烏百花 蛍の章 八咫烏外伝

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 580
レビュー : 97
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163908359

作品紹介・あらすじ

八咫烏外伝 烏百花 蛍の章累計85万部に育ったヒットシリーズの番外作品集。第一部全6巻の壮大な歴史の流れの中、キャラクターたちは一方でどんな人間関係を結び、どんな風に育ち、事件の裏側でなにを思っていたのか。本編で描かれることがなかったそれぞれの物語には、著者ならではの深い人間観、切れ味鋭くキラキラした直球の感動と展開が満ちています。オール讀物に一編ずつ掲載され、電子書籍でも快調な売り上げを記録する4編「しのぶひと」「ふゆきにおもう」「すみのさくら」「まつばちりて」に加え、ファンの間でも熱い関心の的である二人の恋愛の萌芽を描く「わらうひと」、シリーズ人気沸騰の立役者・雪哉と若宮が軽妙なやりとりを展開する「ゆきやのせみ」の二編を書き下ろします。後に控える「第二部」の前に、ファンには喉から手が出るほど魅惑的な短編集となることはもちろん、本編を読んでいない人にも、異世界が舞台のリアルで鮮烈な人間ドラマ集として強くアピールできるはず。天才・阿部智里の世界を知る格好の一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 八咫烏シリーズの番外編。
    金烏・奈月彦を取り巻く八咫烏たちのスピンオフストーリー。
    奈月彦と浜木綿の幼き日の出会いや、雪哉の母、北家の姫冬木の生前の話、真赭の薄と澄尾のその後…など盛り沢山。
    八咫烏ファンには知りたかった話が聴けて嬉しい限りだろう。それぞれの個性が際立ち楽しく読めた。2016.12.23

  • 気になる澄尾と真赭の薄の顛末が、良かった。
    雪哉につながる「ふゆきにおもう」も興味深かったけれど、
    話としては、「まつばちりて」が好き。
    本編の細部を思い出せないので、これが誰に繋がるのかはわかっていないのだけど。うーん、彼か?
    この作家は、女の情念を描く方が、話に深みを出せるように思うなあ。

  • 八咫烏シリーズの外伝。短編集なのだけれど、全部の話が面白かったです。泣ける話もあれば笑える話もあり。
    読み終わってしまった今となっては八咫烏シリーズの新刊が早く読みたくて仕方がない。
    それにしても、澄尾とますほのすすきのもどかしいこと。どうにかならないものか…。

  • 6編。これは物語の完成度をより高くさせる内容だな。人間関係やら、表に出ないところで、なにが起こっていたかとか。またまた世界にすっかり入ってしまったよ。中でも2編。「ゆきやのせみ」はコミックにうってつけのような気軽な内容だけれど、本編にない若宮と雪哉の親密な間柄が紹介されていますね。「わらうひと」真赭の薄と澄尾の想い、それと未来を匂わせる内容で読み応えがありました。これからの物語が待ち遠しい。

  • 本編のサイドストーリー。短編集。

  • 図書館の本、まだ間の
    1冊を読んでないのに読破。
    早く、電子ブックを読み上げないと、文庫化は、6月ときいている。
    八咫烏は、改めて鳥なのだと思った話でした。

    電子ブック好きですか?皆さん。

  • 本編のようにミステリー感がないので、安心して読めます(^^;
    大体物語の流れは、分かっているからね
    あ~そうだったよね、と思い出しながら
    始めて読む人もここから入ったらいいのでは?

    この中に出てくる人たちは、自分を殺して人のために生きる人が多いなぁ
    過去に辛い思いをした、心に傷のある人たち

  • 刊行誌で先に読んだものもあったけれど、久しぶりの山内に触れることができて嬉しい。

    それぞれの立場や生き方ゆえに、愛するだけではどうにもできないせつなさが溢れていて、やるせない気持ちになりました。

  • 山内に住まう八咫烏たちを描いたシリーズの番外編にあたる。
    なんていうことのないささやかな短編が、本編での顛末を知っている読者にすると切ない。

    ちょっと感傷的にすぎる、と思っても、澄尾の男気にぐっときて、雪哉の生い立ちに胸を打たれ、悲しい顛末の恋物語に涙が出る。

    本編が完結した時にも思ったのだけれど、このシリーズ、まだまだ語る余地があるというか、続きがあるように思えてならないのだけれど、再開しないだろうか。

  • 「うーん、読まなくても良いかな〜」など、消極的な気持ちで読みはじめたものの、とても面白かった。シリーズ最終巻でスーパークールビューティになってしまった雪哉に悲しみを覚えていたのだけれども、この本の「ゆきやのせみ」という話で久しぶりに若宮とわちゃわちゃする雪哉が見れて良かった。
    その他も一つ一つの話が読み応えあって満足の一冊。
    【烏百花 蛍の章】というタイトルということは、別の章も出るのかな、と。それが蛇足にならなければ良いなと若干の不安、そしてまた読めるという期待が入り混じる。

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞。14年同大学院文学研究科に進学。デビュー作『烏に単は似合わない』がコミックDAYSにて松崎夏未氏により漫画化。

「2019年 『烏に単は似合わない(2)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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