になりすぎてハードカバーで買ってしまった。この感想を著者に見られればしめしめと思われるだろう。
帯に「電車の中で読めない本No.1」「1冊で100回笑える、腹筋崩壊エッセイ」と書いてあったのでとてもハードルを高くして読んだが、前回から変わらずこの人の世の中の見方はとてもおもしろかった。 -
あーおもしろかった!
何も考えずに読んで楽しめる!
表現や比喩が秀逸だからこそ、笑わせてくれる。
著者の才能が光るエッセイだと思う。 -
じろう。。。
初めて聞く病名と症状でした。
なんでもネタにできて、すごい作家力でした。 -
ゲラゲラ笑えるエッセイが読みたくて手に取りました。
そしてその期待に見事に応えてくれました。
ウィットに富んだ文章がさりげない一場面をクスリと笑わせ、更にぶっ飛んだ体験も豊富、1篇1篇で腹筋が否応なく動かされました。
オチがちびまる子ちゃんっぽい(キャラの額に縦線が入る感じ)なーと思ったら、さくらももこのエッセイが大好きということで納得。
特に面白かったのは「作家による本気の余興」「プレ・講演会」そして第三部の「肛門記」でした。
本書の前に「時をかけるゆとり」というエッセイがあるので、順番逆になっちゃったけどそちらも読みたいです。
あと小説もまだなので追々。 -
朝井リョウ好きなあまり、エッセイにも手を出してみた
ゲラゲラ笑ってしまった
人を傷つけず、自分だけで笑いを提供できるってすごい
同じスットコドッコラーとして、事件を書き残しておきたい -
著者初読み。
名前も作品も知っているけど、若い人向けの作品を自分のような年齢の人間が読んでも…と今まで避けてきた。
でも、本屋で見かけた「ひたすら楽しいだけの読書時間」と言う帯に惹かれ、小説を1冊も読んでいないのに、いきなりエッセーから手を付けてしまった…
結果。
まんまと作者の罠に引っかかってしまった。
テレビでもたまに見かける作者は、繊細なイメージなのに、日常的にくだらないことを考えている様子に笑いをこらえろ、と言う方が無理。初めて、群よう子の作品を読んだ時の楽しさが頭をよぎった。
普通の人ならば、ひらすら隠すだろう痔の話も、ここまでせきららに綴られると「気の毒」を通り越して、笑うしかなくなる。きっと、何でもない日常をストーリーに変えられる、とんでもない才能の持ち主なのだろう。
こんな風に生きてみたいな。
読後の感想はそれに尽きる。
多分、小説はまだ読まない。
著者プロフィール
朝井リョウの作品






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