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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784163909325
作品紹介・あらすじ
ノンフィクション作家 保阪正康氏が絶賛!
昭和史の“静かな怪物”が、もう一人いた。
「この小説は、まさに“戦後史の岐路”を描いた一冊。現憲法は誰によって、どう作られたのか。占領する側、される側の闘いを再現させたドラマだ」
終戦直後の昭和二十一年の初め、連合国最高司令官総司令部(GHQ)の方針に従い、国会内の委員会で政府試案をまとめたが、GHQは拒否。そればかりか、GHQ憲法草案を押し付けてきた。この案を翻訳し、日本の法律らしく形を整え、新憲法の下敷きにせよ、というのだ。
わずか二週間で翻訳にあたることになったのは、内閣法制局の佐藤達夫。吉田茂外相(当時)と話す機会を得た佐藤は、GHQ案の問題点をまくしたてる。それを聞いた吉田は、佐藤に言った。
「GHQは何の略だか知っているかね? ゴー・ホーム・クイックリーだ。『さっさと帰れ』だよ。総司令部が満足する憲法を早々に作っちまおうじゃないか。国の体制を整えるのは、独立を回復してからだ」
かつて司馬遼太郎は、『坂の上の雲』で、明治という時代の明暗と、近代国家誕生にかけた人々の姿を小説にした。
そして今、昭和史の分岐点を描いた小説が誕生した。
みんなの感想まとめ
戦後の日本国憲法の成立過程を描いたこの作品は、GHQ占領下の緊迫した状況における憲法作成の物語です。敗戦直後、佐藤達夫が内閣法制局の一員としてGHQの圧力に抗いながら、憲法の草案作成に挑む姿を通じて、...
感想・レビュー・書評
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GHQ占領下での憲法作成の話。敗戦直後の弱い立場で、一語一句身を削って勝ち取った、もしくは涙をのんで飲み込んだ、その結果の憲法なんだと知った。
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戦後の憲法改正に身を捧げた人々の物語。
結論ありきながら、進駐軍の圧力に何とか抗おうと垣間見えるプライドがアツい。
9条2項の冒頭の一言を入れたのは、その後の展開からしてファインプレーに近いんだろう。
でも、さすがに集団的自衛権を認める解釈にはならないんだろうなと個人的には思う。 -
現行の日本国憲法が成立した経緯が描かれています。当時の内閣法制局官僚・佐藤達夫の視点を中心にしつつも、当時の国内外の情勢も交えて中立的に語られています。
最初の草案を作成する際のGHQとのやりとりに緊迫感があります。当時の日本人が並々ならぬ想いで憲法の改正にあたっていたんだということが分かり感動しました。現在の改憲の問題について考える材料の一つになるものだと思います。 -
20190308-30憲法創設までの苦衷と希望が伺える。花より土が大事だと最期のまとめで希望が持てます。漢字と旧仮名遣いで途中断念しそうになったけれど、読み切って良かった!
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【終戦直後、日本のために戦った官僚たちの物語】最高司令官総司令部(GHQ)が、憲法改正案を押し付けてきた。この時、日本の未来のために抗った官僚と政治家たちの戦いを描く。
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著者プロフィール
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