池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳

  • 文藝春秋 (2017年10月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784163907321

作品紹介・あらすじ

池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42年のこと。オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び「鬼平犯科帳」とし連載されることになりました。今年、「鬼平」誕生から50年。この記念すべき年に、7人の作家が「鬼平」に新たな命を吹き込みます。逢坂剛は「平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は武家という官僚社会で生きる若き平蔵の苦悩を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決、風野真知雄は人気シリーズ「耳袋秘帖」鬼平版などに加え、池波正太郎が自ら選んだ鬼平傑作短編の中から1作を特別収録。現代作家が蘇らせた長谷川平蔵の活躍をとくとお楽しみあれ!

みんなの感想まとめ

時代小説の魅力を再発見できる一冊で、池波正太郎の「鬼平犯科帳」を基に、7人の作家が新たな短篇を描き出しています。これまであまり触れなかったチャンバラ作品に挑戦するきっかけとなり、各作家の独自の視点が加...

感想・レビュー・書評

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  • 逢坂剛:せせりの辨介、諸田玲子:最後の女、土橋章宏:隠し味、上田秀人:前夜、門井慶喜:浅草・今戸橋、風野真知雄:狐桜-耳袋秘帖余話、梶よう子:石灯籠、池波正太郎:瓶割り小僧の8編の長谷川平蔵のアンソロジー。2018年10月文春文庫刊。多彩な長谷川平蔵が楽しめました。池波さんの鬼平が、しっくりきます。

  • 近所の図書館にて、毎年企画されている本の福袋「時代小説の読み比べ」に入っていました。
    時代小説は好きですが、専ら女流作家さんのもの、市井に暮らす人々を描いた作品しか読まず、いわゆるチャンバラは苦手でしたので、こういう企画でもないかぎり手に取らない本です。
    鬼平犯科帳はドラマでやっていたのは知っている(けど観たことはない)レベルで、実在の人物なんですか?と無知をさらけ出しております。

    池波正太郎さんと7人の作家さんたちによる鬼平犯科帳トリビュート。新しい作家さんとの出会いになるといいなぁ。

  • 8人の作家が書いた鬼平犯科帳短編8作品を綴ったもの。さすがの作品であった。

  • 現在活躍中の作家7人による鬼平トリビュート。
    う~ん、蘇ってない……。

    個々の話はそれなりに楽しめたが、鬼平トリビュートとしてどうか、というと。。。
    配下の与力・同心や密偵などは、一部オリジナルを踏襲している人もいるが、独自のキャラを創っている人もいるし、鬼平自体のキャラクターも、原作に則っているとは思えない描写も。
    ただそれは、私の解釈と著者の解釈が違うだけかも知れないが。

    唯一、門井芳樹の「浅草・今戸橋」では、“兎忠”こと同心の木村忠吾が、実に兎忠らしい働きをしている。

    風野真知雄の「狐桜 耳袋秘帖外伝」と、梶よう子の「石灯籠」では、同時代の町奉行や目付の立場から見た鬼平を描いており、これはこれで興味深い。

  • ばらつきありすぎか。

  • 鬼平ファンにうれしい誕生50年特別企画で、十分楽しめます。ただ、公式サイトを見れば詳細はわかるというものの、七人の作家の紹介と初出以外何の情報もないというのは、潔いけどちょっと不親切かな。

  • なんかあわなかった 読み終えず

  • 「鬼平」復活!逢坂剛は「平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は若き平蔵の苦悩を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決等々、人気作家7名が新たなる命を吹き込んだ。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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