チャップリン暗殺指令

著者 :
  • 文藝春秋
3.31
  • (1)
  • (9)
  • (13)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 69
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163906690

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 少々立て付けが古くさいが、なかなかに引き込まれる作風。描写が気を衒わずそれでいてありきたりでない感じ。

  • この作家は最近のお気に入り。超高速参勤交代の作家。ライトノベル風(?)な書き方で、テンポが速い。電子書籍向きな感じかと思い、しかも感動する話を描こうとしているところが気に入ったので、本書も読む気になった。結末は想像できたが、いわゆるハッピーエンドではなかったところがマイナス。でも面白かった。

    余談だが、戦後首相になった鳩山一郎のことが書いてあったので記す。(小説とは関係がない。)
    鳩山一郎は戦後フリーメーソンであることを公言し誇っていた。彼が戦前には対立する立憲民正党政府を苦しめるためだけに統帥権問題を持ち出し、政府の軍縮を批判。浜口内閣は浜口首相の襲撃を受け、五か月後に死亡。その死因は傷の言えぬ首相に対する、鳩山一郎の執拗な登院要請。
    その後軍部は統帥権干犯論を持ち出し政府に従わなくなる。(:44)
    鳩山がきっかけで日本は戦争に持ち込まれたとも解釈でき、グローバリストの(或いはコミンテルン?)計画がすでに及んでいたように感じた。

  • 「超高速!参勤交代」が軽く楽しめたので、「マラソン大名」「引っ越し大名」と手に取ってきたわけだが、これは今一つ。

  • チャップリンが美化され過ぎに感じました。
    ラストもありきたり。
    それならハッピーエンドにしてほしかった。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。2011年「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞を受賞し、同名映画は第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞。さらに同名の小説で作家デビューを果たす。他の著書に『幕末まらそん侍』『超高速!参勤交代 リターンズ』『引っ越し大名三千里』『スマイリング』『チャップリン暗殺指令』など。

「2022年 『決戦!賤ヶ岳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

土橋章宏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×