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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784163909356
作品紹介・あらすじ
「KUMAさんの言葉の内側には 命へのぶ厚い歓喜がへばりついている」
――井浦新さん(俳優)推薦!
甲斐駒ヶ岳の山岳地帯に作業場をかまえ、鉄のゲージツ家として活動を続けてきたオレ。後期高齢者となった今は、畑に野菜を作って猿や鹿との攻防を繰り広げ、奈良東大寺から蓮の根をわけてもらい、美しい花を咲かせるのに熱中する日々だ。
そんな作業場へ、サングラスを掛けたスキンヘッドの男たちがやってきた。
「ああ、そうか。マロの一味だな」
「はい、弟子の舞踏者です」
目をやると、テンガロンハットに黒い革のコートをまとった「中央線の魔王」が、桜の木に寄りかかっていた。オレの作品のガラスの柱を舞台に使わせてほしいと言うのだ。
「クマ、一緒に踊るか」
「オレが? マロと?」
子どもの頃から歌も踊りも苦手なオレだが、マロに「ダイジョーブ、俺が演出するんだ。素直な躰ひとつ、お持ちいただけるだけでよろしいので」とまで言われて怯むのは「私に生きる才能は残っておりません」と白旗を掲げるようなものだ。・・・
こうして白塗りのメイクで、マロが率いる舞踏集団の初舞台を踏む「戯れの魔王」。
オッカサンの死を看取り、蓮の花が開いて散るまでを見守る「蓮葬り」。
毎朝、遥拝してきた甲斐駒ヶ岳の奉仕登山にいどむ「アマテラスの踵」。
山岳の作業場に迷い込んだ瀕死の仔猫を助ける「ささらほーさら」。
泉鏡花文学賞受賞『骨風』のKUMAさん、生きる実感に満ちあふれた最新小説集。
みんなの感想まとめ
生きる実感に満ちた四つの小説が収められており、特に母の死を見つめる「蓮葬り」や、舞踏家麿の演出による「戯れの魔王」が印象的です。作品は飾り気がなく、訥々とした言葉で心の内側を表現しています。主人公が舞...
感想・レビュー・書評
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『戯れの魔王』著者、篠原勝之さんインタビュー。 「この世にいる、ってコトがおもしろい」 | アートとカルチャー | クロワッサン オンライン(2019年05月11日)
https://croissant-online.jp/life/92489/
『戯れの魔王』(文藝春秋) - 著者:篠原 勝之 - 陣野 俊史による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS(2022/04/22)
https://allreviews.jp/review/5273
戯れの魔王 篠原勝之著…評・戌井昭人(作家) : 書評 : 本よみうり堂 : エンタメ・文化 : ニュース : 読売新聞オンライン(2019/02/24)
https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/review/20190223-OYT8T50158/amp/
『戯れの魔王』篠原勝之 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163909356
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「『KUMAさんの言葉の内側には 命へのぶ厚い歓喜がへばりついている』
――井浦新さん(俳優)推薦!」
小説は、読んだコトなかった。
手元にあるのは、カバーに作品の写真が使用されたカフカ「変身」角川文庫のみ、、、
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「クマさん」の愛称で呼ばれる篠原勝之氏の4編の随筆を収録したもの。母親の死を扱った「蓮葬り」、舞踏家麿さんの演出した作品に出演した「戯れの魔王」は、飾り気はないが訥々としたいい作品だと思った。
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【二足歩行はゆっくりと、手は光りさえわしむ】「クマ、一緒に踊るか」「オレが? マロと?」白塗りのメイクで大駱駝艦の初舞台を踏む表題作ほか生きる実感あふれる四つの小説。
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