いのち愛しむ、人生キッチン 92歳の現役料理家・タミ先生のみつけた幸福術
- 文藝春秋 (2017年7月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163906904
作品紹介・あらすじ
タミ先生の言葉は「人生のお守り」です!九州地方で活躍する92歳の現役料理家タミ先生の初の著書。台所に立つ女性の心の拠りどころになるお話が一冊にまとまりました。タミ塾の愛情レシピも収録。◎◎タミ塾の50年の教えが詰まった人生の教科書◎◎◆年を重ねても健やかに生活する術に触れたいとき…… 1章 [大らかなれ] わたしの生活習慣、心とからだの養生◆自然に寄りそった食の大事を思い返すとき…… 2章 [賢くあれ] 自然とからだを結ぶ旬材、学び方と選び方◆調理道具や調味料の知恵を知りたいとき…… 3章 [健やかなれ] 五感に心地良い、基本の道具と調味料◆子育てや家族のつながりに心を寄せたいとき…… 4章 [やさしくあれ] 子ども・家族、命を思いやる家庭料理迷いや悩みがあるとき、この本を開いてみてください。ふと心に触れるタミ先生の「ほんとう」の言葉が生きる力につながるお守りになるはずです--。
感想・レビュー・書評
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直接この先生に
料理をお習いしたことがあります。
手抜きではなく
一つ一つ、手作りで愛情たっぷりの料理です。
郷土料理とかもありました。
宮崎の冷汁とか
やはり手間を掛ければ美味しいけど
だんだんこんな料理が作れなくなってる。
お年も90を超えられ素晴らしいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
桧山タミさん、わたしの好きなおばあちゃんランキング3位以内に入る。優しくて賢くて大好き。
素敵な道具がでてきて買い揃えたくなるけど、どう考えてもいまのわたしに足りないのは料理を作るときのきもち。毎日かったりぃなと思って作ってるから食べてもらえないんだなと思った。簡単で質素なものでも、家族のことを思って機嫌よくやろう!なんかすっごく元気になったぞ〜 -
人を良くすると書いて食
食は家族の命をつなぎ、そばにいる大事な人たちを温かく応援できるもの
食を大切にする姿勢はもちろん、人との関わり方や、子育てに対する心構え、いつまでも好奇心旺盛で学び挑戦を続ける姿勢など、
タミ先生の生き方や考え方から学ぶことが多く、あったかい気持ちになった -
なんて素敵な人なんだろう。
ばぁちゃんを思い出した。
来た人にはお腹空いてないか気遣い
ゆったり座ってる時でも
何かしら手を動かしていたばぁちゃん。
とても素敵な本に出会えた。
当たり前のようでハッとさせられる言葉たち。
まだまだ未熟者だけど
少しずつしっかりと歳を重ねていきたい。
疲れてる時に手に取りたい一冊。
手元にいつも置いておきたい。 -
人生100年時代。
60歳を迎えても、活躍されている方をメディアを通して拝見するようになりました。
私は健康促進に通じる仕事をしていますが、長生きしたいとは思っていなくて、生きているうちは健康でありたいと願っています。
いつまでも仕事をして、現役でいたいのが私の仕事観。
「からだは年齢相応に弱ってきますが好奇心は老いるものじゃありません。世間の型に自分を当てはめなくていいの(引用)」
92歳現役の料理研究家さんの著書。
好奇心をいつまでも胸に抱いていたいものです。 -
いいなー、ほんと、そうだなー、と思う。
嫌な感じなく、ひっかかりなく、スっと入ってくるのは、やはり根っこがある人だからだろう -
忙しくなると
油
糖分
アルコール
ぶくぶくぶよぶよ
自分の中に溜まっていくのが分かる
環 毒を出し 巡らせ 滞りなく
自然と共に生きてきた
ヒトの知恵
忙しい時ほど
立ち止まって体と心の声を聞く
呼吸
運動
気持ちのいい食事
正しくストレスを解消する
快くん、貸してくれてありがとう -
料理の知識のみならず、先生の生き方や考え方を知ることができる。どちらも勉強になります。
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後から発売されたみらいおにぎりを先に読んでしまったので、新しさはなかった。
水を大切にする、何歳になっても好奇心を持ち続ける、はあらためなければ、と思った。 -
