ナックルな三人

  • 文藝春秋 (2017年10月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163907413

作品紹介・あらすじ

詩人で絵本作家の笹原、画家の石黒、40代後半の美しい珠代という名の女性の三角関係を描く長篇小説です。笹原は編集者に紹介され石黒と出会います。二人はたまたま中学の同級生であると分かり距離が縮まっていきます。石黒は愛想は極めて悪いが憎めない魅力的な男です。一冊の絵本を一緒に仕上げますが、その後、石黒は突然仕事をすべてやめてしまった。石黒は若年性アルツハイマーを病んでいるのでした。そして、ナックルボールを投げることだけに異常に執着します。ナックルボールを仲立ちにして、マドンナたる珠代に出会った二人は、まったく違ったように仲良くなのでした。笹原はじりじりしながら友人と珠代の間を行き来しますが、ある日石黒は失踪してしまい、笹原と珠代は必死で石黒を探し始めるのでした。中年男女三人に遅れてやってきた青春を描く、さわやかで感動的なドラマです。

みんなの感想まとめ

男女三人の複雑な関係を通じて、青春の遅れや人間の絆を描いた物語です。笹原と石黒は同級生で、共に絵本を制作することで親密さを深めますが、石黒は若年性認知症に悩まされ、ナックルボールに執着するようになりま...

感想・レビュー・書評

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  • 詩人兼絵本作家の笹原は小学校5年生の同級生で絵本画家としては先輩の石黒と絵本を作ることになる。若年性認知症を患う石黒は、絵を描くこともやめ「ナックルボール」を投げることに執着するが・・・男女三人の「ナックル」で結ばれた絆が痛々しくも優しく描かれている。
    限りなく回転が抑えられ不規則に変化して予測のつかない軌道を描いて落下する変化球は、高齢化社会が醸し出す現代社会の不安定な行方を暗示しているようにも思える。

  • よかったなぁ。

  • ねじめ正一らしい作品でほっこりしました。

  • なかなか・・・
    ちょっと不思議な
    続編ありそう

  • 【中年三人の切ない青春小説】詩人で絵本作家の笹原、画家の石黒、四十代後半の美しい珠代の三角関係をやわらかい人間観で描く長篇。失踪した石黒を追う二人。

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著者プロフィール

ねじめ正一
1948年東京都生まれ。詩人、作家。 
詩集『ふ』(櫓人出版会)でH氏賞、『高円寺純情商店街』(新潮社)で直木賞、『荒地の恋』(文藝春秋)で中央公論文芸賞、『商人』(集英社)で舟橋聖一文学賞、『まいごのことり』(佼成出版社)でひろすけ童話賞、『ひゃくえんだま』(鈴木出版)でけんぶち絵本の里大賞びばからす賞を受賞。
主な児童作品に『ぞうさんうんちしょうてんがい』(くもん出版)、『ずんずんばたばたおるすばん』(福音館書店)、『みどりバアバ』(童心社)など多数ある。

「2022年 『たんていベイビー きえたヤギのおばあさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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