執念深い貧乏性

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 91
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163909349

感想・レビュー・書評

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  • アナーキストの素養は基本的に無い事は自分で分かっていますが、そういう方向性に魅力を感じる瞬間がある事もしばしばあります。反抗出来るという事は、言いたいことを言えるという事でもあるので、そこには多大なる魅力を感じます。
    さて、伊藤野枝の伝記で非常に気になって著者の本を読んでみました。おちゃらけた文章ですが騒乱を好む人々のお祭り騒ぎが封じ込められていて、読んでいるうちに感化されそうな怖さが有ります。授業で焚きつけられていたら、影響されやすい僕もアナーキストになってしまうかも。

  • この栗原康という人は面白い人です
    狂気的にという意味で
    アナキズムのなすべき技?

  • ファーマータナカの本棚。
    題名からして、きっとおちゃらけた軽めのエッセイでお似合いだろうと手に取ってみたら、何か既視感のある波動が伝わってくる。
    後付だが、著者はアナキスト大杉栄の研究者だった。
    滅多矢鱈擬音連発しながら、無政府というよりギリシャ語源に近い、支配・権威・根拠からの脱出を叫んでいた。
    上品上流な階層の方には、勿論お勧めしません。

  • 【自分の人生を爆破せよ!】女相撲、安倍政権、奨学金、共謀罪、魔界転生、キムチ、即身仏……いま注目のアナキズム学者は言った。自分の人生を爆破せよ、と。

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著者プロフィール

1979年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。著書に『大杉栄伝 ―― 永遠のアナキズム』(夜光社)、『はたらかないで、たらふく食べたい ――「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)、『村に火をつけ、白痴になれ ―― 伊藤野枝伝』(岩波書店)、『現代暴力論 ――「あばれる力」を取り戻す』(角川新書)、『死してなお踊れ ――一遍上人伝』(河出書房新社)、『菊とギロチン ―― やるならいましかねえ、いつだっていましかねえ』(タバブックス)、『何ものにも縛られないための政治学 ―― 権力の脱構成』(KADOKAWA)など。

「2018年 『狂い咲け、フリ-ダム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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