- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163906690
感想・レビュー・書評
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少々立て付けが古くさいが、なかなかに引き込まれる作風。描写が気を衒わずそれでいてありきたりでない感じ。
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この作家は最近のお気に入り。超高速参勤交代の作家。ライトノベル風(?)な書き方で、テンポが速い。電子書籍向きな感じかと思い、しかも感動する話を描こうとしているところが気に入ったので、本書も読む気になった。結末は想像できたが、いわゆるハッピーエンドではなかったところがマイナス。でも面白かった。
余談だが、戦後首相になった鳩山一郎のことが書いてあったので記す。(小説とは関係がない。)
鳩山一郎は戦後フリーメーソンであることを公言し誇っていた。彼が戦前には対立する立憲民正党政府を苦しめるためだけに統帥権問題を持ち出し、政府の軍縮を批判。浜口内閣は浜口首相の襲撃を受け、五か月後に死亡。その死因は傷の言えぬ首相に対する、鳩山一郎の執拗な登院要請。
その後軍部は統帥権干犯論を持ち出し政府に従わなくなる。(:44)
鳩山がきっかけで日本は戦争に持ち込まれたとも解釈でき、グローバリストの(或いはコミンテルン?)計画がすでに及んでいたように感じた。 -
「超高速!参勤交代」が軽く楽しめたので、「マラソン大名」「引っ越し大名」と手に取ってきたわけだが、これは今一つ。
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チャップリンが美化され過ぎに感じました。
ラストもありきたり。
それならハッピーエンドにしてほしかった。