最強部活の作り方 名門26校探訪 (Sports Graphic Number Books)
- 文藝春秋 (2018年4月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784163908250
作品紹介・あらすじ
あの高校はなぜ“強豪校”と呼ばれるのか――。
日本一になった部活を訪ね歩き、その秘密を解き明かす。
東福岡高校サッカー部、桜花学園高校バスケ部、洛南高校陸上部、下北沢成徳高校バレー部、福井商業高校チアリーダー部……訪れた高校は全部で26校。日本一になったことがあるだけでなく。プロ選手、オリンピアンを長年にわたり輩出しているところや、映画やドラマ化された部活(「チア☆ダン」)もある。全国多種多様な部活の実態が1冊にまとまったものはこれまでになかったはずだ。
名門と呼ばれるそこには必ず、名監督がいた。「ちょっと異常なくらいの情熱がないと難しい世界」と東福岡高校バレー部の藤元監督は言った。興味深いのは、監督たちのほとんどが、今現在の指導法に辿りつくまでに試行錯誤があったことだった。当たり前のことだが、”日本一は一日にしてならず“ということだ。
「その部が置かれた境遇でこそ導き出された独自の手法が明かされることもあり、個々の部活道を舞台として織りなされる人間模様も含め、多彩な物語を紡ぐことだできたのではないかと自負している」(筆者あとがきより)
みんなの感想まとめ
日本一の高校部活を訪れ、その強さの秘密を探るノンフィクション作品は、幅広い競技から26校を取り上げています。サッカーやバスケといったメジャー競技だけでなく、フェンシングや競技かるたなど多様な種目が紹介...
感想・レビュー・書評
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各競技の最強校探訪。数が多い分掘り下げ切ってはいないので、強さの秘訣やその特色、共通項を見るというよりは、こんな競技があってこんな高校が強いのかといった未知の世界を眺める新鮮さがあった。従来日本のスポーツは学校単位だったが、プロクラブのユースやアカデミー組織など、強化育成の選択肢は以前より広がっている。ここらで部活の功罪を整理するのはそれなりに有意義だろうし、次はそんな著作に期待。
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様々な種目での高校部活で突出した強豪校を訪ね、その指導者や現役高校生に如何に強豪となり得たのか、普段の練習の様子などを取材したノンフィクション。取り上げる部活には野球、サッカーなどのメジャー種目だけでなく、フェンシング、卓球など最近のオリンピックでの活躍で注目を集める種目から、競技かるた、弓道、アイスホッケーなど競技まで幅広く、26の部活を取り上げています。
強化法、指導法はその競技の特性に合わせて様々ですが、共通するのは、指導者が支配的・強権的に指導する昔の体育会のような方法ではある程度までは強化できても、日本一にはなれないということ。大半の指導者の方がそこで壁にぶつかり、そして行き着くのは選手の自主性や選手自身が考えるようにする指導です。登場する指導者の中には練習中はほとんど発言しないという人も。
選手の自覚・意識が高い集団では指導者に依存するのではなく、普段の練習メニューの計画も含めて自立した競技者を目指す方が選手の伸びしろは大きくなるようです。
選手の指導法に関する内容は大変参考になります。しかし、それだけではなく、見たこともないような競技の部活の話など、大変興味深い1冊でした。 -
参考になった。図書館から借りて読んだが、購入したい。
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共通のスキル、テーマ、哲学、理論、戦略を筆者が深掘りしてまとめる作業があれば5つ星。強いて言うならば、正しい指導と自主的に考え、行動できるチームが強いということか?
もっとクロス競技の対談があればいいと思う。同じ競技内でタコツボ化する傾向がある部活動をよりオープンなものにする意味で。よりクロスファンクションになればいい。メジャーのみならず、色々な部活を取材したことは素晴らしい。 -
【強豪校全国探訪。名門部活に名監督あり】あの高校はなぜ“強豪校”と呼ばれるのか。日本一の経験がある部活をたずねて、その理由を解き明かす。東福岡、洛南高校ほか。
日比野恭三の作品
