おなかのおと

  • 文藝春秋 (2019年11月29日発売)
3.62
  • (11)
  • (21)
  • (23)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 382
感想 : 27
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784163909288

作品紹介・あらすじ

むぐむぐ、むしゃむしゃ、むふふのふ。

「美味しい」って楽しくて嬉しくて、

ちょっと切ない。



大好きな食べ物のことを考えると、私のお腹はきゅるると鳴り、

耳の根っこがきゅうっと痺れ、胸の奥がぎゅっと疼く。

書きたいことは揚げたてのメンチカツの肉汁のごとく、

はたまたもぎたての桃の果汁のように、

次から次へと溢れ出してくるのだった。



女優でモデルの菊池亜希子の子ども時代から母になった現在までの

「食」にまつわるエッセイ集! 著者によるイラストも満載。







階段裏でこっそり食べたお母さんの大きなおにぎり。

中学の時、好きな人と下校途中で食べたあったかい肉まん。

「がんばってね」と母からの紙切れが添えられた涙味のカップアイス。

モデルなのに、どうしても食べたかったカロリー満載のスティックパン。

役者の先輩に連れて行ってもらった居酒屋の衝撃的なハムカツ。

修羅場で疲労困憊の時に食べるわたしの「仙豆」。

ハロコン帰りのお出汁が心に沁みるうどん。

「冷めちゃうから早く!」と寝ぼけまなこの夫を急かす朝食……など。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おばあちゃんのミートソースの話が切なかった。
    あっこちゃんなりの優しさからしていた事だけど、子どもには分からない、大人同士のやり取りがあって、後悔しても取り戻せないもの。
    育児ノイローゼに気味になったときに、夫があっこちゃんのお母さんから煮豆の作り方を教えてもらった話がよかった。

    食には楽しい思い出もあるけど、悲しい事も思い出したくない事もある。
    嫌な思い出も、振り返れる出来事になったらいいな、と読んでいて、ふと思った。

  • 普段の生活の中の普通の食べ物のお話。

    特別な事をしなくても、
    心に残る食事の場面があって、
    クスッと笑えたり、切なくなったり…
    そんな、記憶を呼び起こしてくれる
    いいエッセイだなと思いました。

    菊池亜希子ちゃんの絵と文章、やっぱり好き。

  • あっこさんの文章、つくづく好きだなぁ。好きなものが多そうで、けれどもこだわりは強そうなエピソードに心が落ち着きます。面白かった。食べものエッセイ好きだ。
    子どもの頃のエピソードから、進学とお仕事で上京して、ご結婚されて娘さんが生まれて…と、人生の変遷がうかがえるのも良いです。楽しい事ばかりじゃなくて、チクリとした思い出や、育児奮闘記ももの凄いけど、まっすぐで眩しい。イラストもかわいい。
    ベランダラーメンの話なんだっけ…と思いました。カルテットか!!
    住んでる地域から電車で何駅かのとこには、メリーゴーラウンドのあるミスドがあります。動いてるやつのはず…まだ行ったことなかったから今度行ってみよう。アジアのカレーもまんまと食べたくなりました。

  • クスッと笑えたり、ジーンとしたり、アッコさんの書く文章が好き。
    お母さんの手紙とアイスは同じような経験があるため、胸にこみあげるものがあった。

  • 菊池亜希子さんの書く文章と絵が好きです。
    誰にも食べ物には良き思い出と苦い思い出があるものだなぁと思いました。
    「しくしくメロン」と「ぐらぐらパフェ」のエピソードが読みながらその場面を想像して私も胸がギュッとなる感じがして印象に残りました。

  • お腹が鳴るのが恥ずかしくてお母さんが握ってくれたおにぎりを休み時間にこっそり食べたり、おばあちゃんの作るミートソースをお母さんへの忠誠心から拒否をし、大して美味しくもない醤油かけパスタを食べ続けたり(後に、そのレシピがお母さんがおばあちゃんへ教えたものだと知るというオチも素晴らしい!)そんな誰もが共感できる食べ物に関するエピソードが、彼女らしい親しみやすい文章で書かれています。エピソード後に現れる、菊池亜希子さんファンならお馴染みのイラストも可愛くて癒される。
    一日の終わりに読んで「明日は何食べようかなー」と目覚めた後の食事をワクワクと考えたくなる、そんな「食いしん坊」という言葉がピッタリな本です

