ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ

  • 文藝春秋
4.03
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本棚登録 : 398
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163909622

作品紹介・あらすじ

「生きることって結局は楽しいんだよ」音楽と娘と自分の人生を真摯に愛する規格外な母リョウコのまるで朝ドラのような人生! 「リョウコ」とは、漫画家・ヤマザキマリの今年で86歳になる「規格外」な母親のこと。昭和35年、リョウコが27歳の時、勝手に仕事を辞め、新設された札幌交響楽団で音楽をやるため、半ば勘当状態で家を飛び出した。新天地・北海道で理解者となる男性と出会い結婚するものの早逝され、シングルマザーとしてふたりの幼い娘を抱えることとなる。戦後、まだまだ女性が仕事を持つのが難しかった時代。ヴィオラの演奏家という職業を選び、家族を守るために、大好きな音楽を演奏するために、リョウコが選んだ道は平坦ではなかった。鼻息粗く自分の選んだ道を邁進し、ボーダレスな家庭の中で子供を育てあげた破天荒・母リョウコの人生を、娘マリが語る。見本となるような「いい母親」ではなかったけれど、音楽と家族を愛し、自分の人生を全うする、ぶれないリョウコから娘マリが学んだ、人生において大切なこととは?昭和を駆け抜けたリョウコの波瀾万丈な人生!

感想・レビュー・書評

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  • ややさんの本棚から 
    ややさん、良い本選ぶじゃん?
    りま は これ 読んでみたいよ。
    今は 読めないけどね。 

    • りまのさん
      こ こんちくわって……100年笑える 、 、 、ヤバ !
      こ こんちくわって……100年笑える 、 、 、ヤバ !
      2020/08/09
    • りまのさん
      よろしくさん、こんにちは。
      よろしくさん、こんにちは。
      2020/08/09
    • りまのさん
      ややさんが、りまののフォローから消えた……
      ややさんが、りまののフォローから消えた……
      2020/08/12
  • ヤマザキマリ氏のアイデンティティに絶大な影響を与えた母、「リョウコ」さん。確かに破天荒と言えばそれまでなのだが、誰もが母親に影響されているんではなかろうか。リョウコさんは少なくとも子供を愛して、自立させるとゆう大切なことをしている。そう、自立。未だに親元で暮らし(収入はあるものの)親子べったりな私にはとても羨ましいと思えた。

  • 昭和40年代に、しかも雪深い北海道で、母子で生活するのはどんなに大変だったろうと思う。
    いつも留守の母親。寄り添う姉妹。親戚に預けられる肩身の狭さ・・・なんて、書いていると悲惨かと思いきや、大人になったマリさんは、母の生き方に、どれだけ自分が救われたかを思って、この本を書かれたのだと思うのです。(いや、ネタが豊富すぎて??)
    どんな時も、音楽に生きる生き方を貫き通したリョウコさんは、マリさんの生き方に多大な影響を与えたであろうことが伺えます。
    大人になったマリさんに、感謝されるお母さんリョウコは、マリさんの支えでもあるが、ライバルでもあるように思うのです。
    マンガは、各エピソードのダイジェストになっています。
    「マヤとその周辺」に描かれていたおばあさんの正体?がわかり、少しだけ心が和みました。

  • 文中の漫画の造形がすごくいい。こういうのかけるのは強い。

  • ヤマザキマリさんの本はまだ読んだ事がなかった。
    でもとても気になる方だったので、この本が面白いと聞いたので読んでみました。

    マンガのお母さんが怖いんですけど(笑)
    確かにこのお母さん、破天荒過ぎる。
    子供を置いたまま演奏旅行とか考えられない。
    まっ、近しい方たちに娘たちを預けては行くけれども・・・

    母になっても、1人の人間として貫き通した方なのかな。
    子供は、たくましくなりますね。

  • ヤマザキマリさんのエッセイたくさん読んでいて、
    ご主人のイタリア家族の漫画は笑いました。
    でもマリさんのお母さんの凄さは、
    そのイタリア家族を超えている…。

