そして、バトンは渡された

著者 :
  • 文藝春秋
4.25
  • (2638)
  • (2123)
  • (800)
  • (138)
  • (41)
本棚登録 : 19252
感想 : 2238
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163907956

作品紹介・あらすじ

森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」 身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2019年本屋大賞受賞作

    このお話好きだなあ、って思った

    3人の父と2人の母、血の繋がらない親との生活が次々と始まる

    全体の4分の3位の長い第1章の後に、ラストスパートのような第2章で締められる物語

    かたまり具合のちょうど良いふわふわのオムレツを挟んだサンドイッチ
    娘の「一大事」の朝ご飯に、それを作る「父」の気持ち

    スタミナのつく餃子、明日が楽しみになる味の違うゼリー

    どんな時でも「ごはんを作ってくれる人がいる
    それは、どんな献立よりも力を与えてくれる」

    「自分のために生きるって難しい」けど大事な人の「笑顔」や「育っていく姿」を見られたらそれで「十分だって思える」

    読後に表紙のイラストを見返すと何だかとっても愛おしい気持ちになりました
    (図書本)

    ⭐︎感想を読んでると、映画は結末が異なるとのこと
    どんな風に違うのか気になるからまたみてみよう
    森宮→田中圭
    梨花→石原さとみ イメージに合う

  • 期待はずれにならない
    かしら・・・

    前評判を聞いてそんな
    ふうに構えていたから、

    背表紙を閉じるときに、

    この作品に出会うこと
    ができてよかった、と
    ちゃんと自分の心の声
    が肯いていて、

    やれやれと天を仰いだ。

    それにしてもこうして
    星五つだけで評価する
    のにはやや無理がある。

    とても幸せな気持ちに
    してくれた。

    でも物語としてはもう
    ひと捻りほしいかな・・・

    ときたら、
    ハートマークは五つで
    文筆マーク(何?)は
    三つとか。

    他にも、
    読み応えを表すスルメ
    マーク(え?)とか、

    余韻の強さを表すお鈴
    マーク(ええ?)とか、

    いろいろ点数化できる
    といいのに。

    ・・・
    って、いいわけないな。
    そんなの面倒くさいな。

    シンプルイズなんとか
    ですね。

    そして、そもそも論を。

    こんな私に的確な書評
    なんて無理。

    まさか順位なんてある
    わけない。

    などとのたまいながら、
    迷わず五つ星の満点を
    捧げてしまう、

    かくも素敵な作品です♪

  • 読後の爽快感。自分以外の人の幸せを願う気持ちの豊かさ。よい本に出会えて感謝。

  • 「本当に何か困ったことはないの?」と聞かれて困っている。17年の人生で家族の形態が7回も変わり、父親が三人と母親が二人もいる。それなりに気を使うことはあったが、人が想像するようなドラマチックな不幸なことは何も無かったという。
    当たり前じゃないか。そんなに沢山の親に可愛がってもらってきた姿を天国のお母さんが見たら、どんなに安心するだろう。
    だけど、所々しみじみするセリフ。

    (お母さんは本当はトラックに轢かれて死んでしまったとお父さんから聞いた時)
    「遠くじゃなくて天国にいるということは、どれだけ待っていても、入学式や卒業式だろうとお母さんに会えないということも分かってきた。いつかは会える。そう望むことは、これからはなくなるということだ。…どこかにいてくれるのと、どこにもいないのとでは、まるで違う。血が繋がっていようがいまいが、自分の家族を、そばにいてくれた人を、亡くすのは何より悲しいことだ。」

    「出来るだけ笑ってよう。誰にでもにこにこしよう。私は心にそう決めた。…きっとこんなふうに楽しいことだけの毎日なんて続かない。笑っていないとだめなことが、いつかやってくる。どこかでそんな予感がしていた。」

    (親しくしていた大家さんが老人ホームにはいることになって家の片付けを手伝っていたとき)
    「本当に強くならなくてはいけない時がやってくる。大家さんの家がきれいになっていくのに従って、私はそう感じた。」

     主人公は優子は親が何回も変わっていて、三人目の親からは血の繋がっていない人ばかりだが、不幸では無い。どの親も優子のために自分の人生を捧げるくらい大事にしてくれるからだ。
    だけど、家族が変わるたびに大きな「別れ」の悲しみは経験している。
    だが、「悲しみ=不幸」ではない。
    むしろ、本当の悲しみを知らないことのほうが、本当の不幸だと思う。その人がいなくなってしまうことで「悲しい」という気持ちを教えてくれる人が自分に存在したということ。それが本当の幸せということだ。
     2番目のお母さんである梨花さんにはお父さんがいなかった。2番めのお父さんの泉ケ原さんは奥さんを亡くしていた。最後のお父さんである森宮さんは家族を亡くした経験は無さそうだが、実家と折り合いが悪くて早くから一人暮らしをしていた。
     優子の親となった血の繋がっていない人たちは、「本当の悲しみ」や「本当の寂しさ」を知っていた人達だった。だから優子の親として過ごす時間を何より愛しんでくれた。
    「親になるって、未来が二倍以上になることだよって。明日が二つに出来るなんて、すごいと思わない?」喜んで優子の継母になってくれた梨花さんの前向き発言にはこっちまで幸せな気持ちになれる。

