肉声 宮﨑勤 30年目の取調室

  • 文藝春秋 (2019年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (242ページ) / ISBN・EAN: 9784163908687

作品紹介・あらすじ

日本中を震撼させた「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」の取り調べが録音されていた。初めて明かされる取調室での息詰まる対決!密室で語られた真実とは――昭和から平成、一九八八年八月から翌年六月にかけて埼玉・東京で四歳から七歳の幼女四人が次々と誘拐され殺害された東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件。犯人の宮﨑勤は「今田(いまだ)勇子(ゆうこ)」と名乗り、殺害した少女の遺骨と意味不明な自筆の紙片を遺族の自宅玄関前に自ら届けた上、犯行声明文、告白文を遺族や新聞社にまで送り付けていた。事件発生から約30年――。フジテレビ報道局は宮﨑の取り調べの音声テープを独自に入手した。逮捕直後、宮﨑は取調室で警視庁捜査一課の名物刑事に何を語っていたのか?入手した27本の音声テープを検証し、犯罪史上類を見ない“猟奇的な劇場型犯罪”の闇に迫る!

みんなの感想まとめ

テーマは、日本中を震撼させた連続幼女誘拐殺人事件の犯人、宮﨑勤の取り調べに関する音声記録を通じて、犯罪の深い闇に迫ることです。生々しいやりとりや関係者の回想が交えられ、資料も豊富に掲載されているため、...

感想・レビュー・書評

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  • 宮崎勤取り調べ内容を、当時の録音テープをもとに再現、検証したテレビ番組の書籍化。捜査員と宮崎との生々しいやりとり、取り調べ中にはネズミ人間など、詐病を疑うような発言がないことなどがわかった。

  • 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の犯人、宮崎勤の音声記録が、関係者の回想と共に生々しく綴られています。
    わかりやすい文章に加えて写真や書類等の資料も豊富で、理解が深まります。
    読了後に感じたことは宮崎の狂気ではなく、類似する事件の犯人にも見られる狡猾さと変質者的性格でした。
    異常ではありますが、彼だけが特別ということではなさそうです。
    まだ研究の余地があると思えた一冊。

  • 刑事と宮崎勤のやりとりが面白かった。取り調べってこんな感じなんかな。

  • 人殺しが「精神障害」で起こることがよくわかった。殺すことに何の躊躇いもない。矯正が効かない受刑者がいることもよくわかった。殺すことにも、殺されたことにも理由なんてないのだ。ただ、そうなっただけである。これを何か理由があるはずだと殺害までの逡巡を見つけ出そうとしても、出てこないはずである。

  • 何も言えない

  • フジテレビはどうやって宮崎の取り調べ録音テープを入手したのか。

  • 宮﨑勤ってほんと有名だと思う。今田勇子とか。でも若い世代は知らないのかも。酒鬼薔薇聖斗も知らないんだもんな。これも平成の事件なんだなー。フジテレビのドキュメントの書籍化。実際声を聴いてみたかった。犯罪ドキュメント好きの私がなぜ見逃したのか。残念。多重人格とかもこの事件から有名になったんじゃなかったっけ。ほんとに普通の人だったのか。手を上に向けられない障害がある、宮﨑勤がそれを持っていた、というのは初めて知った。

  • 「ねずみ人間」「被害者の骨を食べた」などの異常な発言が世間に衝撃を与え、また精神鑑定の結果が鑑定医によって異なるなど精神鑑定のあり方が問われることになった宮崎勤の事件だが、本書により取り調べの段階では常人とはズレた感性はあるものの、精神異常とまでは言えない普通?の青年像が浮かび上がった。ただ、本人による著作や数々の傍聴記から全くの詐病とも思えないと感じた。本書の最後に作田勉氏が述べているように「拘禁反応」と見るのが正解なのかも知れない。公判の途中までは多少話が通じていたにもかかわらず、中盤以降は全く意思の疎通が出来なくなった麻原彰晃にも通じる。
    長い拘置所での生活はまともな人間であっても精神に異常をきたすのではないだろうか。事件の全容解明のためにも、拘禁反応による精神異常の問題をもう少し重視すべきではないかと思った。

  • 反吐が出る。これ以上でもこれ以下でもない。

  • なんというか憤りしか感じない。

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