    かねてからマリさんは私の好きな須賀敦子さんと共通することが多いと思っていました。
    北イタリアの男性と結婚し、その家族のことを描いている。
    けど、この本を読んで、母リョウコさんも
    敦子さんとの共通点たくさんあると思いました。

    カトリックのスーパーお嬢様で、年も同じ位、
    けっこうお転婆
    本をたくさん読んでる
    父親が海外に行っている
    そして本人もおとなになって一人、親から遠く離れ
    その後未亡人になっている。

    ヤマザキマリさんは漫画家だから、登場人物の性格が須賀敦子さんとずいぶん違うように見えますが、案外じっさいは同じ感じだったのではないでしょうか?

    マリさんはリョウコさんについてこう述べます。
    〈ありのままに生きていて充足している人は
    等身大以上の自分になろうとしない。
    自分はこうありたい、
    こういう人間であってほしい、という理想もなければ、
    それを叶えるために躍起になったり虚勢を張ったりすることもない。
    なぜなら、今の、この世に生まれた、
    かくある自分で十分満ち足りているからだ〉
    参考になります。

  • 女性が音楽で生きていく事が難しい時代…。
    度胸があり愛情も深いリョウコさん!
    素晴らしいと思いました。
    本を世に出す事でお母様に感謝してらっしゃるように感じ…心温まる作品。

  • 『テルマエ・ロマエ』の作者ということくらいは知っているが、後は何も知らずに読んでみた。『私を育てた破天荒な母・リョウコ』ということで、マリさんの母上のエピソードの本である。確かに時代を考えると進んでいるな~と感心するが、『破天荒・規格外』と煽るほど猛々しいものは感じない。好きな事(音楽)を人生の軸に置き、ブレない思考・自然を愛し・母であるけどそれに振り回されない素敵な人だと素直に思った。漫画も途中で挟まっているのだが、漫画が上手い(当たり前だけど...文章よりうまい)。漫画でもっと読みたい。(新刊発掘本)

  • 雄々しく、カッコいい。
    その一言に尽きる。

    ヤマザキマリが描く漫画も好きだが、エッセイもかなり面白い。
    たまたま開いた女性誌のエッセイで語られる強烈な母・リョウコの話が面白く、たまたま書籍化された本書を手に取った。

    若き日のリョウコはとても可憐だ。

    この外見とは裏腹に、暴走列車よろしく望みを叶えるために突き進む姿は、清々しいほど雄々しくカッコいい。
    子供を子供扱いせず、自分と同等に見ている節もあり、そう言った意味で、進んだ親であり大人なのだと感じるし、他方で、離別した元夫の母親を迎えに行くエピソードを読むと、愛情や情け深い性格も見て取れる。

    雄々しく愛情深い破天荒な母・リョウコ。
    自分の親だったら嫌かもしれないが、ひとりの人間としては、途方もなく魅力的だ。

    ヤマザキマリは、リョウコの若き日の写真によく似ている。
    質実剛健な作風なのに、外見は極めて可憐だ。
    母娘って似るもんだなあという事と、漫画のリョウコの、ザンバラで目をギラギラさせている鬼ババ風の外見は、行動力に全振りしたイメージだったのかというのが感想。

  • たくましい。。。

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著者プロフィール

ヤマザキマリ

1967年東京生まれ。漫画家・文筆家。東京造形大学客員教授。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞 受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章綬章。著書に『スティーブ・ジョブズ』(講談社、ウォルター・アイザックソン原作)、『プリニウス 』(新潮社、とり・みきと共著)、『オリンピア・キュクロス』(集英社)、『国境のない生き方』(小学館新書)、『パスタぎらい』(新潮新書)、『ヴィオラ母さん』(文藝春秋)など。

「2020年 『たちどまって考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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