    「本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない未来へとバトンを渡す時だ。」
    最後のこの部分が分かるような分からないような。
    たぶんこういうことだと思う。
    優子のことを「不幸」だと決めつけ、そのくせ自分たちの血のつながった親について文句ばかり言っていた同級生たちは、見ようによれば、本当は「共に喜びを紡げる」人達と常に一緒にいるのに、そのことに気づけないでいた。でもその当たり前に幸福な不足のない幸福の輪が、ある日突然プツリと切れてしまうような不幸なことが起きたとき、初めて「悲しみ」を知るだろうが、その時にその「悲しみ」から「幸せ」を知って、未来の自分にバトンを渡すエネルギーに変えられれば、それで初めて幸せになるということ。かな?

  • 優子とゆう名はどんな姓にもあうらしい。母親が2人に父親が3人、17年の間に家族形態が7回も変わるとか。最初に思ったことは親が沢山いたら老後の介護大変じゃないかなでした。
    実の母が交通事故で他界してから継母の梨花に可愛がられ、実父のブラジル赴任をきっかけに離婚とか、優子は継母が引取るとか家族の絆ってこんな簡単に解消できるものでいいのかって疑問を感じてしまいました。実の父親は絶対娘を手放したくなかったと思うのですが、梨花の策略で優子は目先の事情に乗ってしまった気がします。
    子を産むのは面倒だし小さい頃は手がかかるけど、手の掛からない時期の娘ができてよかったって梨花の勝手気ままな考え方にはあきれてしまうしその場しのぎ的な生き方を楽しんでいるところがなんとも共感できませんでした。
    水戸と別れてから旧姓の田中に戻り、その後2度結婚して泉ヶ原から森宮と姓が変わり遂には優子を置き去りにしてとっとと離婚するとか、この人にとって家族ってレンタル的な考え方しかないような気がして納得できない。
    優子が問題も起こさない可愛い娘だったから愛情注いだぶん、応えてくれるし、そんなギブ&テイクな感覚。
    義父もそんな感じで親子関係を演じているところが嘘っぽく映りましたが時を重ねるごとに血のつながりってそんなに大切なことじゃないのかもって思えてくる信頼関係。梨花が実父からの手紙を優子に見せずにいたことには憤りを感じるけど、それを許してしまう優子もすっかり梨花の猫のような習性を理解してるようでなんとも憎めない。誰もが幸せで不幸と思えないところに違和感が残るのですが魔法にかけられたような後味でした。

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      しじみさん、褒めすぎ…(笑)ハハハ
      褒められ慣れていないので…
      おどおどしちゃってます…(*^^)ゞ

      もともと宮沢賢治、好きなのですが「銀...
      しじみさん、褒めすぎ…(笑)ハハハ
      褒められ慣れていないので…
      おどおどしちゃってます…(*^^)ゞ

      もともと宮沢賢治、好きなのですが「銀河鉄道の夜」を理解したくて調べながら読んで凄~く魅了されたのですよね…☆彡
      ありがとうございます〜

      知らなかったんで…
      ミヤマウズラ の画像みてみましたよ〜
      ホントだぁ白い小さな花が…
      おばけみたいにみえて可愛い〜♡
      はじめて知ったわぁー
      いいな、いいなぁー(✪▽✪)
      2023/08/27
    • つくねさん
      チーニャさんのことだから画像検索してくれるって思ってましたっw

      私にはゴーストバスターズに出てくるお化けに見えて何処となく愛嬌があって...
      チーニャさんのことだから画像検索してくれるって思ってましたっw

      私にはゴーストバスターズに出てくるお化けに見えて何処となく愛嬌があって口角が緩んじゃうんですけど、「山のクリオネ」って呼んでる人もいらっしゃいましたっw (*≧∀≦*)
      2023/08/27
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      あ~、わかる〰️!!
      ゴーストバスターズねッ!!
      そんな感じですな(*^^)v

      「山のクリオネ」も、ウンウン!
      それも良いわ…(笑)カワイ...
      あ~、わかる〰️!!
      ゴーストバスターズねッ!!
      そんな感じですな(*^^)v

