瞳のなかの幸福

  • 文藝春秋 (2019年2月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784163909783

作品紹介・あらすじ

いままでは、少しだけさびしかった。でも今は、幸せの意味を知ってる。

金色の目をした小さな「幸福」が教えてくれたこととは――。





東京でカタログ雑誌の副編集長をしている、妃斗美(ひとみ)。

長く付き合ってきた恋人から婚約を破棄された過去を持つ彼女は、

その後、35歳になるまで他の人とは恋愛せずに生きてきた。



「姉貴もそろそろ結婚しないと、薹(とう)が立ってくるぞ」

実家で弟に心ない言葉をかけられ、

やりきれない思いをかかえながら東京に戻ってきた妃斗美の目に留まったのは、

不動産屋の「お買い得な一軒家有り」という貼り紙だった。



「家さえあれば、ひとりでも」



突然、そんな思いにとりつかれた妃斗美は、理想の家を手に入れるために動きはじめる。

保証人問題など波乱のすえ、やっとのことで家を手に入れた途端、

天から降ってくるように訪れたのは、最高のパートナー、猫との出会いだった。



猫は、彼女に何を与え、何を奪っていったのか。

幸せの意味を問い直す、傑作書き下ろし長編。

みんなの感想まとめ

幸福の本質を問い直す物語で、独身キャリアウーマンの妃斗美が理想の家を手に入れ、愛猫と共に過ごす日々を描いています。彼女は、恋愛の終焉後も幸せを求め、家と猫の存在がどれほど心を満たすかを実感します。愛猫...

感想・レビュー・書評

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  • 家を買って猫を飼ったら、もう結婚できない!?   小手鞠るいインタビュー『瞳のなかの幸福』 幸福の意味を問い直す書き下ろし長編小説 | インタビュー・対談 - 本の話
    https://books.bunshun.jp/articles/-/4642

    『瞳のなかの幸福』小手鞠るい | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163909783

  • 遠回りしても、いつか心を埋める物が見つかるといいね。

  • 良かったです
    働くキャリア女性の生き方の話だと思ったのに
    最後は、猫との生き方の話

    ひざに、ロシアンブルーを乗せて
    一気読みしました(^^)

  • 久しぶりに一気読みしてしまいました
    私はこういう奇跡みたいな終わり方、結構好きです。
    ちょっとだけ心が明るくなるような、幸福を感じられる優しくて暖かいお話でした。

  • 女性が独身でいることの居心地悪さとゆうか、劣等感とゆうか…地方にいるといっそう強く感じる諸々の圧。都心で優雅に暮らしている人でも感じるんだなぁと。
    家と猫。たしかに、愛するそれらが幸せをくれるっていいなぁ。人との幸福が終わってしまった後なら尚更。
    「幸福とゆうものの正体」に、なるほどと思う。
    大きければ大きいほど失うことへの不安や悲しみも大きい。相手が人でも猫でも。
    ペットを飼いたいけれど世話をする自信がないので、ラボットが欲しいなぁとここ数年わりと真剣に考えている。
    愛し愛される対象が欲しいと思うのは、どんな人でも心のどこかで密かに持っている想いかも知れない。自分も含めて。

  • 令和の女性の生き方が書かれている。昭和の時とは随分と違ったライフスタイルだ。
    時代は確実に変わった。
    ところで後半の猫の話はなんで書いていたのか分からない。最後の結論はかなり無理がある。

  • 久しぶりに読んだ小手鞠るいさんの本。
    昔読んだ時に感じた印象と全然違ってた!
    すごく穏やかな世界に入っていける、、。

    独身でバリバリのキャリアウーマン、、
    私からしたらすごく素敵で結婚すること
    子どもを持つことが全てではないって思えた。
    “幸せ”は瞬間瞬間に感じるもの♡
    何だか素敵だな〜!

  • 幸福に裏切られて愛を知る

    深いね。

  • 自分が同じような状況であった時、ここまで行動に移せるだろうか…?それでも自分だけのお家は憧れるし、可愛いお猫様との二人?暮らしはとても夢があっていいと思います。その後の話も読みたいです。

  • 一軒家と猫が欲しくなる

  • がっかり..

  • 結婚より仕事を優先する女性 妃斗美(ひとみ)が一戸建ての家で猫との幸福な生活を見つける物語。
    印象に残った文章
    ⒈ そこに何もないということは すべてがそこにあるということ
    ⒉ 自己中心主義は返上し、きょうからわたしも猫中心主義
    ⒊ これからは人も、愛せるかもしれないと感じていた

  • 自分にとって慈しみ愛せるものは何か
    いろいろ考えさせられる作品。
    後半に猫ちゃんが可愛い。
    ラストが漫画チックで出来過ぎな部分だけマイナス。

  • 2019.07

  • 7年前に婚約破棄された主人公。現在は恋人もおらず、女性向けカタログ雑誌の副編集長として仕事に打ち込んでいる。SNSからは距離を置き、紙の本を愛する。そんな彼女は1人で生きることを決意し小さな家を手に入れる。引っ越し先で出会った小さな命。前半は“お仕事小説”として、後半は“猫愛小説”として楽しめる、猫好きにはたまらない小説だった。クライマックスではぼくも経験した悲劇が……。泣けた(^_^;)

  • 小手毬らしい内容ですね。

    女性の生き方の一つです
    流れに流されつつ、本流は自分の意志のもと流れてゆく姿がつづられている。

  • お得な一軒家かぁ、そんな物件に出会えて、これは自分の稼ぎでなんとかなりそうなどと思ったら買ってしまう…かも。
    この家を手に入れてから、猫がくるし、でいい方向に転がっていったような気がする。
    あとから考えればそれが転機なのかもしれないけれど、その場面では気づかないよね〜。
    チャンスがあれば何にでもチャレンジしておくべきなのかも。やって損することはなさそう。

  • S予約
    途中挫折

  • 自分に重なって、共感しながら読んだ。ほぼ一気読み。最後の方、妃斗美の気持ちになって焦って胸が締め付けられてしまったけど、本当の最後でホッとして涙が出てしまった。

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。
詩とメルヘン賞、ボローニャ国際児童図書賞、小学館児童出版文化
賞などを受賞。松倉香子さんとのコラボ作として『お菓子の本の旅』
『少女は森からやってきた』『未来地図』『晴れ、ときどき雪』『泣くほど
の恋じゃない』『瞳のなかの幸福』(以上、カバー装画)『ようせいじて
ん 星座のようせい』『うさぎタウンのおむすびやさん』『うさぎタウンの
パン屋さん』『ゆみちゃん』(以上、挿画と装画)。本作は、松倉香子さ
んとの初のコラボ絵本となる。

「2025年 『まほうの絵本屋さん 月夜のチョッコラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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