あなたがひとりで生きていく時に知っておいてほしいこと ひとり暮らしの智恵と技術

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163909585

作品紹介・あらすじ

生涯に渡り「自立」の大切さを訴え、不慮の事故で急逝した著者が最後に我が子にむけて綴った「ひとり暮らし」のバイブル 2000年の『「捨てる!」技術』(宝島社)のミリオンセラーでシンプルライフブームの先駆けとなり、多くの女性に影響を与えてきた辰巳渚さん。 本書は、辰巳さんのご子息が大学に入学し、地方でひとり暮らしを始められるにあたって、“親から子へと伝えたいひとり暮らしの心構えとノウハウ”をまとめられたもので、2017年の夏から2018年の春にかけて執筆されました。 ところが、お原稿も完成間近の2018年6月26日、辰巳渚さんは不慮の事故のため、52歳の若さで帰らぬ人となられました。 まるで、ご自身の運命を予期されていたかのようなタイミングで書かれた本書は、はからずも、彼女が生涯に渡って訴え続けた「自立すること」や「家事」への想いやノウハウを、遺された息子さんと娘さん、そして多くの次世代の読者に伝える集大成ともいえる遺作となりました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はじめに――自立して生きていくあなたに第1章 はじめの3週間 あなたが生き延びるために必要なこと◆あなたを支える「食」について◆心と身体を休められるようにすること◆身なりを清潔に保つということ◆健康を保つということ◆お金を管理するということ◆安全に暮らすということ第2章 つぎの3か月 生活に慣れてきたら始めてほしいこと◆家事のパターンについて◆時間のパターンについて◆お金のパターンについて◆近所付き合いのパターンについて第3章 これからの6か月 季節や環境に合わせて暮らすということ◆季節の変化に合わせた部屋のしつらえ◆冬の家事で注意したいこと◆日本の季節の行事を楽しむ暮らし◆生活環境について検討する最終章 1年経ったら 生活しながら未来に向かって生きていくあとがき――母・辰巳渚のこと 長男・加藤寅彦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

感想・レビュー・書評

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    『あなたがひとりで生きていく時に知っておいてほしいこと ひとり暮らしの智恵と技術』辰巳渚 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163909585

  • この本は、親元を離れて初めてのひとり暮らしをしている若者に贈りたい本です。

    なぜなら、その経験がない方には全く響かない本だからです。

    でも、初めてひとり暮らしをし、ひとり暮らしの楽しさも寂しさも同時に知った時、この本はそんなあなたの気持ちに寄り添ってくれます。


    ひとり暮らしをする上で、必要な知識の乗っているノウハウ本のようでいて、その語り口はときに厳しくときに優しく、こどもの自立を応援する「母親」そのものです。

    あとがきで息子さんが語られていますが、著者の辰巳さんはこの本をほぼ執筆後、不慮の事故で永眠されました。

    辰巳さんが息子さんに「本」という形で、最期に伝えた愛情がつまっています。

    読み終えて、ちょっと涙ぐんでしまいました。


    私はこどもがひとり暮らしをするときには
    この本を持たせたいと思います。

    困ったり、寂しくなったり、でも親には頼りたくない、そんな複雑な心境なときには、ぜひこの本を開いて欲しいです。

  • 親から子へ伝えるように綴られた「生活の心得」。

    もうひとり暮らしのフェイズも終えて夫婦ふたり(子はいない)での生活に馴染んでいる段階だからか、そうそう、そうだよね、と頷きながら読み終えました。
    私がひとり暮らしを始めたばかりの大学新入生だった頃に、読めていたらもうちょっとしっかりと着実に生活しようと心がけられたのかもしれない。そう思いながら、でも生意気盛りのあの頃では、親から勧められて読んだとしても「口煩いな~」などと反発して終わったかもしれないとも思います…。

    「何が大事か」「何が難しいか」を知ってしまったいま読むとすんなり受け入れられる事実なのかもしれません。

    著者はこの稿をほぼ仕上げたのちに事故で急逝されたとのこと。
    ひとの命とはいつどうなるか本当にわからない。ご長男の手によるあとがきを読みながら、誰もが明日を知らぬ日々のなか、精一杯に生きていくことの果敢なさと幸せを思いました。

  • 自立することは周囲のありがたさや大切さを感じることなのだ

  • 一人暮らし始める人向け。

    家事をすることで、
    自分の気持ちを落ち着かせることは
    すごい分かるなーって思いながら読みました。

    『家事は「今ここに生きている自分」をしっかりと受け止める作業。それで、立ち直るための力を少しずつ蓄える。』

    辛い時こそ、家事するべし!

  •  ひとりで暮らすということ、自立するということを丁寧に書いている。
     出版された経緯を読むと非常に思いの強い本に思える。

     巻末の解説を読むと胸が痛い。

  • 途中まで

  • タイトルの通り、これから一人暮らしを始めますよというか人向け。

    家事の大変さを知ってもらうために子供に読ませるのもいいかも。


    風邪のひきはじめには大根、生姜、蜂蜜

    冬は暖かいものを飲む。

    匂いの元には素早く対応(生ゴミ、洗濯物など )

  • 若い人向けの本であるけど、老後の一人暮らしを想定して読んだ。今の生活にも役立つ点が多々あった。

  • 内容としては、入居後3日目あたりから役に立つような内容だと感じた
    生活基盤を整える部分に関してはあまり触れず、
    どう生活していくかについて、広く説明してくれている
    掃除炊事洗濯が主な内容で、全部できれば理想的だなあって内容
    あと、選択のほし方とか、食べ物の期限・買うものみたいな当たり前的な部分がわからない場合はかなり良い本だと思う
    一人暮らし前にとりあえず読んでおいて損はない本だと感じた、30分くらいでよめるないようやし
    自分的には全体的に70-80%できればいいかなとおもう
    それで、汚い・不健康・自堕落な一人暮らしは十分回避できると思う

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著者プロフィール

家事塾代表。
出版社勤務を経て、93年フリーのマーケティングプランナーとして独立。
2000年『「捨てる!」技術』が100万部を超すベストセラーに。
著書『ほどほど掃除のしかた』(小学館)『あなたを変える家事塾300のメソッド』(岩崎書店)『「片付けなくてもいい!」技術』(宝島社新書)等多数。

「2011年 『家づくりに「家事セラピー」を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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