- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163908717
作品紹介・あらすじ
『ガリレオ、再始動!』
シリーズとしては、6年ぶりの単行本が、長篇書下ろしとして堂々の発売!容疑者は彼女を愛した普通の人々。哀しき復讐者たちの渾身のトリックが、湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。
突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。
かつて、沙織が町中を熱狂させた秋祭りの季節がやってきた。パレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
第一作『探偵ガリレオ』の刊行から二十年――。シリーズ第九作として、前人未踏の傑作が誕生した。
感想・レビュー・書評
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さすが東野圭吾さん!!!の一言。
原作はとても良かったです。
実写化されている物は原作を読んでから観るのですが
こちらの映画の方は少し残念。。。
非常に重要な部分が割愛されていたりと、
これで作者がOKを出したのが信じられません。涙
やはりあの大作を120分でおさめるのは無理なのか。。。
とはいえ、
原作の良さと実写版の迫力をダブルで味わえました◎ -
久しぶりのガリレオシリーズ
やはり東野圭吾作品は、超人気で多数の予約待ちの末、やっと手元に届いた
湯川准教授は、アメリカから帰国し教授に昇進?していた
何よりも驚きの変化は、クールで人とのしがらみを嫌う湯川教授が食事処「なみきや」で、相席で地域の人と馴染んでいる姿だ
人間が丸くなったのかと内海刑事に冷やかされていたが・・・
23年前に起きた卑劣で凶悪な少女殺害の犯人蓮沼は証拠不十分で無罪判決。そして、また3年前町の人気者の沙織が忽然と町から姿を消し、犯人は、先の事件と同一人物と思われるがまたしても処分保留のまま釈放になる
一度ならずも二度も犯人を起訴できず、ほぞを噛む警察
そして、犯人蓮沼が堂々と遺族をいたぶるかのように姿を現したことにより、町に憎悪と義憤の空気が流れ、ある計画が遂行される
トリックに次ぐトリック、ページが残り少なくなってきたところでの二転三転する展開に翻弄された
すんなりとは終わらせない東野マジックを、湯川教授は見逃さない
やはり、福山雅治と柴咲コウが頭から離れなかったが、これはもはやどうすることもできない
なみきやで地域の人と相席し、談笑しながら食事をしていたのは、親友草薙の悔しい思いを何とか晴らすためだったとは!
一見クールではあるが、情には厚い湯川教授の一面を見てほっこりした -
最近読書が全く出来なくなっていた私がほぼ一日で読了。
やっぱり東野作品は素晴らしいエンターテイメント性というか、引き込まれ方が半端ない。
グイグイ物語に引き込まれる。
ここしばらくそういう本を読めておらず、読書が遠のいていたのか??
なみきや で働く歌手志望の美しい女性が行方不明になる。
ある日、静岡のゴミ屋敷が火事になり、2人の遺体が発見される。それがその行方不明になった女性と、そこに住んでいた女性。
そのゴミ屋敷が、23年前、少女殺害事件で黙秘権を使い無実になった容疑者の母親の家だった。
犯人はこいつで、警察が落としてちゃんちゃん!と東野作品がなるわけもなく、話は次から次へと畳み掛けるように真実がわかっていく。
伏線回収も気持ちが良いが、これで終わりじゃないのかー!ってところも東野作品の良さ!とことん読者をいい意味で翻弄してくれる!
あー!楽しい時間だった!まるで映画を見ているようだった。きっと映画になるのだろうが(笑) -
ガリレオシリーズ。
中盤以降に解決に向けたかと思いきや。
事件のとても深い真相。意外な人間関係。事件の繋がり。
終盤以降に回収される伏線。謎。
やはりこのシリーズは深い。
最後「殺人」を認めたのは自身の復讐の完遂かな。 -
商店街の人気者の娘が行方不明になり、数年後発見される。
トリックも凄いけどやっぱりガリレオシリーズは切なみが凄い。
小説では湯川と草薙がバディって感じ。北村一輝好きだから映画も見たいな。 -
弟よりお勧めの一冊。
これで終わりじゃないだろうと思ったら、やっぱりもう一段。どうやって?というのは流石理系、面白かった。
Xの事も出て来てニヤリ、最後は皆さんの良識にお任せ…どこか金田一を思わせる。警察官ではないのが嬉しいし、救いな気がする。
文章自体は難しく書かれていない。物足りないが、読み進めると関係なくなってくる。映画化との事で楽しみ。 -
一気に読破してしまい、読破後、そういえば・・・・。
見落としが多く、ゆっくり読む本だと改めて思った。
最後の畳み込みがいつも圧巻で、とても魅力的なところ。
もやもやが最後にスッキリするところがいいところです。
著者プロフィール
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