神様には、自然のままの物を、仏様には、手を加えた物を差し上げるのよ。
先生の教えて下さる事を、子供に伝えていきたいと思いました。
良い年をとれるヒントを、ありがとうございます。
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タミさん やっぱり素敵だな。
こんな風に歳を重ねたいな。 -
92歳現役料理家。
九十二歳の高齢で健康で現役。
その人生のあり方...文章の端々に学ぶ言葉がちりばめられている。
見習うこと多いです。 -
料理をよくする人間としてためになること、はっとさせられることがいくつかあった。
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「知りたいことは自分の目で知るのが一番。教えてもらったことも他人任せにせずにもう一度自分で考えることよ」
知人よりおススメしてもらい。
全部をマネすることは難しいけど、出来そうなとこだけ無理なく生活に取り入れたい。 -
うん。なんとなく全体的に良かった。
ただ、あんまり手作り志向なのとかなど、わりと重いな、説教くさいなぁと感じる部分も多少あり。
全部を真似していくのは、不可能だけど、
良いところ、(土を感じて生きる、とかね)を大切にすることとか、できるところを取り入れていきたいなと思った。 -
料理家 桧山タミ(ひやまたみ)さん。
おいしいオニギリのコツは、
「おいしくなあれ〜」と心で念じて握ります。
食べものには、つくる人の手を通じてその人の思いやエネルギーが入ります。味や気は、食した人に反映されます。
穏やかな気持ちで、楽しくつくった料理が
体にとてもいいのだと思いました。 -
食べること、料理を作ること。
毎日の「食」を大切に。 -
元気なご老人を見るのは楽しい。末長いご活躍を。
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若杉友子さんと言っていることは似ているけれど、
こちらの方が大らかで好きかも。 -
タミ先生の生き方に惹かれる。
洗い桶を2つ用意して、水で洗いお湯ですすぐ。そしてお湯は掃除にも使う。水を大切にできることをしようと思った。
卵の殻は細かく砕いて、鍋や水垢の掃除と植木の肥やしにする。
よそ様から頂き物をしたら、お供えしてから頂こう。
気圧の谷のときは消化の良い野菜や、魚、汁物にする。消化に時間のかかる、油っぽいものはさける。
知っているのとやっているは違う。学びを生業とする学業にして、暮らしに役立ててこそだおいう文章に強くうなずいた。
ナスのガクを干しておいて黒豆煮を作るときに入れるときれいな色が付き、ガクもおいしいという。この夏に準備して、次のおせちはやってみる。毎年錆びた釘もなくて色が物足りなかったから、これはとても朗報。
水出しもまねて早速作った。調理の時にだし汁ストックがあると効率がよいから習慣にしたいところだけど、数日で途切れ中。
竹ざるでお米の水切りをしてみたくなり、馬毛のこし器も惹かれる。
料理は流れが大事。段取りを考えて並行して片づける生活を身に着けたいから、とにかく練習だ。
キッチンペーパーを使わない生活も真似したい。
さらしは蒸したり濾したり絞ったり、まな板を軽く拭くためにたくさん用意し、布巾は木綿の古い布を幾重も重ねて縫って食器拭きや台ふきにしているそう。
頭で考えてないで、実行だな。憧れるー。
食事は生きていく中で最も大切。だから食事作りを中心とした私の生き方を磨いていきたい。 -
心を込めて料理を作ること、それが心身の健康に繋がる。
食材はもとより、道具の選び方や台所のものの管理など料理を作ることに関してこだわる。
しかし、そのこだわりは、心を込めて、食が変わり、生き方が変わり、人生がおいしく豊かに開けていくことにしながってくる。
料理とは、心を調えることにも繋がっているのだと思える本。 -
もうなんていうか、ほんとに読めてよかった。
お年寄りの方とどんどん触れ合う機会がなくなり、昔はひとからひとへ受け継がれたにんげんとして大事なものを受け取れたような気がします。
大事なものがたくさんつまった、素晴らしい本です。 -
Kindleで読みました。
この本を読むと、野菜にもお魚やお肉にも命があることを教えられます。
私たちは、その命をいただきながら、日々を生かされている…そのことを感じずにはいられません。
食べることは生きること、料理するという過程もまた尊い行為であると思いました。