家をセルフでビルドしたい 大工経験ゼロの俺が3LDK夢のマイホームを6年かけて建てた話

  • 文藝春秋 (2018年11月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784163909370

作品紹介・あらすじ

自分の手で自分の家を建てるーーこれこそ「男のロマン」ではないか!

フリーカメラマンの阪口克氏はある日、本屋で偶然、ログハウスの本を手にしたことをきっかけに自分で自分の家を建てるという夢にとりつかれます。まずは妻を説得し、その勢いでさっそく土地探しを始めました。東京、埼玉、千葉とめぐり、手に入れたのは埼玉・長瀞で見つけた288坪の土地。ところが、素晴らしい土地を手に入れたものの、そこではたと立ち止まってしまいます。実は阪口氏、大工経験ゼロで、最後にのこぎりを持ったのはいつだったか、というくらいDIYにも縁がない。なんで自分で家を建てるなんて考えてしまったのか、いったい俺は何から始めればいいのだろう……、貯金をはたいて買った土地を前に途方にくれるばかり。

しかし、このタイミングで待望の娘が誕生しました。こうなると途方にくれている暇はありません。娘のためにも新しい家を建てなくては、考えていても家は建たない、とにかく動くしかない、と阪口氏は自らを奮い立たせ、家の設計、電気水道の設置、材木店での材木購入、材木の加工と手さぐりで進んでいきます。

周囲の人たちの力も借りながら2年をかけてなんとか棟上げまでたどりつきますが、素人の工事がそんなにうまくいくはずもなく、ここからはトラブルの連続。屋根の断熱材が強風で何度もとばされて心が折れそうになったり、配管工事の溝掘りを失敗し、雨中の堀り直しで泥だらけになったり、記録的な大雪に見舞われ、完成前なのに家崩壊の危機を迎えたり……。娘はすくすくと成長していきますが、工事は遅々として進まず。いったいいつになったら家族は新居に入れるのか? 妻からも娘の小学校入学までには、と急かされますが、難題は次々と現れます。

家をセルフでビルドしたい、と思い立ってしまったアラフォー大工素人カメラマンが、6年の歳月を費やし、試行錯誤悪戦苦闘の末、ついにマイホームを自力で完成させるまでを綴りました。汗と笑いと涙の建築記であり、家はどうやって作られるのかを知ることができる実用書であり、ひとりの男が夢をかなえる年月を追体験できるノンフィクションです。

みんなの感想まとめ

自分の手で家を建てるという夢に挑戦した著者の6年間の奮闘記は、家族の成長や人とのつながりを描きながら、リアルな喜怒哀楽を伝えています。大工経験ゼロの著者が、土地探しから始まり、さまざまなトラブルに直面...

感想・レビュー・書評

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  • 読了しました。

    ■なぜ手に取ったのか
    建築士さんと一緒に話しする機会があり、家や施設を建てる本がネットでレコメンドされる機会が多くなってしまい、そんな中、表示された本で気になったので手に取りました。
    なぜ、気になったのかというと、私の高校の時の先生が、一人でログハウスを建てる挑戦をしていました。
    毎回授業でその話をされており、あーだこーだという話がとても面白く、ワクワクした記憶が残っておりこれはと思い、手にしました。

    ■何が語られていたのか
    ログハウスの自宅を、自力で建てることを思い立った著者が、土地を買うところから、6年かけて建築し、住むまでのことが語られています。
    初めて尽くしなので、計画を立てることができないため、課題、問題、トラブルが
    目の前に飛び出してくるごとに何とか乗りきりながら、おもしろおかしく暮らしていく日々がつづられています。
    建物を建てていく過程が、技術的にも、どんな人と付き合いながら進めなければ
    いけないのかが、リアルにわかる内容であり、そのやり取りも面白おかしく語られていました。

    ■何を学んだのか
    著者のムスメが生まれるころから、6年かけて建てるということで、子どもの成長と、建物の進捗を並行して書かれているのがとても印象的内容であった。
    合わせて、著者のパートナーはもちろん、著者自身の想いの変遷が、リアルに書き綴られておりとても人間くさい内容であり、身の上で起こったのかのうような思いで読むことができました。
    目の前の暮らしを一生懸命に、そして楽しく生きていく過程が描かれています。
    辛いことも、妥協することも書かれていましたが、何とかなるもなんだなーっと考えさせられました。
     「慎ましやかにそして楽しく生きる」ということが、どういうことなのかを得ました。また、家族とのやり取りが、ほのぼのとして、厳しい中にもゆとりがあるということがいいなと思えました。

    ■どう活かすのか
     体の動きと、頭の活性が一致させ、何かしっかりアウトプットすることの重要であるという、気持ちにさせてくれる本でした。

    ■どんな人にお勧めなのか
     自身で家を建てたいと思っている人、DIYが好きな人、何かを作ることが好きな人、 家族のあり方を考えたい人、建築士、ログハウスが好きな人にお勧めの本です。

  • 大工経験ゼロのカメラマンが土地を購入して、セルフビルドで家を建てるまでの記録。具体的な建築方法というよりか、セルフビルドしている際の喜怒哀楽(主に苦労)がリアルで面白い。家族の説得の仕方や素人の資材購入経路などが参考になった。
    しかし家を建てたくて読んだが、リアルさに気軽に家建てたいと言えなくなる参考書。

  • DIYか〜面白そうだな〜と思って読みはじめたが、なんと完成までなんと6年の歳月を要した超一代プロジェクトでした!(素人さんがイチからするのでよく考えたら当然ですね…)。 その間はこれまでのお仕事をストップして、第一子も誕生するという完成へのプレッシャーがずっとかかっている状態… これに乗り出した決断力と、気の遠くなるような作業をやり切った胆力にただただ感服しました。
    着工の年に誕生した娘さんが家の完成に近づくほどに成長する姿はとても微笑ましかったし、歳月の流れをリアルに実感できました笑

    それにしても志の強い人の周りには不思議と一緒に楽しんでくれる人が集まるものなんだな〜と思ったりもしました。

  • 自分で一から家を建ててしまったという人のルポ。土地探しから完成まで、6年の時間を掛けてコツコツと作り上げた。家の建築は、基礎知識、ノウハウ、アイデアが無いと難しい。素人の彼にも色々な問題が発生するが、周りの助けを借りて解決していく。周りの人達を惹きつける著者の人柄が完成に導いたのだろう。人間、その気になれば何でもできる。自分の家とそれを作る体験記を出版したいという著者の「意思の強さ」を感じた。

  • 出来ることなら私もセフルでビルドしたいよと思い手に取る。
    ログハウス的なものかと思ったら、ガチの日本家屋でトイレ風呂はもちろん、下水道もセフルでビルドされているのには恐れ入る。ビルド期間6年とは。
    地域の有名大工さんに頼んだ家の実家でも20年経つとガタが来ているが、その後もどうだかは気になるところ。
    自分で作るわけではないが、もう少し絵をいれていただけるとイメージがわかり有り難い。私の最近のテーマでもあるが、何か独立していると派生させ面白いコンテンツに出来るので楽しいよな。

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