本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784163907055
作品紹介・あらすじ
わたしはひとりじゃない。
夜、見上げれば、わたしには
わたしが生まれた
あの赤い星の近くの星が見える。
子どもと、かつて子どもだった人へ贈る物語。
芥川賞受賞第一作!
【出てくる人】
天――海辺の小屋で暮らす少女。父は大雨の日、山から星に帰ってしまった。
ルル――その冬はじめての雪が降った日、小屋にあらわれた女の子。
飛行機乗り――山に、飛行機が落ちてくる。飛行機乗りは、ケガをしている。
みんなの感想まとめ
テーマは「孤独とつながり」で、物語は夜空の星を見上げる少女の心の旅を描いています。主人公は、父を失った悲しみを抱えながらも、冬の日に現れた少女や飛行機乗りとの出会いを通じて、少しずつ自分の感情と向き合...
感想・レビュー・書評
-
やろうと思えば、わかった風に綺麗にまとめた感想らしいものを書けそうなのだけど、そうはしたくないという気持ちを残す作品。
受け止め切れていないところも、そのまま正直に持っていたい。
少しずつ私の中に馴染んでいくかも知れない。
著者の作品は初読みで、他の作品も読みたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い。
最初はちゃんと状況が分かる。それがだんだんぐるぐるとしてきて置いていかれそうになるけど何とか食らいついいて、だけどやっぱり途中で分からなくなって、でもそのまま流されるように読み進めるとまた知ってる風景に戻って。
面白い。
飛行機乗りのばあちゃんの、赤紙が来た彼へ対するキレ方が本当に素晴らしく、読了した後もう一度そのシーンを読みに戻った。何度読んでも好きだ。赤紙が来た我が子に対する台詞の中で断トツの優勝。 -
大人になるにつれて学んだこと。論理性、客観性・・・・。
それらと引き換えに失った子どもの頃に持っていたはずの大切なものたち。
大人になって身につけたフィルターを通さない世界がここにはある。
この作家の本、私は好きです。
-
わたしはひとりじゃない。
夜、見上げれば、わたしには
わたしが生まれた
あの赤い星の近くの星が見える。
子どもと、かつて子どもだった人へ贈る物語。
芥川賞受賞第一作!
【出てくる人】
天――海辺の小屋で暮らす少女。父は大雨の日、山から星に帰ってしまった。
ルル――その冬はじめての雪が降った日、小屋にあらわれた女の子。
飛行機乗り――山に、飛行機が落ちてくる。飛行機乗りは、ケガをしている。 -
とっても不思議な世界観でした。
ほかの星から来た子供。名前は「天」。
父が居なくなってから、出会った昆布ばばあ。
飛行機乗り、逃げなかった彼。彼を撃った男。
ルルという小さな子。
もう、いろいろと不思議で誰が誰だか、なにがどうつながっているのか…。
けれど、戦いで傷ついた人や想いは伝わってきて、なんだか哀しくて切ない一冊でした。 -
芥川賞受賞第一作。
うーん、評価が難しい…。
芥川賞の「しんせかい」は、虚実入り混じる文体でありながら私小説というジャンルに挑戦したことで起きた化学反応が評価されたんだと勝手に思っているのですが、今作は童話?ファンタジー?スピリチュアル?な世界観で、その(芥川賞の時に指摘もされてましたが)ある種の稚拙な文体とマッチしている。というか、しすぎている。
「しんせかい」を読んだ時に感じた一種のちぐはぐさの快楽みたいなものはなくて、「ああ、そういう世界観なのね」というように、せっかくの特異な文体が世界観に従属してしまっているように感じた。そこが少しもったいなく思う。
また、もう少し全体的に作り込んで欲しい、という風にも思ってしまった。矛盾や視点の移動などを力技でねじ伏せる文体は相変わらずすごいなと思ったものの、このファンタジックな世界観ならもっと驚かせて欲しかった。 -
【わたしはほしのこ 名前は 天】わたしは父に連れられ遠くの星から来たらしい。父がそういった――芥川賞作家が、子どもとかつて子どもだった人に贈る命の物語。
著者プロフィール
山下澄人の作品
本棚登録 :
感想 :