      「山のクリオネ」も、ウンウン!
      それも良いわ…(笑)カワイイ~ !
      2023/08/27
  • 『-子どもは親を選べない- 親を選べないなんて不幸だという意味だろうけど、親を選ばないといけない場に立つのだって、苦しい。』こんな悩みと向き合わなければならない主人公・優子。父親が3人、母親が2人、どうやったらそういう計算になるのだろうという複雑な家庭環境を背景に物語はスタートしました。

    陸上のトラック競技で唯一の団体種目であるリレー。複数の人間が繋いでバトンをスタートからゴールへと届ける種目です。個々の力が全てであるトラック競技の中で複数の人間がバトンをゴールに送り届けるために、割り当てられたそれぞれの立ち位置で必要な役割を果たしていくことが求められます。オリンピックで日本チームがそのバトンの受け渡しの場面に注力し、それを如何に確実にするか、如何にスムーズに行うかに重きを置くことで成果を出したことが強く印象に残っていますが、この作品では優子に関わることになった5人の『親』がそれぞれに与えられた役割を果たし、丁寧に次に繋いでいく姿が描かれていました。多感な年頃でもある優子の人生を途切れさせることなく如何にスムーズに次に繋いでいくか、そして自身に求められている役回りはなんなのか、それぞれの立場で自問しながらも次の走者のことを、そして何よりもバトンが無事にゴールに送り届けられることを願って走り続けます。

    一方でこの作品でのバトンはモノではなく人間・優子です。バトンも心を持っています。そんなバトンが自分を受け渡ししてくれる走者を思いやります。『思い出の中でしか会えない人が増えて行く。だけど、いつまでも過去に浸っていちゃだめだ…。』、でもこんな境遇にいつも優等生でいることなどできません。『誰が親だといいのか。そんなのわかるわけがない。』そう、こんな想像を絶する状況を第三者的に冷静に分析することなどできるはずがありません。『今より大事にすべき過去など一つもないのだから。』優子はそれぞれの走者と共に走る時間を何よりも大切にするようになります。過去の想い出に心囚われても、過去の幸せに夢を見ても何も始まらない、進まないからです。バトンを繋ぐリレーとはそういう競技だからです。

    思えばこの小説の世界だけでなく、この世はありとあらゆるところでリレーのようなバトンの受け渡しが行われているんだ、と思い至りました。目の前で事故が起こって誰かが倒れるのを見た瞬間、その誰かの命を繋ぐリレーが始まります。救急車を呼ぶ人、電話を受ける人、救急隊員、病院に辿り着いてもそれぞれのプロが自身のベストを尽くして命のバトンを繋いでゆく。この作品を読むまでそんな風に考えたことはありませんでした。この世は、こうしている間にもどこかで大切にバトンは受け渡されていく。改めて人間社会って凄いなと思いました。

    優子の『親が苦手って、そんな人いるの?』という、彼女の境遇からくる淡々とした生き方、考え方もあって物語は見た目静かに進んで行きます。走者はバトンを渡した後は、次の走者の走りを暖かく見守るだけ、決して手を出すことはありませんし、手を出すことはルール違反です。でもみんなバトンのことを忘れたりはしません。自身の役割が終わった後もバトンの受け渡しをずっと見守り、心の中でバトンが未来に受け渡されていくことに声援を送り続けます。

    だからこそ、作品の最後で瀬尾さんが書かれた一文が深いところに響いてきました。

    読み終えて、自分というバトンを今日まで繋いできてもらったことへの感謝の気持ち、そして今度は自分が明日にバトンを繋いでいくんだという自覚の芽生え、自分の周りに見えていた景色が少し変わったようなそんな気がします。

    とても素敵な作品に出会えました。ありがとうございました。


  • どれだけ親が変わろうと、
    私は不幸じゃない。
    どの親も私を思ってくれている。
    私というバトンが渡される、だけ。
    前の人が次の人に、
    「幸せにしてあげてね」
    っと。

    最後に「私を幸せにして下さい」っと、
    バトンは渡された。


    凄くほっこりする作品だった

  • 「家族の絆」の意味を考える本になった。
    『家族』だから許される、『家族』だから甘えられると言われることも、この2人の間には、きっとないのだろう。娘のために何ができるか、父としてどのように接すべきか、娘は父の気持ちを察し、娘の立場で行動する。だから血の繋がった親子ならスルーしてしまうような感覚に反応し、その言動に反応し、受け止めようとする。
    本当の親子とは異なる種類の絆がそこに見える気がした。

    主人公・森宮優子は、2人の母に3人の父がいる。生まれた時は、水戸優子。母が亡くなり、父が再婚する。しかし、父はブラジルに転勤となる。父と義母は、この転勤が原因で離婚し、この時、義母の田中という姓を名乗り親子関係と継続する選択をする。義母の梨花さんの性格もおおらかで(と言えば聞こえはいいが)、血の繋がった親子にはない、友達感覚的な親近感を感じた。どちかと言えば、姉妹に近いのかもしれない。
    そして、梨花の再婚により泉ケ原となり、最後に森宮の姓に落ち着く。こうして優子の親リレーから、本作のタイトル『バトン』がついたのだと納得する。

    今回の名言はこの2つ!

