ナナメの夕暮れ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 362
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163908878

作品紹介・あらすじ

オードリー若林、待望の新エッセイ集!『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』から3年。雑誌「ダ・ヴィンチ」での連載に、大幅に書き下ろしエッセイを加えた、「自分探し」完結編!ゴルフに興じるおっさんなどクソだと決めつけていた。恥ずかしくてスタバで「グランデ」が頼めない。そんな自意識に振り回されて「生きてて全然楽しめない地獄」にいた若林だが、四十を手前にして変化が訪れる――。ゴルフが楽しくなり、気の合う異性と出会い、あまり悩まなくなる。だがそれは、モチベーションの低下にもつながっていて……「おじさん」になった若林が、自分と、社会と向き合い、辿り着いた先は。キューバへの旅行エッセイ『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』では第三回斎藤茂太賞を受賞。「生き辛い」と感じている全ての人に送ります。

感想・レビュー・書評

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  • 誰かが勝手につくった「幸せ」を求めずに、力を入れずに生きることを肯定してもらえた気がした。


    印象に残ったのは、あとがきの「合う人に会う」という言葉。

    合う人を探さないといけないし、合う人には会わないといけないし、合わない人には会わなくてもいい。




    わたしが青森の舞台で見た若林さんは完全なスターだったけど、きっとあの輝きはこのモラトリアムがあったからこその輝きだったのかもしれない。
    たまに、誰のためにこの仕事をしているのか分からなくなると話されていたけど、若林さんの言葉や生き方に励まされている人は、たくさんいます。

  • 【オードリー若林、おじさんになる!】極度の人見知りを経て、著者はいかに立派なおじさんになったのか。雑誌『ダ・ヴィンチ』での連載に、書き下ろしを加えたエッセイ集。

  • 読んでいる途中で、共感して何度も泣きました。
    ・生きにくい
    ・自分はなぜか人と同じにできない
    ・伸びやかになれない
    ・自分で自分をしばって不自由だ

    そう感じている人には、刺さる言葉がいくつもあるのではないでしょうか。
    自分は人とは違っている、と悩んでいるのは自分だけじゃない、とわかるだけでも救いになります。
    いま私は30過ぎで「この歳になっても人と同じになれない自分」に絶望感がありましたが、この本の「自意識過剰な人間は歳をとると楽になる」という記述を読んで、歳をとることに希望が持てました。
    変わらない自分を一度受け入れて、変われることを楽しみに待ちたいと思います。

    自分の好きなこと、周りの人のいいところを私も書き出してみたいです。

  • 若林さんが自分探しを終了できたこと、励みになります。

  • セーターがチクチクすると訴えて「チクチクしない!」って怒られるの、なんて可哀想なんだろう。
    同じ服を着て、チクチクする人もいればしない人もいる。
    しない人が大半だとして、少数のチクチクする人に我慢を強いるのは乱暴だ。
    少数だってだけで軽んじられていいはずない。
    話が飛ぶけど少子化の問題だって。
    2人以上産め、とか提言するのは簡単。
    でもそのとき、対象とする人たちの人生を想像してるだろうか。
    理想の未来を描くにはまず、目の前の現実に寄り添ってほしい。
    自分もなるべくそんな人間でいたい。

    若林さん、こんなに自分の悩みや辛さ、憤り、疑問を明確に言語化できるなんてすごい。
    本当にずっと、自分と向き合ってきたんだ。
    しんどかっただろうな。
    気の合う人と過ごしたり、趣味を楽しんだりして、穏やかな時間をたくさん過ごしてほしい。
    偏頭痛も良くなることを祈ってます。

  • 10万部おめでとうございますの報を聞きつけ(以下略)
    発売日に買っていたはずだけどようやく読了。
    ゆうても連載で読んでたし、書き下ろしの二部は前に読んでいたので、2週目みたいな感じだったけど。

    乗り超えるとか、成長とか、諦めとか、まあそう言うのとはまた違う、違うと言いたいけど結局は同じ、かもしれないし、な2冊目だった。
    分かると頷けることもあるし、何で、と言うこともあるし、まあラジオは部室だけどこっちは、泊まりに遊びに来てるとき、みたいな感じなのかもなぁ。

    すごく考えてはいて、冷笑に対してすごい怒りを持っている一方、インスタやツイッターは毛嫌いして冷笑しているのが、まあ人間ってそういうモノなんだろうなー、という感じ。
    オードリーと若林さんにとってのこの10年で、やっぱりツチヤタカユキというものはいろいろターニングポイントだったのかなぁ。あれからリスナーとの距離感が変わった感じ。良きにつけ悪しきにつけ。

  • やっぱり好きです。本人も書いている通り、前作より纏まりがないのは確かですが、それがまたいい。若林さんほどではないけど、分かりやすく生きられない私にとっては丸くなった若林さんが嬉しくもあり。自分も素直になっていけるかなと思わせてくれます。

  • なんだかな~、今回は素直に膝を打つ感じにならない。紀行エッセイが読みたいかな。

  • 『そして、親父が死んでからは本格的に冷笑・揶揄は卒業しなければならないと思い始めた。死の間際、病室で親父が「ありがとな」と言いながら痩せこけた手で母親と握手している姿を見たからだ。

    その時にやっと、人間は内ではなく外に向かって生きた方が良いということを全身で理解できた。教訓めいたことでもなくて、内(自意識)ではなく外に大事なものを作った方が人生はイージーだということだ。

    外の世界には仕事や趣味、そして人間がいる。内(自意識)を守るために、誰かが楽しんでいる姿や挑戦している姿を冷笑していたらあっという間に時間は過ぎる。』

    共感の嵐。
    捻じ曲がった自分の腐った心も真っ直ぐにしていきたいと思った。

  • 読みやすい!
    少しずつ自分を変えようとしてる
    若林さんに励まされる本。
    わたしもナナメに物事を見るタイプなので共感できた!

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著者プロフィール

若林 正恭(わかばやし まさやす)
日本のお笑い芸人。「オードリー」のツッコミ担当だが、当初はボケだった。
2013年に初の著作にして代表作『社会人大学人見知り学部 卒業見込』を刊行し、2017年『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を刊行し第3回「斎藤茂太賞」を受賞している。2018年8月、『ナナメの夕暮れ』を刊行。
趣味多数、その中に読書と本の帯収集がある。『アメトーーク!』人気企画「読書芸人」の常連。

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