  • 一話が短く、肩肘張らず読みやすい。
    読んで、いい気分転換になりリラックスできた。
    グルメすぎず、地に足ついた日々の生活の中での食が散りばめられている。
    いい思い出も、少し切ない思い出も。
    人と人とで出会ってみたいなぁ、と『へそまがり』から感じてたことを、さらに思わせられた一冊。

  • 食わず嫌い王の話は、自分の感覚とは真逆で面白かった。

    好き嫌いが無いなんて、なんでも食べられてストレスも無くて羨ましいと思っていたけど、好き嫌いがあることを逆に羨ましい、かっこいいなんて思われてるとは…!

    人とご飯をシェアする場面で、この食材苦手だからこのメニューは選びたくないって言うのが申し訳なくて、なかなか言い出しにくかったのだけど、次からは勇気を出して伝えていくことにします!

  • 私個人も擬態語擬音語、オノマトペをかなり使う人で、周りから指摘されることもあるのですが、この作品は各節のテーマにオノマトペが。身近にある食べ物にまつわる作者の思い出などが織り交ぜられており、あー!と共感する部分が多かったです。食べ物の話って誰でもとっつきやすくてスーっと入ってくるのはもちろんだと思うのだけど、クスクスと笑える部分もあり、読んでいてほんわかしました。他の作品も読んでみたいな。

  • こだわりが傷つくところがあって、ほんわかしてるのに少し残念だったな。

  • 図書室本。ひさしぶりに菊池亜希子さんのエッセイを読みました。ファッションや散歩ものは昔とても好きでよく手に取っていましたが、食べ物エッセイも、やっぱり、ほんわかしている中にもこだわりの強い部分があって、良かったです。同じく胃腸の弱い少食な食いしん坊だからでしょうか。趣味嗜好にどこか似ているところがあると、勝手に親近感を覚えています。

  • ほわほわ。おもしろかった。

  • やさしいあっこちゃんの綴る本。
    彼女らしくやさしく、あたたかく、小さなエピソードがいっぱい。

    かもめブックスで購入した思い出の本。

  • 食事ってやっぱり家族なんだなー。
    家族の変遷と食事の関係がよく見えるお話。

  • あっこさんのあたたかい人柄がとてもよく伝わってくるエピソードたち。ドラマ「カルテット」であっこさんと龍平さんが一緒にベランダでラーメンを食べるという私得かつ大好きなシーンについても綴られていて最オブ高でした

  • 「おなかのおと それから」を読むと色んな思いが頭の中をよぎってしまいます。

  • 『好きよ、喫茶店』が好きなので
    手に取りました〜。

    ことばの「音」の選び方が
    なんとなくホンワリしていて心地よい。
    だから、書かれている食べものの話も
    心地よく感じるのです。

    1章ごとにはさまれる
    自作のイラストもいいなぁ。
    味覚と記憶が結びついている。

  • モデルの著者が、雑誌「クレア」に連載していた食にまつわるエッセイと、自身の出産と子育てのエッセイを書き下ろした1冊。自身のイラストも良い感じでした。

  • .2020.1月。
    あっこちゃん!家族との昔の話は、まる子を思い出した。平成のちびまる子ちゃん。泣けてきたよ。食べることがほんとに好きなんだな。ブサイクな気持ちでごはん食べちゃダメだなと反省。あっこちゃんみたいにおいしく幸せにごはんを食べたい。

  • 美味しいものと思い出はセットになっていて、更にごはんの美味しさを増やすエッセンスの一つなのだなあ。と感じる一冊。書かれているものがむしょうに食べたくなってしまう温かいエッセイ(・∀・)

全21件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

女優・モデル。1982年岐阜県生まれ。モデルとしてデビューし、その後、映画やドラマ、CM、舞台などで女優としても活躍。主な出演作に映画『森崎書店の日々』『グッド・ストライプス』などがある。著書は『菊池亜希子ムック マッシュ(VOL.1〜10)』(小学館)、『へそまがり』(宝島社)、『好きよ、喫茶店』『続・好きよ、喫茶店』(ともにマガジンハウス)など多数。

「2021年 『こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

菊池亜希子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×