    「いいんじゃない。親が何人いても!家族になれるんだったら」

    「自分のために生きるって難しいよな。何をしたら自分が満たされるのかさえわからないんだから。金や勉強や仕事や恋や、どれも正解のようで、どれもどこか違う。でもさ、優子ちゃんが笑顔を見せてくれるだけで、こうやって育っていく姿を見るだけで、十分だって思える。これが俺の手にしたかったものなんだって……」

    世の中、私も含めて自分のためだけに生きている人がどれくらい多いかとか。
    自分のことを考えるのに精一杯ではなく、誰かのことを精一杯に考える。それは、親かもしれないし、子供のことかもしれない、あるいは恋人のことかもしれない。
    そんな人がいることが改めて素敵に思えた。

  • 血の繋がりって何だろう。
    繋がっていても虐待する親がいる今、子を持つ親はとくに読むべき作品。

    • kamiya-kunさん
      ご丁寧にありがとうございます。
      読んで良かった本は必ず誰かに勧め、貸してみる「押し付け活動(推し活ならぬ押し活)」しています(笑)
      感想読ま...
      ご丁寧にありがとうございます。
      読んで良かった本は必ず誰かに勧め、貸してみる「押し付け活動(推し活ならぬ押し活)」しています(笑)
      感想読ませて頂き、機会があれば吉田修一さんを読んでみようと思いました。
      その前に、まずは凪良ゆう「汝〜」から。

      なんせ積読が多いもので…
      これからも参考にさせて頂きます。
      2023/12/15
    • チャオさん
      物理的な押し付け活動も良いですね。自分は専ら図書館で借りたものを読んでますので、押し活したら怒られますが笑
      吉田修一さんなら、横道世之介シリ...
      物理的な押し付け活動も良いですね。自分は専ら図書館で借りたものを読んでますので、押し活したら怒られますが笑
      吉田修一さんなら、横道世之介シリーズが読みやすくておすすめです。良ければぜひ読んでみてください。
      2023/12/15
    • kamiya-kunさん
      了解です!
      了解です!
      2023/12/15
  • やっと図書館の順番がきました。
    本屋大賞受賞、おめでとうございます。
    素晴らしい、レビューが沢山あるので、気がひけますが、一応、拝読した記念に書かせていただきます。

    まず、カツ丼とメロンパンの朝食で始まる、血縁のない育ての親の森宮さんと優子の間の空気間がなんてあたたかいのだろうと思いました。
    まだ37歳の森宮さんが、17歳の優子のために、他の二人の年輩の父親より、よい父親になろうと、手の込んだ料理を毎日作ったり、優子の友達をもてなしたり、ピアノを買おうとしたり、歌まで覚えて、色々とさりげなく頑張るところが、泣けます。
    優子が、高校を卒業するとき、担任の向井先生からもらった手紙に、「あなたみたいに親にたくさんの愛情を注がれている人はなかなかいない」と書かれていますが、この先生の手紙に要はつきると思いました。
    優子は何度も戸籍上の親が変わっても、すべての親から(水戸さん、梨花さん、泉ヶ原さん、森宮さん)、離れて暮らすようになっても愛情を注がれ続けています。
    親が何度変わっても、必ずしも不幸でない。
    親の人数が多いというだけで、森宮優子は、とてもとても幸せな女の子でした。

    • まことさん
      ありがとうございます!
      夕べ、『傑作はまだ』も読了しましたが、すごく、よかったです。やっぱりほっとできる作品でした。
      ありがとうございます!
      夕べ、『傑作はまだ』も読了しましたが、すごく、よかったです。やっぱりほっとできる作品でした。
      2019/05/15
    • よろしくお願いしますさん
      まことさんのレビューを見て読みたくなりました
      まことさんのレビューを見て読みたくなりました
      2020/08/25
全2238件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年『卵の緒』で「坊っちゃん文学賞大賞」を受賞。翌年、単行本『卵の緒』で作家デビューする。05年『幸福な食卓』で「吉川英治文学新人賞」、08年『戸村飯店 青春100連発』で「坪田譲治文学賞」、19年『そして、バトンは渡された』で「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『あと少し、もう少し』『春、戻る』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』『その扉をたたく音』『夏の体温』等がある。

瀬尾まいこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×